2012/05/23

Google Chrome がブラウザー・シェア No.1 になったらしい

大変だ。Google Chrome が世界シェア No.1 になってしまったらしい。Slashdot.jp の記事によると、先週の日曜日に Internet Explorer (以下 "IE" と表記する) を抜き去って、世界で最も使用される Web ブラウザとなったというのである。(参照

日本では考えられないことだ。私は IE 以外のブラウザーを使っている人を、周囲で見たことがない。唯一私のみが IE 嫌いで Firefox を使っている。日本人というのは、よっぽどあてがい扶持が好きな民族だと思う。

そして私でもセカンド・ブラウザーとして使わなければならないほど、IE は生活に浸透している。オンラインバンキングやネット購入などの電子証明書方式のサイトは、IE 以外で使えないことが多いのでしかたがないのだ。

翻って Slashdot の記事をみると、こんなふうになっている。

Statcounter による 2011/5 〜 2012/5 の調査によれば、43.9 % あった Internet Explorer の世界シェアは、31.4 % にまで減少している。一方、Google Chrome は同じ調査期間内で 19.6 % から 32 % に世界シェアが上昇中だ。Internet Explorer はまだ米国内では No.1 の地位にいるが、2012 年 2 月以降、37.8 % から 30.9 % に暴落、一方で Google Chrome は 23.8 % から 27.1 % に増えている。現在のペースであれば、米国内でも 6 月末までに Internet Explorer を Chrome が抜いていくことになるだろうとしている。

へえ! ってなものである。そんなにすごいことになっているのかと、試しに私のサイトのアクセス解析をみると、相変わらずブラウザのメインは IE で、今月に入ってからのシェアは、IE の 8.0 が 19.7%、9.0 が 14.3%、7.0 が 9.3%、そして今もしつこく残る IE 6.0 が 5.3% と、合わせて 48.6%。依然として圧倒的なシェアを占めている。

しかし、2番手の交代が明らかになっている。長らく 2番だった Firefox が 11 と 12 を合わせて 10.4% にとどまり、15.6% まで伸張した Google Chrome の後塵を拝してしまっているではないか。ふぅん、知らんうちに、日本でも少しは地殻変動が起きていたんだ。考えてみれば、IE のシェアが 50% を切ったというのも大変なことだ。

ちなみに、私のサイトに来る人は昔から IE 嫌いの傾向がやや強いらしく、日本全体の IE シェアと比べると、少しだけだが低い数字を示し続けてきた。だから、今でも日本全体では IE は 50% を越えているのだろう。よくまあ、こんなに使いづらいブラウザを放り出さないものだと思う。

私は Netscape 時代からずっと Mozilla 系のブラウザを使い続けてきたのだが、最近は Firefox の起動の遅さにかなりジレてきている。いつもは PC での作業を終えても Firefox を起動させたままで休止状態にしているので、あまりイラつかないで済むのだが、たまに再起動すると、本当にイライラする。

私も Netscape を卒業して Chrome に乗り換える時期が来たのかなあ。

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2012/05/22

今日の関東の天気は、東京タワーの怨念?

夜が白々としてきた頃から、寝ぼけながらも 「何だか寒いなあ」 という気がしていた。きっと布団を蹴飛ばしてしまったに違いないと思い、寝ぼけながらも改めて布団をかけ直して潜り込もうとしたが、別に寝相が悪いわけでもないと気付いた。これはどうも、世の中が寒いのだ。

何となく寒々しい気がしながら起きて、妻に 「おはよう。今朝って寒いの?」 なんて妙な質問をすると、妻は既にラジオで天気予報を聞いていて 「今日はこのまま気温が上がらなくて、3月下旬の寒さなんですって」 と言う。へぇ、やっぱり、世の中が寒いのは気のせいではなかったのだ。

ところがニュースを聞いているうちに 「こりゃ、何だか変なことになっているな」 と気付いた。東海から西は、きちんと暖かいらしい。いや、それどころか北海道では 25度以上の夏日になるところもあるという。翻って、関東はせいぜい 16度だというのだから、北海道の方が 10度近くも暖かい。寒くて荒れ模様なのは、関東だけなのだ。

さらにこの寒くて荒れ模様の天気は本日限定で、明日は一転して晴れ、気温は 10度も上がって、6月下旬の陽気になるという。天気の極端な変化にはもう慣れてしまった気がしていたが、そうまで極端だと、いくらなんでも驚く。

