2019/10/17

ソフトバンクからの緊急連絡を装ったフィッシング・メール

ソフトバンクからの緊急連絡を装ったフィッシング・メールが頻発しているようで、今朝、私のところにも届いた。引っかかってしまわないように注意を呼びかける意味で、今日の記事とさせていただく。

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メールの内容は、こんなようなものだ。

現在、公式有料サービスにおいて無料体験が本日終了し定額サービスがスタートしました。

本日キャンセルすれば、料金が請求されることはありません。

継続を希望されない場合、下記【キャンセルはこちら】よりお手続きをいただけますようお願いいたします。

私は有料サービスの無料体験なんて申し込んだことがないし、差出人のメルアドを晒しちゃうと "masusrsr@gmail.com" というもので、ソフトバンクの公式窓口がどうしてフリーメールのアドレス使わなきゃいけないんだ。

【キャンセルはこちら】とされたリンク先にしても URL がわけのわからない文字の羅列で、ソフトバンクがこんなアヤシいページ作るわけがなく、フィッシング・サイトであることがバレバレだ。それでも「早くキャンセルしないと料金が請求されちゃう」とばかりに、あせってクリックしちゃう人もいるんだろう。

そもそも「無料体験サービス」なんてのは、フツーは一定の期間が終了したら改めて継続の申込みをしない限り自動的に利用できなくなるものだ。キャンセルしなければ料金が発生するなんてのは、よほどの悪徳サイトでなければあり得ない。

ソフトバンクとしてもこうしたフィッシング・メールが横行していることは十分認識しているようで、「ソフトバンクを装う電子メールに関するご注意」というページを作っているので、詳細はそちらをご覧頂きたい。

というわけで、くれぐれもご注意のほどを。

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2019/10/16

久しぶりで「暇な週末」になると思ったが

実は今週末に甲府に出張する予定があったのだが、台風 19号による土砂崩れの影響で JR 中央本線が運休している上に、高速道路の中央道は通行止めが続いている。JR は 明後日の 18日に運行を再開すると発表したが、特急は当面運休になるらしい。

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そんなことなら自力でクルマを運転して行こうかと覚悟を決めたものの、それも思うに任せないようだ。山梨日日新聞のサイトから拝借した上の図をみたところ、中央道の復旧は間に合わず、一般道を行こうにも国道 20号が大月市で通行止めで復旧の目処が立っていない。

静岡から甲府まで北上する国道 52号は 18日の復旧を目指すというので、東名で静岡まで行けば何とかなるかもしれないが、例え開通したところで交通が集中して大渋滞になるだろう。正直言って、そんなに遠回りしてまで大渋滞のルートを辿りたくはない。

結局は中央本線の各駅停車でえっちらおっちら行くしかないと覚悟を決め直したところで、そもそもの出張目的であるイベント自体が中止という連絡が入った。台風被害でそれどころじゃないらしい。

というわけで、久しぶりで暇な週末ができてのんびり過ごせると思ったのだが、「それならば」と、急に臨時の仕事を押しつけられてしまった。結局のところ、「貧乏暇なし」である。

そして今月下旬は関西に出張してすぐに戻り、地元での仕事をこなして、またすぐに四国に出張となる。関西から戻らずにそのまま四国に行けたら楽なのに、我ながらスケジュールの組み方が下手である。

さらに来月前半は北海道に 2度飛ぶことになる。1度の出張で 2つの仕事をこなせばいいのに、それがスケジュール的にどうしても無理なので仕方がない。そもそも北海道は 11月に入ってからなんかじゃなく、夏のうちに行っておけばよかったなあ。

 

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2019/10/15

眠いといったらとにかく眠い

「春眠暁を覚えず」なんていうが、春でもないのに最近やたらと眠い。10年前の 11月には「季節の変わり目は眠い」なんて記事を書いているほどで、今の季節は眠いといったらとにかく眠い。

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一節によると、季節の変わり目は「睡眠の質」が落ちてしまうのだそうだ。夏と秋の境目で季節が行ったり来たりして、タオルケット 1枚で十分なこともあれば、毛布だけでは足りない夜もある。宵の口は暑苦しいほどでも、夜明け前頃は冷え込んだりすることも多い。「質のいい睡眠」を十分に取るのが難しい季節である。

というわけで、夕方ソファに横になって、スマホでメールのチェックなんかしていると、いつの間にか眠りに落ちてしまうこともある。こんなのを私は「気絶の如き眠り」と称している。時々妻に「あなた、また気絶してるわよ!」と起こされて、啞然とすることも珍しくない。

