2018/10/18

”ZOOM ZOOM” その 2 (無念無想で 「プサプサ」 に遊ぼう篇)

3日前の 「プサプサって何かと思っていたよ」 という記事が想定とは別方向の反応を呼んでしまって、ちょっと戸惑っている。世の中には 「マツキチ」 と呼ばれるマツダ・ファンがかなりいるようで、あの CM のキャッチ、”ZOOM ZOOM" が 「プサプサ」 なんていう軽薄で無意味な音に聞こえてしまうなんて言うと、ずいぶん心外に思われてしまうことがあるようなのだ。

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私としてはマツダのクルマをけなすつもりなんて毛頭なく、ただあの CM の "ZOOM ZOOM" という無声音の囁き声が、「プサプサ」 に聞こえてしまうという、単に音韻上の話を展開しただけなのである。クルマの良さとかいう話とはまったく無関係なのだ。

ところが世の中の多くの人は、あれが 「プサプサ」 に聞こえるなんて思いもよらず、額面通り "ZOOM ZOOM" と受け取っているようなのである。記事に付けられたコメントをみると、意外なことに 「ネイティブスピーカーによる正しい英語の発音」 の問題みたいに受け取られたフシがある。こんな具合である。

ネイティブスピーカーとは意思疎通が困難な者として、「プサプサ」 って聞こえること自体、「へーそうなんやー!」 と思うばかり

多分ネイティブが言っていると思うし、自分の耳の悪さを嘆きこそすれ、発音にケチをつけようなどとは夢にも思いませんでした。

わたしは 「ズーン・ズーン」 と聞こえます。。
少なくともプサプサの P の音も、S の音も入っているように感じないんですよね

とまあ、こんな感じで、私としては TV 画面に表示される "ZOOM ZOOM" の文字に、皆さんかなり引きずられてしまっておいでだなあと感じるのである。予断が入ってしまうと、人間の感覚というのは簡単に裏切られる。

実は 「正しい英語」 も 「ネイティブスピーカー」 もへったくれもない。あれは単に 「プサプサ」 に聞こえるというだけの話なのだ。ネイティブスピーカーと区別が付かない発音ぐらい、私がいつでもしてあげる。

同じように 「プサプサ」 に聞こえて気になってる人が他にもいないかと思い、ググってみたのだが、3日前には探し当てられず、記事中で 「みんな気にならないのかなあ?」 と書いてしまったが、沖縄県30代男 さんが、1つだけ見つけて知らせてくれた。Yahoo 知恵袋に次のような質問がある (参照)。

マツダ車 「アテンザ」 の TV CM の冒頭に女性の声で何と言っているのか理解できません。画面上 「ZOOM」 と言う単語と共に、何語で何と発音しているのですか。私には 「プサン プサン」 としか聞こえないのですが。

この人、画面上の ”ZOOM ZOOM" の文字をちゃんと見ているのに、それと気付かないのは、率直に言って 「ちょっとなあ」 と思ってしまうのだが、逆に言えば下手に気付かなかったからこそ、文字に引きずられずに、素直に耳に入った通りの音として認識したのだろう。私には 「プサプサ」 だが、この人には 「プサン プサン」 だったわけだ。確かにそうも聞こえる。

さらに 「マツダ CM プサ」 というキーサードでググると、「美貌録(備忘録) ZOOM ZOOM プサン プサン」 というページも見つかった。なんだ、他にもちゃんと 「プサ音」 の聞こえてる人がいるじゃないか。

こんなこと、敢えて詳しく説明しなくても一目瞭然 (いや 「一耳瞭然?」) と思っていたのだが、よほど文字に引きずられて耳に入った通りの音を認識しきれない人が多いみたいなので、前の記事のコメント欄で書いたことの繰り返しだが、無声音の囁き声による "ZOOM ZOOM" が 「プサプサ」 に聞こえるメカニズムを、改めてきちんと説明しておこう。こんな具合だ。

  1. "ZOOM ZOOM" が 「プサプサ」 になってしまった最大の要因は、囁くような無声音 (声帯を震わせない、息だけの音) を要求されたからだと思う。最初の "Z" 音を発音する際に、ことさら明瞭さを求められたためなのか、唇を閉じた状態から開くときに思わず僅かに息が漏れ、その瞬間に破裂音の無声音 ”P" が生じてしまっている。