ニュースは 「今日は東京スカイツリーの開業日ですが、あいにくの天気になってしまいましたね」 などと言っている。

ここで、「あぁそうであったか」 と気付いた。東京スカイツリーの開業日にわざわざ当て込んだような、本日の関東限定の寒い荒れ模様は、東京タワーの怨念であったかと、個人的にはすっかり納得した。そうだ、誰が笑おうと、そうに違いない。

ちなみに 「東京タワーの開業日も雨が降った」 という情報があるが、東京タワーの開業日に展望台に昇った人の多くは、「天気が良くて遠くまで見えた」 と証言していると、私は聞いている。一体どっちが本当なんだ?

近頃はこういうことを調べるのに苦労はいらない。インターネットでサクサクと解決する。気象庁の気象統計情報によると、東京タワーが開業した 1958年 12月 23日の東京の降水量は 15.6mm の雨が降ったが、少なくとも昼過ぎまでは天気がもったようだ。

午前 10時台と 11時台は 「0.0mm」 の降水量が記録されているが、これはつまり、「降ったような気がしたが、記録的には 0.1 mm にも達しない」 というようなことだった。(参照) そして 14時以後になって、1時間ごとに 0.3mm、1.2mm、0,3mm という降水量が記録されているが、いずれにしてもごく小雨だ。

17時台になってようやく雨らしい雨になり、3,1mm という記録があるが、その時間帯はちょうど冬至の頃とて、とっくに日が暮れていただろうから、そのせいで遠くの景色が見えなくなってがっかりしたということもなかろう。

つまり、今日の東京スカイツリーの開業日の雨は、53年半前の東京タワーの開業日の雨とは比べものにならないほどの 「まともな雨」 だったのである。しかも雷までゴロゴロ鳴ったとあれば、これが怨念でなくて何であろうか。

怨霊と雷は、切っても切れないものなのである。怨霊のスーパースターである菅原道真公の場合は、死後しばらくしてから内裏の清涼殿に落雷があり、大納言藤原清貫ら、数人が雷に撃たれて死んだ。

3日前の 「行列に並んでもホットスポットに行きたいか?」 という記事には、乙痴庵 さんが 「スカイツリーが開業する前に東京タワーに昇っておかねば」 というようなことを書き込んでくださったが、中にはスカイツリーの開業日に合わせて東京タワーに昇ろうという人もかなり多くいたらしく、芝の辺りは悪天候にもかかわらず妙な混雑をみせたらしい。

ここは多くの人に東京タワーに昇ってもらい、その怨霊を鎮めなければなるまい。ちなみに私はこれまでに 5~6回昇っているから、もういい。

【追伸】

夜のニュースによると、東京スカイツリーのエレベーターが、強風が原因とみられる故障で停まるという事故があったという。これはますます、怨念を鎮めなければ。

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2012/05/21

金環日食が見えちゃった

金環日食について一昨日の記事で、「ものすごく運が良ければ、20日は晴天の下で仕事ができて、その晴天が 21日の朝までもってくれるかもしれない」 と書いたが、結果から言うと、ものすごく運が良かったようで、金環日食がきれいに見えちゃったのである。

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しかも、日食観測用グラスなんて気の利いたものを買ってない私にはおあつらえ向きに、いい具合にちょうどいい厚さの雲がフィルターになってくれて、肉眼でしっかり見えたのだった。私は、天気に関しては無茶苦茶運のいい男のようなのである。

写真はやや左側に、かけ始めた太陽が映っている (クリックで拡大される)。金環日食になったところもきれいに見えたのだが、残念なことに写真には取り損ねた。明るすぎて、同心円状に暗くなった太陽が、カメラには認識できなかったようだ。

昨夜は甲府のビジネスホテルに泊まり、一応、窓のカーテンは開けたままにして寝た。こうしておけば、朝になれば自然に明るくなって目が覚める。最近のホテルの窓は磨りガラスになっているか、そうでなければ大抵レースのカーテンも付いているから、外から丸見えにはならない。そもそも、大抵高いところに部屋があるから、大丈夫だ。

目覚まし時計なんて設定しておくと、大音響が鳴って、壁の薄いビジネスホテルでは隣近所に迷惑になるから、私はいつもそうしている。

で、今朝も 6時前に明るくなって自然に目が覚めた。窓を開けてみると、昇る朝日がもろに見える。「なんだ、こんなに晴れちゃったら、金環日食が見えちゃうじゃないか」 というわけで、「儲けもの」 の幸運に、少しだけ心が躍った。