先日、ラジオで恐ろしい話を聞いた。聴取者からの投稿で、夜中に高速道路を運転していて眠くて堪らなくなったのだそうだ。無理せずに仮眠を取ろうと思ううちに、ほどなくパーキングに辿り着いた。左のウィンカーを出して入ってしっかりと駐車し、リクライニングシートを倒すとすぐに眠りに落ちた。

しばらく寝ていると、後ろからけたたましいクラクションが聞こえる。「何だよ、人がせっかく寝ているのに」と思って目を覚ますと、何と、自分のクルマは高速道路上を蛇行運転しているではないか。

左ウィンカーを出してパーキングに入ったというのは、一瞬の間に見た夢で、実はそのまま居眠り運転してしまっていたのだという。なんとも恐ろしい話である。

一炊の夢」というのは人生の栄華のはかなさを喩えた故事だが、飯が炊き上がる前に一生に渡る夢を見たというのだから、夢の中の時間というのは現実と連動しない。よくよく眠くなってしまうと、あっという間に気絶してしまうのだから油断がならない。

「ちょっと眠いな」と思った時点で、無理せず仮眠を取らないと、命を失うことにもなりかねない。一人でひっそりと命を落とすのはいいが、他人に面倒をかけるような死に方は避けたいものだ。

 

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2019/10/14

ウシガエルと恐竜、そして人類

先月 14日に、「ウシガエルの声が、先日の今週の月曜日の台風 15号襲来以後、ぱったりと聞こえなくなってしまった」と書いた(参照)。それまで裏の川土手で毎日「モウ、モウ」と鳴いていたウシガエルが、台風による増水で流されてしまったらしく、一匹もいなくなってしまったのである。

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それまで昼となく夜となく聞こえていた威勢のいい大音響が聞こえなくなると、なんとなく淋しい気がする。もしかしたら、どこかに産み付けられた卵が来年春に孵化し、夏過ぎにはカエルになって鳴き始めるかもしれないが、成体が流されたのだから、卵だって流されてしまっただろうと悲観的になってしまう。

ここに引っ越してきて以来 40年近くも親しんだあの鳴き声の主たちが、たった一度の猛烈な台風でいなくなってしまったのだから、地球温暖化に伴う気候の変化というのは本当にばかにできないものだと思う。ちょっと大袈裟すぎる連想かもしれないが、私は恐竜の絶滅という事実にまで思いを馳せてしまったよ。

恐竜は約 6,600万年前の白亜紀と新生代との境に多くが絶滅したと言われている。「多くが」と言うのは、小型のものは現在の鳥類として生き残っているとも言われるからだが、いずれにしても「いわゆる恐竜」という生物はほとんど絶滅してしまったわけだ。

その絶滅の要因は、巨大隕石衝突によって地球の気候が大きく変わってしまったことだとも言われる。いずれにしても、気候の変動は生態系に大きな影響を与えるのだ。

恐竜の絶滅が巨大隕石衝突による気候変動だったとすれば、最近の気候変動は CO2 の増加による温暖化である。この温暖化が気候を極端なものとし、大型で強い台風の頻発にもつながっているとみられる。

今回の台風 19号では、47人の死者が出たという。60年前の伊勢湾台風では 4,000人以上が犠牲になったが、当時は天気予報の精度が低く、情報伝達も今ほど発達していなかったし、さらに堤防整備などの社会インフラも整っていなかったので、これほどの被害規模になったのだろう。

それを思えば、これほどまでに情報が発達し社会インフラの整備も進んだ現代において、47人もの死者が出たというのはある意味大変なことだ。今後、このくらいの規模の台風が当たり前に襲来するとなると、常にかなりの被害を覚悟しなければならない。

恐竜が巨大隕石衝突による気候変動で絶滅したとすると、人類は CO2 増加による気候変動で絶滅するかもしれない。絶滅を免れるとしても、住みにくくてしょうがない環境になってしまうのは確実だろう。

そんなことまで思いが飛んでしまうと、我が家の裏の川のウシガエルに戻ってきてもらい、気休めでもいいから少し安心させてもらいたいものなのである。

 