    これはあくまでも微かな子音のみの ”p” なので、母音を伴う ”pu” (プ) という音として認識しようとしても絶対に無理。それで、 「プ」 の音は聞こえないなどと反応してしまう人が多い。カタカナの 「プ」 という文字にとらわれてしまうのだろうね。もう一度言うが、母音を伴う 「プ」 じゃなくて、微かな "p" という破裂音なのだ。
  2. それに続く "ZOOM" だが、無声音なので、”z" 音にはなりようがなく、あれで 「ズー」 に聞こえるというのは、論理的にあり得ない。よほど文字にとらわれているのだろう。同じ発音のメカニズムで声帯を震わせる有声音は "z" で、息だけの無声音は "s" になり、このケースは徹頭徹尾無声音なのだから、必然的に "z " ではなく "s" の音になる。
  3. 2番目の "z" 音も、口を閉じた ”m" から移行するために、最初同様に微かな破裂音の ”P" が発生し、”z" が ”s” 音になるという繰り返しで、その結果、続けて聞くと "psahmpsahm" (「プサプサ」 あるいは 「プサン プサン」) になる。念のため付け加えるが、ずべて息だけの無声音で、"a" も "m" も声帯は震わせない。

”ZOOM ZOOM” という意味のある文字の刷り込みから自由になって、初耳のつもりで無心に聞いてみればわかる。なんてことなくフツーに 「プサプサ」 (あるいは 「プサン プサン」) なのだ。

あまり一生懸命に聞くと、つい無意識的に左脳による 「意味づけ欲求」 が働いて、聴覚から入ったナマの音で満足できずに、”ZOOM ZOOM” と聞こえたつもりになって安心してしまう。視覚で言えば、頭の中で余計な操作をしたせいで、実際の画像通りに見えない 「錯覚」 のようなものだ。

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上図は有名な錯覚パターンだ。左右のパターンの真ん中の円は同じ大きさなのに、違って見える。目がこんなに簡単に騙されるのだから、耳だって騙されるのだね。

意味にとらわれずに無心に右脳で聞けば、「プサプサ」 がわかる。それがわからなかったら、無心になりきれてないのだ。どうでもいいことに浮世の意味を求めすぎると、神経症になってしまうよ。ここは無念無想で 「プサプサ」 の世界に遊んでみよう。

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2018/10/17

ゴロゴロ (キャスター付スーツケース) の扱いについて

先日 「一番やりたくないことは何ですか?」 と質問されて、即座に 「人の邪魔になること」 と答えた。ということは、自分自身が、他人に邪魔されることを一番苦痛に感じるということなのだろう。それだからこそ、他人の邪魔もしたくないというわけだ。

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今日も 2泊 3日の出張から戻ってきたばかりなのだが、旅行中に駅のホームなどの混雑したところを歩いていて、他人が目の前に立ち塞がってしまうのには本当にいらいらする。まあ、大抵は旅慣れていないオバサンの団体だったりするのだが、通路一杯に広がって立ち話に花を咲かせ、自分たちが通行の邪魔になっていることをちっとも意識していない。

団体で通路一杯に広がるだけでなく、人の歩いている前に急に横から現れていきなり立ち止まったりするのも、それほど混雑しているわけでもないのに人の目の前スレスレをぶつかりそうになりながら横切ったりするのも、大抵オバサンだ。

ホテルのビュッフェスタイル (ホントの発音は、「バフェイ・スタイル」、いわゆる 「バイキング形式」 のこと) の朝食で、多くの人が食材を自分の皿に取るために列に並んでいるのに、4〜5人で 「まあ、サラダもいろいろあるのね、どれにしようかしら」 とか、「目移りするわねえ」 なんてキャアキャア言いながらちっとも前に進んでくれないのもオバサン連である。

そして散々迷いながら目一杯のおかずを皿に盛り付け、結局食い切れなくてどっさり残飯入れに捨てるのもまた、オバサンたちである。まあ、それはもう、今さらどうこう言っても直りようががないので、じっと耐えているわけなのだが、たった一つ、本当に気をつけてもらいたいことがある。

それはキャスター付きのスーツケース (いわゆる 「ゴロゴロ」) を、ずいぶん体から離して後ろ手に引きずって歩くことだ。混んでいるところでこれをやられると、目の前を横切ったオバサンの後ろに引きずられているゴロゴロにつまづいたり、蹴飛ばしたりしてしまう。これ、案外危ないのだよ。