7時にホテルの朝食を食べてちょっとコーヒーを飲み、7時 20分におもむろに外に出てみると、写真のように、ちょうど太陽が雲に覆われたところだった。しかし、これが幸いだった。肉眼ではまともに見えない日食が、雲のフィルターを通してよく見える。

そうこうしているうちに、太陽はどんどん欠けていって、7時半頃にきれいな金環日食になった。雲のおかげで、肉眼で十分に見える。となりで見ていたオッサンの日食観測グラスを借りて見ると、影絵に毛が生えたみたいで、全然臨場感がなく、おもしろくも何ともない。これはやっぱり、肉眼で見る方がずっといい。雲のフィルターよ、ありがとう!

それにしても、金環日食というのは、全然暗くならないのだということがわかった。いや、少しは暗くなったのかもしれないが、気付かなければ全然気付かないという程度の違いでしかない。実際、興味のない人は全然気にしないで会社に急いでいる。

気象予報士の森田正光さんによると、赤瀬川源平さんが 「皆既日食の価値が 1万円だとすれば、金環日食なんて 100円程度のものだ」 と言ったというのだが、なるほど、そんな程度のものである。雲のフィルターがなかったら、太陽が欠けたということにすら気付かないほどだ。

そうこうしているうちに、私は子どもの頃のことを思い出した。いつのことだったろうかと Wikipedia で調べたら、1963年 7月 21日とわかった。私が小学校 5年生の時である。この日、日食が見えるというので、小学校のクラスは大騒ぎになり、みんなでセルロイドの下敷越しに太陽を見ていたことがある。

その時も、影絵芝居のような欠けた太陽が下敷に映ったのを眺めて、私は 「なんだ、こんなものか」 と、ちょっとしらけたのを憶えている。やっぱり、日食というのは皆既日食でないとあまりドラマチックじゃないようなのだ。

とはいえ、この目で直接、金環食を見ることができて、話の種になったというのは、やはりラッキーだったと思っている。

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2012/05/20

「PC 定年問題」 の根本的な意味

IT Media が 「PC 定年問題」 というのを論じている。その中には、企業でも Ultrabook を活用すべきだとか、Windows XP ではセキュリティ的に限界だとかいうトーンの記事が満載なのだが、私の実感としては、野放図に使い続けた Windows XP マシンは、もう使い物にならないということでしかないと思っている。

私が関係している中小企業では、今でも Windows XP マシンを使っているところが多い。私としては、XP でも上手に使い続ければまだまだ十分に使えると思っているのだが、彼らの PC の多くはもう、使い物にならない状態だ。何しろ、動作が遅すぎるのである。

起動するまで延々と 5分以上待たされる。下手すると 10分ぐらいかかるのもある。

起動しても、プログラムが立ち上がるまでにまたしても延々と待たされる。さらにプログラムが立ち上がっても、一つ一つの動作が異常に遅い。フリーズしてしまったのかと疑い始めた頃に、ようやく反応する。

私なら到底耐えられないほどの遅さである。

この異常な重さを解消するには、デスクトップに置かれた山のようなファイルをきちんと整理し、デフラグをし、あちこちに溜まった屑ファイルを削除し、プリインストールされてはいたものの、一度も使ったことのないアプリケーションをアンインストールし、それでもダメなら、OS を再インストールしてやらなければならないだろう。

そんなことをするぐらいなら、PC そのものを買い換える方がずっと手っ取り早い。しかし、私はそれを勧めるのに躊躇する。

彼らの多くは、速くなった PC を使ったとしても、その投資に見合っただけの効率アップが得られるかどうか、疑問なのだ。もしかしたら、今のままのトロッとしたスピードで十分なのかもしれないのである。時速 40km/h しか出せない人にスポーツカーを運転させてもしょうがない。

私は、多くのユーザーにとっての 「PC 定年問題」 とは、個々のマシンのアップデートではなく、「PC というデバイスの定年」 を意味するのではないかという気がしている。

近頃私は「PC を買い換えろ」 と勧めるなんて無意味と気付いたので、「どうせまともに使いこなせていない PC なんか、さっさと見切りをつけて、iPad にしちゃいなさい」 と、あちこちで言っている。

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