2012/01/31

「ステマ」 を巡る冒険

食べログのやらせ問題で、「ステマ」 という言葉が有名になってしまった。これは 「ステルス・マーケティング」 の省略形で、広告業界では昔から使われていた言葉なのだそうだ。

元々の英語は ”stealth marketing" で、"stealth" というのは、あの 「ステルス戦闘機」と同じ、「密かに」 とか 「内密の」 とかいう意味の単語である。

ところが一時、この 「ステルス戦闘機」 は、「スティルス戦闘機」 と表記されていたことがある。私なんかそのおかげで、"stealth" の発音は 「スティルス」 なんだと信じてしまったほどだ。

"Steal" の発音が 「スティール」 なんだから、そう思ってしまうのも無理もない。しかし考えてみれば、"heal" (ヒール = 癒す) の名刺形が "health" (ヘルス = 健康) なのだから、「スティール」 の名刺形が 「ステルス」 でも当たり前なのである。

いやはやまったく、英語というのも一筋縄では行かない。

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2012/01/30

大阪市の 「教育バウチャー制度」 について

大阪市が中学生を対象に、塾代や習い事など教育に使用目的を限定して、1ヶ月につき 1万円のクーポン券を支給するんだそうだ。「教育バウチャー制度」 というらしい。直訳すれば 「教育引換券制度」 だ。とりあえず、所得水準の低い西成区内から始めるという。

それにしても、橋下市長、よほど学校教育を信頼していないようなのだね。学校だけじゃ到底まともな教育ができないから、塾にでも通うしかないといわんばかりだ。

私は子どもの頃、塾に通うなんて馬鹿馬鹿しいと思っていた。学校の授業だけで足りるじゃないか。それで足りないなら、塾なんか通ったって大した足しになりゃしない。ただし、例外はある。英語だけは中学 3年間、塾に通った。おかげで、留学もしてないし英文学部に行ったわけでもないが、しばらく英語でメシを食うことができた。

専門に英語を学んだわけじゃないが、中学 3年間、塾に通っただけで、まあフツーに使えるレベルの英語の基礎を、「一応素養として」 身につけることができたのである。本来なら、中学高校の英語も、そのくらいのレベルであるべきだと思うのだが、そうでないのはフツーの日本人の英語力をみればわかる。

今はどうだか知らないが、私の頃の田舎の中学の英語教育なんて、ひどいものだった。教師が英語を話せないのだ。生徒の私の方がずっと上手だった。英語だけは塾に通ったおかげである。

いや、塾ならなんでもいいというわけじゃない。いわゆる学習塾風の英語教育だったら、役に立たない。私の通った英語塾では、「本当に使える英語」 を教えてくれた。塾長の上野伊栄太先生は、「君たちの時代になったら、外国人と英語で話をするのが普通になるんだから、受験の役に立つだけの英語を学ぶんじゃダメだ」 とおっしゃっていた。

受験の役に立つだけの英語は、実際には使い物にならないが、実際に使える英語を学んだら、受験英語もクリアできる。というわけで、私は 「本当に役に立つ英語を学べるなら」 という条件付きで、英語塾だけは通う価値があると思っている。

それでも、「本当に役に立つ英語を教える塾」 が、そうたくさんあるとも思えない。だから、月に 1万円のクーポン券を配ることが、教育に本当に効果があるのか、よくわからない。ただ、現金で配っていた 「子ども手当」 なんかよりは、用途限定であるだけ少しはましかもしれない。少なくとも、パチンコ代に消えることはない。

私としては、1万円のクーポン券をもらったら、学習塾なんかに行くより習い事でもする方がずっといいと思う。

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2012/01/29

NHK のテイストが変わった?

私は NHK の連続ドラマというものを見ない人である。朝の連続ドラマでも、大河ドラマでも、何というか、あの独特の NHK ドラマ臭、あれが苦手なのだよ。あの、リアルさとか自然さとかいう要素よりも、説明的であることを重視しすぎた演出。

例えば、主人公 A は B に心を寄せているが、どうしても素直に自分の気持ちを表現できない。そこであえてさりげない態度を装おうとしているが、実際のドラマで見ると、どう見てもさりげなくない。わざとらしすぎる。

そのわざとらしさは、どう見てもバレバレなのだが、ドラマの中では誰も怪しまない。視聴者がどんなに鈍感でも主人公の気持ちが伝わる演出なのだが、ドラマに登場する主人公以外の人物は、それ以上に鈍感だということになる。

ところが最近、その NHK 臭が少し薄れてきているような気がする。朝の連ドラ、『カーネーション』 がずいぶん評判がいいので、一週間分まとめて粗筋を見せる番組を見たら、登場人物の演技がずいぶん自然になっているのである。

大阪弁 (でいいんだよね?) が十分に自然だし、視聴者は鈍感なものと決めつけるような説明過剰な演技が、かなり少なくなっている。これは、NHK としては革命的な変化でさえある。

『平清盛』 も、かなり NHK 的でなくなっている。よっぽどコンベンショナルな NHK 体質と思われる兵庫県知事のテイストには徹底的に合わないらしいが、これまでのステロタイプな 「大河ドラマ体質」 が薄れている。かろうじて鼻につかないところまできたという気がする。

私は近頃、NHK BS のドキュメンタリーなら評価しているのだが、NHK のドラマ部門にも、ようやくまともな感性が芽生えつつあるのかもしれない。遅すぎると言えば遅すぎるのだが。

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2012/01/28

スマホのトラフィック増大は大問題なのだね

Docomo の新型パケット交換機が一時的に不調になって、二百何十万人だかに回線接続不具合が生じたというのが、やたらと問題になった。私は 「元々接続しにくいソフトバンクモバイル (SBM)」 の iPhone だから全然関係ないお話だったが、Docomo 回線は接続がいいというのは、もう神話になりかかっているのかもしれない。

Docomo の交換機がパンクしてしまったのは、「想定を上回る通信量が生じた」 ということで、トラフィックがやたらと増加してしまっているためだという。それはスマートフォンの急速な普及で、多くのユーザーが暇さえあればインターネットにアクセスしているかららしい。

これまでだって、電車の中でケータイ・メールのチェックに余念のない乗客はいくらでもいた。しかし最近では動画にアクセスしたり SNS に画像をアップロードしたりという作業が、スマホで簡単にできるようになったので、トラフィックの量はこれまでの比じゃないのだ。

それに加えて、Docomo ではテザリング可能のスマホをずいぶん多様に展開しているので、出先で使う PC や タブレット端末まで Docomo の電波でインターネットにアクセスしているのだろう。

私は自分の使っている SBM の iPhone でテザリングが解禁されることを望んでいるのだが、そんなことをしたら、ただでさえ回線の弱い SBM は、簡単にパンクしてしまうかもしれない。道理で SBM はテザリングに消極的なわけだ。

解決策としては、回線の増強と、より高速な 4G 接続によって、電波の能力を高めることだろうが、それに加えて、動画の規格を早く HTML 5 に移行させることも効果があるといわれている。

インターネット上の動画の多くが Flash や WMV みたいな重い規格から離れて、HTML 5 に沿った運用をするようになれば、トラフィックの総量はかなり減るかもしれない。それに、iOS では Flash をサポートしていないから、iPad、iPhone ユーザーの私としては大歓迎だしね。

それにしても、iPhone でのテザリングは早く解禁してもらいたいなあ。

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