混雑したところでは、お願いだから、体の横にぴったりと付けて (つまり、斜め後ろに引きずらずに、自分の横に真っ直ぐ立てて) 転がしてもらいたいのである。それから、エスカレーターに乗るときは、大きなゴロゴロを自分の横においてステップの両側を塞いでしまわずに、自分の直前のステップにおいてもらいたいものだ。

この 「ゴロゴロの扱い」 だけは気をつけていただきたい。本当に危ないから。

旅慣れなくて人の邪魔にばっかりなってしまうというのは、多くのオバサンたちのほんの一部なのだろうが、こうした人たちのおかげで、オバサン全体が変な目で見られてしまうのは、ちょっと気の毒なことでもあるのだよね。

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2018/10/16

「こたべ」 という名の京都のお菓子

今日、京都駅のみやげ物売り場でいいものを発見した。京都名物 「生八ツ橋」 の子ども版である。生八つ橋は 「おたべ」 という商品名で売られていることが多いのだが、その子ども版なので 「こたべ」 なのだろう。「おたべ」 は 2口サイズで、「こたべ」 は 1口サイズである。

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実は、私は生八ツ橋が好物なのである。普段の食事では甘いものは避けたいクチなのだが、生八ツ橋ときんつばは好きなのだよね。どういうわけか。

で、これまでは京都土産に生八ツ橋を買っても、土産を持って行く相手の口には入っても、自分の口には入らないのが少々不満だった。「実は俺だって食いたいんだけど」 と思ってしまうのである。

ところが、この 「こたべ」 は値段が 350円と非常に手頃なので、自分用に軽い気持ちで買ってしまえるのだ。それで、人にあげるのはちょっと大きめのを買って、自分はこっちを買って食べることで、これまでの不満解消ができるというわけだ。

調べてみると、2013年から季節限定で販売されているらしい。これまで知らずにいたのがちょっと悔やまれてしまうよ。

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2018/10/15

「プサプサ」 って何かと思ってたよ

ずっと気になっていた CM があって、最近ようやくその謎が解けた。自動車メーカーのマツダの CM で、なんだか知らないが、必ず 「プサプサ」 という呟きみたいなのが入る。「一体、それ何のこと?」 と思っていたのだが、最近まともにテレビの画面を見る機会があって、そこには "ZOOM ZOOM" と表示されているではないか。

「なるほど、そうだったのか」 と合点した。マツダとしては "ZOOM ZOOM" と言ってるつもりなのだが、何しろ気取った調子の無声音なので、画面を見ずによそ見してると 「プサプサ」 としか聞こえないわけなのだよね。試しに上に貼り付けた動画の最初の音だけ聞いてみてもらいたい。どう聞いても 「プサプサ」、最大限好意的に聞いても 「プサンプサゥン」 がせいぜいだ。

それにしても、同じ無声音で気取って囁くにしても、もう少しちゃんと "ZOOM ZOOM" に聞こえる発音の仕方があるだろうよと言いたくなってしまう。なんでまた、こんなにも 「プサプサ」 になってしまうのだろうか。録音に立ち会ったエンジニアたちは、気持ち悪くなったりしなかったんだろうか。

ところでこの "ZOOM ZOOM" というのは、一体どういう意味合いで使っているのだろうと不思議に思い、ちょっと調べてみると、「日刊英語ライフ」 というサイトの 「マツダの CM の “zoom zoom” ってどんな意味?」 というタイトルのページが見つかった。このページの説明によると、 “zoom zoom” というのは、要するに 「擬音語」 なんだそうだ。

念のために Weblio 辞書にも当たってみると、「ブーンという音を立てる、ブーンと音を立てて走る、急角度で上昇する、急騰する」 という意味の動詞で、名詞としては 「ブーンという音」 という意味になるとわかった。なるほど、要するにクルマのエンジンの 「ブーン」 という音が、英米人の耳には "zoom" と聞こえるというわけなのだ。

ただ、クルマのエンジン音を表しているというなら、やっぱり 「プサプサ」 に聞こえてしまう 「囁き」 はおかしいだろうと思ってしまうのだよね。同じようなことを指摘している人が他にもいないだろうかとググってみたが、驚いたことに、1件も見つからなかった。みんな気にならないのかなあ?