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2019/10/13

台風 19号が去って

台風 19号が去って、慌ただしい 1日が暮れようとしている。我が家の裏の川は、川幅がいつもの倍ぐらいに広がっているが、どうやら氾濫はせずに済みそうだ。

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昭和 61年(1986年)、台風 10号崩れの低気圧で関東が大雨になった時には、この川が氾濫して、私は 3番目の子を身ごもっていた妻、2人の幼子、そして犬 1匹を連れて、高台の中学校に避難したのだった(参照)。あの頃と比べればこの地域も治水対策が進み、今回のような台風でも避難しなくて済むようになったことはありがたい。

さて、今回の台風 19号の報告である。早く言ってしまえば、我が家では大した被害は出なかった。先月の台風 15号では屋外のいろいろな設備がぶっ飛んでちょっとした被害があったが、今回は対策をしっかりしたためか、あるいはぶっ飛ぶべきものは既にぶっ飛んでしまったからか、ほとんど無事だった。

ただ、最寄りの浄水場が停電したため、夜中から断水してしまった。インターネットで市の防災情報を見ると、停電箇所が多いので復旧には時間を要するとある。水と保存食料はきちんと確保してあるので焦りはしなかったが、もしかしたら 2日間ぐらいは風呂に入れないかもしれないと覚悟した。

しかし復旧は思いのほか早く、朝の 9時頃には水道がゴボゴボいって水が出始めた。水インフラは重要なので、浄水場の停電対策には優先的に取り組んでくれたらしい。ありがたいことである。

お笑いはこの後で、断水が復旧して 1時間近く経った 10時頃に、市の広報車がやってきた。何ごとかとスピーカーの音声に耳を傾けると、「只今、断水しております。ご迷惑をおかけしております。復旧には全力で取り組んでおりますので・・・」みたいな、寝ぼけたことを言っている。

市役所内部の情報伝達は、物理的な水の巡りよりもずっと手間がかかるらしい。混乱していたのは理解できるが、あれはちょっとお粗末だったよね。我が家よりちょっと手前で「水はもう出てるよ」と教えてあげた人がいたようで、広報車はスピーカーの音声を消してすごすごと帰って行ったのだった。

ただ、我が家の被害はこの程度のものだったが、今回は大雨のために河川の氾濫が多く伝えられている。私も自分の避難経験でわかっているが、実は水害というのは台風が去って 1日後ぐらいが本番だ。水害に見舞われている地域の方々には、心からお見舞い申し上げる。

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2019/10/12

台風情報と正常性バイアス

今、12日の昼過ぎ。台風 19号が刻々関東に近付きつつあり、つくばの里も朝から風が強い。ただ、これはまだ序の口のようで、夜中にかけてはかなりの大荒れになりそうだ。

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先ほど TBS ラジオを聞いていたところ、キャスターの女性が新宿駅に出向いて、そこにいる人たちに話を聞くというプログラムがあった。既に新宿駅周辺は断続的に大雨が降り、風も強いようだ。何しろ茨城県より台風に近いのだから、インタビュアーも大変だろう。

そこでインタビューに応じてくれた中に、昨日新潟から出てきたという若い男性がいた。昨夜は妹のところで一泊させてもらい、今日は帰りたいのだが、交通機関に運休が多いので途方に暮れているという。「もう一晩、妹さんのところに止めてもらえば?」と言うと、それは難しいらしい。どうやら彼氏がいるみたいなのだ。

まったく気の毒なことだが、冷静に考えると「非常に強い台風が 12日に関東直撃の見込み」とか「交通機関も計画運休の予定」とか、あれだけ事前情報が流されていたのに、なんでまたわざわざよりによって、昨日東京に出てきたりなんかしたんだろうと思ってしまう。フツーの感覚なら、旅行計画を中止だよね。

情報というのはなかなか難しいもので、いくらきちんと提供されても、受け取る側がまともに受け取らないと役に立たない。下手に「正常性バイアス(normalcy bias 参照 1参照 2)」が働いて、「どうやら台風が来るらしいけど、何とかなるだろう」なんて、軽い気持ちで受け流していると、気の毒なことになってしまう。

とまあ、こんなことを書いているうちに、つくばの里の風雨もますます強くなってきた。風の音がゴォっと強まると、少し家が揺れる。被害があまりひどくならないように祈るほかない。

 