それとも、きちんと画面を見ながら聞いていると、表示された文字の強制力で "ZOOM ZOOM" に聞こえてしまうのだろうか? 人間の五感というのは、本当に当てにならないものである。

【追記】

何だか、私が 「英語の発音」 について問題にしていると受け取られているような気がするので、誤解防止のために念のため書き添えておくが、これはそういう問題じゃなく、気取って無声音 (息だけ) で囁くと 「プサプサ」 に聞こえるんだから、ちゃんと有声音 (声帯を震わして) で "ZOOM ZOOM" って言ったらどう? という話である。

18日付で 「”ZOOM ZOOM” その 2 (無念無想で 「プサプサ」 に遊ぼう篇)」 というのを書いたので、合わせてお読みいただきたい。

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2018/10/14

きのこ狩りの遭難が増える

今年はきのこが豊作らしいのだが、一方できのこ狩りで山に入った人の遭難も増えているらしい。NHK ニュースまで 「きのこ狩りで遭難相次ぐ 急斜面などでは注意を」 と呼びかけている。

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本当に、今年はちょっと山に入っただけできのこがどっさりなっていることに気付く。きのこ好きの人は大喜びだろう。ただ、私は食べられるきのこと毒きのこの区別がつかないので、いかにもおいしそうなきのこが固まって生えているのを見つけても、採ることもせず、泣く泣くそのままにして帰って来ている。

きのこ狩りで遭難するのは、圧倒的に老人が多いらしい。近頃は団塊の世代が軒並み 70代に突入している。若い頃は足腰が達者だったのだろうが、70代に入ればさすがに衰える。自分の体力を過信して山奥に入ったり、急斜面に踏み込んだりして遭難してしまうケースが増えているのだろう。

地方に行けば行くほど平均年齢が上がり、田舎では子どもの姿がほとんど見えず、年寄りばかりである。ちょっと前までは、「どこから見ても年寄り」 という 70代半ば以上の層の下に、段階の世代の分厚い層が存在した。せいぜい 60代の元気なオッサン、オバサンたちである。

ところが、最近は彼らが 70代となり、その下の層は急に手薄になっている。つまり、「田舎は年寄りばかり多い」 ということがますます明白になってしまったのだ。こうした老人たちが、若い頃のようなつもりで山に入るのだから、遭難も増えるだろう。本当に気をつけなければならない。

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2018/10/13

「サイレンスタクシー」 という取り組み

京都の都タクシーというタクシー会社が、昨年から 「サイレンスタクシー」 という試みを実施しているのだそうだ。運転手から客に必要以外の話しかけをすることを控えているという。下は車内の表示だ。

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先月、九州の某都市に出張した際にタクシーに乗ると、カーラジオで沖縄県知事選に絡めて 「米軍基地の辺野古移転反対運動」 についてのニュースが流れていた。すると中年過ぎの運転手が舌打ちしながら、「お客さん、この問題どう思います?」 と話を振ってきたのである。

「やべ、またこのシチュエーションだ!」 と私は身構えた。勝手な思い込みかも知れないが、経験則からして、政治的議論をふっかけたがるタクシー運転手のほとんどは 「心情右翼」 である。単に左翼が嫌いで、心情的に政権側の方にシンパシーを覚えるというタイプだから、「だって、そうでしょ」 という言い方しかできず、まともな議論になんかならない。

「今の嘉手納基地の方が人口密集地にあって危ないんだから、辺野古に移す方がいいに決まってるじゃないですか。左翼の連中が反対してるのは、反対のための反対でしかないでしょ。そう思いませんか、お客さん」

「そう思いませんか、お客さん」 という言い方は、「そうですよね」 という返事を強要する言い方でしかない。何しろこちらの命の安全は向こうの手に握られているのだから、真っ向切って対立的議論なんてしたくない。運転手があんまり熱くなって事故なんか起こされたら最悪だ。

心情右翼の基本的メンタリティというのは、「軟弱な左翼を見下して、自分の優位性を確保したい」 ということにに尽きると思っている。ということは、「軟弱な左翼以外の反対論というのもあるのだよ」 という当たり前のことを冷静に示すと、彼らはとたんにストレスを感じてうろたえる。こちらの命のリスクが増すってことだ。