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2019/10/11

台風 19号に戦々恐々の関東

テレビやラジオは台風 19号の話題で持ちきりだ。とにかく先月の 15号でかなり懲りているのに、今度のはさらに大きくて強いというのだから、関東は戦々恐々である。

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昨日の夜、通常の給油のためにガソリンスタンドに寄ったら、順番待ちの列ができていた。何事かと思ったら、台風に備えて満タンにしておきたいという心理が働いているのだそうだ。台風だからといってクルマで遠くまで避難するわけじゃあるまいと思ったが、話を聞くとガソリン満タンならケータイの充電もできるというのである。

そんなのは充電用携帯バッテリーがあればいいと思うのだが、3日も 4日も停電したというニュースを見せつけられると、「念のため」という気になるようなのだ。そんな集団心理が働いて、我も我もとガソリンスタンドに押し寄せたらしい。

それだけじゃない。昨日の夜から近所のスーパーの駐車場が常に満車状態に近くなっている。多くの人が非常食の買い溜めに走っているのだそうだ。一体何を買っているのかと思い、ちょっとのぞいてみるとカップ麺の棚がすっかり空になっている。ふぅん、いざという時にはカップ麺で凌ごうという人が多いのだね。

こう言っちゃナンだが、我が家は非常用の食料備蓄は水も含めて常に割としっかりしてある。だから 8年前の東日本大震災の時もそれほどあせらずに済んだ。

先月の台風 15号では、我が家のある地域は停電を免れた。今回も無事にやり過ごしたいものだと思っているが、こればかりは備えをしっかりしたら、後は祈っているしかなかろう。

 

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2019/10/10

「旗」と「幟(のぼり)」の違いと、「旗」の語源

昨日は「裏返し幟」のイライラ感について述べたが、ところで「旗」と「幟(のぼり)」の違いをご存じだろうか。調べてみると、「旗」というのは下の左側の万国旗のように、風がなければしなだれ、風が吹いた時にパタパタとはためくものなのだ。

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一方、「幟(一応「幟旗(のぼりばた)ともいう)」というのは、上の右側の写真のように、逆 L 字型に組まれた棹に上辺と片側が固定されていて、風がなくてもしなだれないようになっている。なるほどね。で、街中の店頭などでよく見かけるのは「幟」が圧倒的に多い。

ところで「旗がはためく」で思い出したが、「旗」の語源は風ではためく際の「パタパタ」という擬音語だというのが最も有力な説である。「はた」と「パタパタ」じゃ違う音だろうと思われるかも知れないが、奈良時代以前の日本語では「ハ行」の音は「P 音」で発音されていたということが、音韻学の研究で明らかにされている。

要するに「旗」という言葉の成立時点では、「パタパタ」いうから「ぱた(pata)」という名詞になって、動詞は「ぱためく(patameku)」だったわけね。大昔のことだけに、大らかで単純な発想だったのだ。

後に「ハ行」は「F 音」に変わり、今は 「H 音」に変化した。ただ、「ふ」だけは例外的に「F 音」のまま残っている(英語の F とは発音のメカニズムが違うが)わけだが。

まあ、最近は「旗が『はたはたと』はためく」なんていう言い方も一般的になってきたが、これは「旗」を「はた」と発音することが定着してからのつじつま合わせみたいなものだろう。あれってどう聞いても「はたはた」というよりは「ぱたぱた」という方がリアルでしっくりくるよね。

ついでに言うと、「か」も奈良時代頃までは「くゎ」と発音されていた。庄内の田舎で生まれて死んだ私の祖母などは、奈良時代の発音を昭和の御代にまで残していた人で、「『くゎじ』 出さねよ、『ふぃ』 さ、気ぃ付けれ」 (火事を出さないよう、火に気をつけろ)と言っていたものだ。

これについては 14年近くも前に「現代の奥に潜む古代」という記事で詳しく触れているので、ご一読いただきたい。要するに私は幼い頃、日常生活の中で「生きたフォークロア」と家族として濃密に接していたのである。

ちなみに、棹に固定するために幟に付けられた輪の形の布は、「乳」と言って、昔は幟のことを「乳付き旗(ちつきばた)」と言ったらしい。なんでまたこれが「乳」なのかは、「犬の乳のように一定間隔で並んでいるから」なんて言われているが、ちょっと無理があるような気もする。

旗とか幟とかにこだわると、そこはかとなく日本文化の「闇」を見る思いがしてしまうなあ。

 

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2019/10/09

「裏返し幟」が気になってしょうがない

日本人は旗とか幟(のぼり)とかが大好きなようだ。とにかくこんなにも街頭で旗や幟(とくに幟が多い)を見かける国を、私はほかに知らない。写真の上の方は、先月 22日の記事で「ペイペイ」が裏返って「ペトペト」に錯覚してしまうと言ったヤツだ。

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それから、近くの農協ショップではこんなのも見かける。

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どちらも気になってしょうがないのは、店の前の通りから見た面が裏返しになってしまっていることだ。この 2つの例だけじゃなく、「裏返し幟」は枚挙にいとまがない。上述の 9月 22日の記事の末尾も次のようなものだ。

「本日 大売り出し中」(「本日」という 2文字のみが横書き)という幟が裏返っていて、「日本 大売り出し中」に見えて驚いてしまったし。

店のスタッフたちは気にならないのだろうか。あるいは「日本人は親切だから、ちゃんと頭の中で変換して読んでくれている」と思って安心しちゃってるのだろうか。

かくいう私も「文字さえあればとにかく読んでみる」という習性だから、ちゃんと脳内変換して読んでいる。読んではいるが、それでいいというわけではなく、やはり気になってしょうがないのである。

もしかしたら朝の開店時にはまともな向きで設置した幟が、途中で風向きが変わったせいで裏返ってしまったのかもしれない。しかし、それならそれで気付いた時にもう一度まともな面が通りに向くように設置し直せばいいではないか。

とはいえ、上の 2枚の写真を撮った日は朝からほとんど無風状態だったから、最初の設置の仕方があまりにもおざなりだったとしか思われない。これではいくらなんでも、言葉や文字に関して無神経すぎる。

これって、何とかならないものなのだろうか。それとも裏返った文字を読まされる妙な感覚も含めて、幟というものの醍醐味なのだろうか。このあたりは、日本文化の「闇」の部分である。

 

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2019/10/08

アオサギの鳴き声 2

アオサギという鳥がいる。この鳥、姿形は結構美しいのに、その鳴き声たるやかなり「がっかりもの」であることについては、8年も前に書いたことがある(参照)。そのがっかり加減は、下の画像をクリックして YouTube に飛ぶと確認できる。

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ただ、鳥の鳴き声にも少しは個体差があるようで、我が家の裏手の川に来て鳴くアオサギの声は、この動画のものよりさらに興醒めだ。「ギャア!」と書き表せばいいのか、あるいは「ギョエ!」、「グエ!」とでも表記すべきか、とにかく「どうしてここまでひどい声に生まれついたかなあ」と思うほどである。

なんでまた今さら再びこのアオサギの鳴き声について書こうという気になったのかというと、この地に越してきて 40年近くにもなるのに、ごく最近になって私の妻が「あの『ギャア!』っていうスゴい鳴き声、何なの?」なんて言い出したからである。

アオサギという鳥は朝夕も活動するが、夜行性の傾向が強い。そして闇の中を飛びながらでも盛大に「ギョエ! グエ!」と鳴くので、妻としては、夜になるとよほど恐ろしげな鳥がこの辺りに出没するのだと思っていたらしい。

「知らなかったの? あれってアオサギの鳴き声だよ」
「え、そうなの? アオサギって結構きれいな鳥じゃないの」
「鳥って、見た目と鳴き声はほとんど関係ないみたいだよね」
「そうなんだ。今まで、『ヌエ』みたいなのがいるのかと思ってた」

ちょっと待った。「ヌエ(鵺)」というのは、あの源頼光によって退治されたと伝えられる伝説上の妖怪である。猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾を持つと伝えられるので、少なくとも鳥ではなく、下の絵のようなものということになっている。

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それにヌエの鳴き声はトラツグミのようだと伝えられており、「ギャア!」とか「ギョエ!」とか「グエ!」とかじゃない。Wikipedia には次のように記されている。(参照

「ヒョーヒョー」という、鳥のトラツグミの声に似た大変に気味の悪い声で鳴いた、とされる。映画『悪霊島』(原作 横溝正史)のキャッチフレーズ、「鵺の鳴く夜は恐ろしい」とはこのことである。

そんなわけで、トラツグミを「ヌエ」という別称で呼ぶこともあるらしいのだね。最近は便利な世の中になったもので、このトラツグミの鳴き声も YouTube で確認でき、下の画像クリックで聞ける。

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ちょっと寂しげな鳴き声で、確かに「気味の悪い声」と感じられるかもしれないが、逆に「可愛らしい」と思う人もいると思う。少なくともアオサギほどひどいものじゃない。

 

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