仕方なくのらりくらりと相づちを打っているうちに目的地に着いてほっとしたが、あの類いの 10分か 15分という時間を過ごすのは、かなり苦痛だ。タクシーに乗っている間は天気の話とか、他愛のない話題だけにしたいものである。

その意味で、都タクシーの 「サイレンスタクシー」 という試みはありがたい。「無音タクシー」 という言葉はちょっと変だけど。

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2018/10/12

「人間ドック」 と 「人間犬」

先日夜遅く、カーラジオを聞きながら帰宅する途中、番組に登場した某お笑いコンビが 「人間ドッグ」 の話題で盛り上がっていた。「人間ドッグって、入ったことある?」 「こないだ初めて入ったけど、やっぱり若いうちに入っといた方がいいよ、人間ドッグ」 などと続き、聞いていてムズムズしてしまった。

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言うまでもなく 「人間ドッグ」 では 「人間犬」 ということになってしまい、正しくは 「人間ドック」 である。船の点検や修理などをする 「ドック (dock)」 を、人間の体の総点検に喩えた言い方だ。

しかし私の印象では、日本人の 60%以上は 「人間ドッグ」 と言っているんじゃないかと思う。Yahoo 知恵袋にも、「人間ドッグの意味を教えて下さい。なぜドッグ (犬?) なのでしょうか」 なんて質問が寄せられているぐらいのものだし。

先日のラジオ放送でも、さんざん 「人間ドッグ」 を連発し続けても、スタッフからのダメ出しがなかったように見受けられる。スタジオには 「人間ドッグ」 が間違いと知る者がいなかったのだろうか。それとも、単にうっかり気付かなかったのだろうか。

で、ふと思いついて 「人間ドッグ」 でググってみると、さすが Google で、正しい言い方の 「人間ドック」 での検索結果もちゃんと気を利かせて表示してくれるが、「人間ドッグ」 もかなり多く引っかかる。とにかく日本中の 「人間ドッグ」 機能のある病院が、いくつも表示されてしまうのだ。

ただ、Google 検索では 「人間ドッグ」 で引っかかっても、そのページに飛んでみると、ちゃんと 「人間ドック」 と表示されている場合がほとんどだ。

病院からの発注でウェブサイトを制作したやつが 「人間ドッグ」 と思い込んでいて、そのように作り込んでしまい、チェックの段階で 「おいおい、ウチは人間犬じゃないよ、ちゃんと 『人間ドック』 に直しといて」 と言われて慌てて修正したのだろう。ただ、ソースの 「ページタイトル」 の部分までは修正し忘れがちなので、Google 検索結果では 「人間ドッグ」 で表示されてしまうのだろうと推察する。

やっぱり定期的に受けた方が良い? 人間ドッグ」 なんていう大真面目なページでは、「人間ドッグ」 と 「人間ドック」 の表示が混在してしまっていて、かなりの混乱が見て取れる。これは病院の営業用ページじゃないので、ついチェックがいい加減になっちゃったんだろうね。

そうかと思うと、”越谷レイクタウン内科 「人間ドッグについて」” というれっきとした営業用ページは、ソースのページタイトルも、実際のページの表現も 「人間ドッグ」 で統一されている。大したものだと思いかけたが、URL が "https://laketown-clinic.jp/dock/index.html" となっているために画竜点睛を欠く。一貫性の確保のために "dog" としておけば満点だったのに。

関連業界まで範囲を拡げると 「健診・人間ドッグ向けサプライアイテム セール一覧 【AXEL】 アズワン」 というページは破綻なく 「ドッグ」 で一貫している。

ちなみに 「人間ドック」 というのは和製英語 (和製半分英語?) で、英語で "human dock" なんて言っても通じない。しかしよく調べてみると、イギリスの口語表現で 「彼は入院中だよ」 ってことを "He is in dock now." とか言うことがあるみたいなので、もしかしたら、こうしたところから 「人間ドック」 という言葉ができたのかもしれない。

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2018/10/11

魚の 「中骨」 って、背骨だったのか!

いやはや、知らないことってあるものだ。還暦を遙かに過ぎて初めて知ったことというのがいくらでもある。そのうちの 1つが、魚の 「中骨」 というヤツだ。

 

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マルハの缶詰に 「さけ中骨水煮」 というのがある。確かにコリコリした感触の骨が煮込んであるが、全然問題なく食べられる。私はこの 「中骨」 というのは、「中ぐらいの骨でも、食べられるように柔らかく煮込んだもの」 ということなのだと思っていた。なにしろ 「なかぼね」 と読むのか 「ちゅうこつ」 と読むのかさえアヤシかったのだから、困ったものである。

ところがふと思い立って調べてみると、「魚の身の中央を通る骨。魚の背骨」 であるというではないか (参照)。何ということか、「中ぐらいの骨」 なんかではなく、「中央を通る骨」 だから 「中骨 (なかぼね)」 で、要するに 「背骨」 であるというのである。

「おいおい、だったら初めから 『背骨』 と言えよ!」 ってなものである。しかし考えてみれば、「中ぐらいの骨って、一体どのあたりの骨なんだ?」 と聞かれたら返答に窮してしまうのだから、そもそもまともな考えじゃないよね。強いて言えば 「背骨と小骨の中間」 ってことなのかもしれないが、そこだけ選り分けるというのもなかなか厄介だ。

調べてみると、魚の背骨まで柔らかくして食うには、酢など、「酸性の食品」 を利用する方法と、「加熱」 とがあるという。「水煮」 缶詰の場合は、ただひたすら加熱して、骨の組織中のコラーゲンを分解しゼラチン化することにより、柔らかくしてまるごと食べられるようにしたものだというのである。

いやはや、驚いたものである。これからは心して 「中骨水煮」 をいただこう。本日は酒田から 6時間クルマを運転して帰って来て、疲れたのでこれにて失礼。

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2018/10/10

庄内に帰省している

今、妻と一緒に山形県庄内に帰省している。今年は 8月から 9月にかけて大忙しで、盆も彼岸も墓参りができなかったので、いささか季節外れだが戻ってきているわけだ。

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早朝に発って妻の実家のある仙台に寄り、久しぶりに家族に顔を見せて墓参。そして昼過ぎに仙台を発って、今は鶴岡のホテルにいる。本来なら実家のある酒田のホテルに泊まりたかったところだが、どういうわけかどこも満室だったので、隣町の鶴岡にしたわけだ。酒田は何かイベントでもあるのかなあ。

明日は墓参をして、美味しいものを食べたら、早々に帰路につこうと思う。何しろ両親ともにあの世に行ってしまって、実家に寄っても空き家だから、しょうがない。それに、明後日からはまた仕事が入っているので、残念だがゆっくりしてもいられない。

上の写真は、宮城県との県境、笹谷峠から望んだ谷の光景。笹谷峠の最高地点は雲の中で何も見えなかったので、それより少々宮城県側の地点からの眺めである。東北の山ではそろそろ紅葉が始まりかけている。ちなみにさすが東北の山の中で、あちこちに 「熊出没注意」 の看板がある。

本日は長時間の運転で疲れたので、これにて失礼。

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2018/10/09

Windows アップデートの不具合

Microsoft は Windows 10 の "October 2018 Update" の配信を一時中止したらしい。アップデートしたらファイルが勝手に削除されてしまったとの苦情が多く寄せられたためだという。(参照

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私自身は 2014年 1月から Mac ユーザーになっているので、ほとんど他人事ぐらいにしか思えないが、Windows ユーザーにとっては由々しき問題だろう。もしかしたらこのブログを読んでくれている人の中にも、いち早くアップデートしてファイルが消えるという被害に遭った人もいるかもしれない。

私は Windows ユーザーだった頃 (Windows 3.1 時代から使っていた) から、OS のアップデートには結構慎重だった。元々 Microsoft をそれほど信用していなかったので、アップデートするにあたっては悪いニュースがないことをしっかり確認してから、おもむろに取りかかっていたものである。

今回の不具合は、「マイ ドキュメント」 の中のファイルが勝手に削除されてしまう (とくに画像ファイルが消えやすいらしい) というのだから、始末が悪い。ニュースによると、ファイルのバックアップをきちんと取っlている人というのはそれほど多くなく、ファイルが消えてしまって途方に暮れてしまうケースがめずらしくないらしい。

Microsoft は消えてしまったファイルの復旧に責任をもつと発表した (参照) というので、最終的には何とかなるだろうが、いずれにしても面倒な話ではある。ローカルの別ドライブと、3種類のクラウドにバックアップを取っている私としては、自分のファイルのバックアップをしないユーザーが多いということに、かなり驚いている。

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«「新高橋橋」 という橋