2019/09/21

ラグビーと音痴の関連について

ラグビーのワールドカップが開幕した。私としては、「ラグビーって見てると興奮しすぎて疲れるから、できれば卒業したい」なんて思っていたのだが、始まってみるとついテレビの前でアツくなってしまった。初戦はロシアに勝って万々歳である。

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写真は前半 11分に松島が決めた日本の最初のトライ。テレビの液晶画面って、写真に撮るとこんな感じになってしまうのだということを初めて知った。

実は私は決してラグビーの「にわかファン」というわけじゃなく、黄金時代のワセダに長く在籍していたから(何しろ大学院まで行っちゃったもので)、時には秩父宮ラグビー場まで行って観戦するほどだった。実況放送でアナウンサーが説明してくれなくても、少なくとも「今、どういう状況なのか」ぐらいは理解できる。

で、今日はワールドカップ関連ではあるが、ラグビーそのものの話じゃない。試合前の「国歌」に関する話題である。昨日は平原綾香が『君が代』独唱を行った。彼女の低音は独特の迫力があって、とくに最初の「きみがー」の部分はゾクゾクするほどだった。NHK で聞き慣れているバージョンの 4度下に移調して歌っていたからね。

そして次にロシア国歌の番になり、独唱歌手(ごめん、名前わからない)に合わせて選手やロシア人の観客たちも一緒に歌っていたのだが、これがどういうわけか、音痴揃いなのである。とにかくそれぞれが勝手に音程外れまくりでわめいたりつぶやいたりするだけで、悪いけど聞いていて啞然とするほどだった。

そして申し訳ないけど、「やっぱりロシア人って、歌の下手なヤツが多いんだ」と再認識してしまったのである。

ここで「再認識」と言うには、それなりのわけがある。20代の頃だから 40年も前の話だが、私の田舎でよく「フォーク・コンサート」なんてものがやられていて、私も帰郷の際には出演して歌ったりしていた。そんな時、地元の酒田港に入港していたロシア船の船員たちも聞きに来ることがあった。

とにかく自由なコンサートだったから、出演者も観客も酒瓶抱えてほろ酔い加減で、「飛び入り」も歓迎である。すると観客の中からロシア人が、「俺にも歌わせろ」と飛び入りすることになる。ロシア語はさっぱりわからないがほろ酔いのせいもあり、その場の「ノリ」で、「おぉ、どんどんやってくれ!『カチューシャ』聞かせろ!」とばかりに、ギターを貸してステージに上げる。

そしてロシア人はおもむろにロシアの歌(らしい)を始めるのだが、これが呆れるほど下手というか、もっと言えば「音痴」なのである。ギターもただかき鳴らすだけで、まともには弾けていない。ロシア人仲間の歌もひたすらバラバラで、本来どんなメロディの曲なのかすら想像がつかない。

というわけで、私は自然に「フツーのロシア人って、歌がムチャクチャ下手なのに、なぜか音楽は好きみたいだよね。ロシアのクラシック歌手が見事に朗々と歌うのは、あくまでも特殊ケースなんだろうね」と思い込んでいた。昨夜は図らずもそれを思い出してしまったのである。

昨日のゲームで日本チームがとくに前半、ボールが手に付かなくてノッコンしまくりだったのは、あの超絶調子っぱずれの歌をすぐ近くで聴かされて体の中の軸がズレてしまったからに違いないと、勝手に思っている。

そう言えば昔、ワセダの試合を見るために秩父宮に行くと、その前の試合の「東大 vs 立教」の後半なんかに居合わせてしまうことがあった。仕方がないから、お付き合いで観戦してしまう。

こう言っちゃなんだが、この 2校のゲームと言うのは、(当時は)互いに意図もなくハイ・パントを上げては落下地点にわーっと群がり、まともに捕れなくて落としまくるわ、あげくはタッチに蹴り出そうとしても届かないわという「目の腐るような試合」だった。お目当てのワセダの試合を前に、「いざ決戦」の士気が萎えてしまうほどだったのを覚えている。

昨日のロシア国歌を聞いた時の感覚は、どこかあの「萎え感」に似ていると思ってしまったのだった。

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2019/09/20

「全身の皮膚を顔にすれば寒くない」という乱暴な発想

季節が巡って、ようやく秋らしくなってきた。下の画像は気象協会のページにあった昨日の気温を示すもの(クリックで拡大表示される)だが、東日本は概ね最高気温が 28℃ 以下で、最低気温は 20℃ を下回っている。西日本はさすがにまだ最高気温が 30℃ 前後だが、沖縄を除けば熱帯夜にはなっていない。

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台風 17号が南の暖かい空気を引っ張り込んでしまったら、また暑苦しくなるかもしれないと思っていたが、つくば周辺では明日は最高気温が 20℃ で、最低気温は 16℃ と予測されている。こうなると、夜などはちゃんと毛布を掛けないと寒いぐらいだ。

「寒い」という言葉で妙なことを思い出してしまった。私の母が子どもの頃、つまり戦前の話だが、近所に変わったオジさんがいて、夏は上半身裸、冬でもシャツ 1枚で過ごしていたという。そしていつも「全身の皮膚を顔にしよう」とかなんとか書かれた旗を掲げて歩き回っていたのだそうだ。

なるほど、冬になっても顔は外気に触れたままで大丈夫なのだから、もし全身の皮膚を顔にしてしまうことができたら、冬でもシャツ 1枚で十分すぎるほどだろう。もっともその乱暴な発想に積極的に挑戦してみようとは決して思わないが。

というわけで、「どうして顔の皮膚は寒さを感じないのか」ということを調べようと思い、試しにググってみたのだが、これがまた、結構面倒なことになった。

例えば「Yahoo 知恵袋」で "寒い冬でもなぜ「顔」だけは寒くないのですか?" という質問へのベストアンサーに選ばれたのが、「マスクをすると体感温度が1℃上がるそうです。寒い日にはマスクをしてみて」というものだ。質問とは全然無関係の話である。こんなものがどうして「ベストアンサー」なんだ。

他にも "寒くても顔が寒くないのはなぜですか?" という質問に「感覚と発熱の問題です。水中では、体温の90%が頭部から奪われます。頭部の防寒は効きますよ」なんていうアサッテの方からの「ベストアンサー」もある。質問の趣旨を勘違いしているとしか思われない。

数少ないまともな解答を探しまわった結果、OKWAVE での「布団から肩が出ていると、とても寒く感じてなかなか寝れないのに肩から上(顔)が出ていても寒く感じないのはなぜですか??」という質問への KGS さんの解答が見つかった。要点をまとめるとこんな具合である。

  • 皮膚には外部からの刺激を感じる痛点、圧点、冷点、温点の4つがセンサーがあるが、各センサーの分布が体の部位によって違う。
  • 冷たさを感じる冷点はクラウゼ小体とも言われ、人間の場合、生命に直接影響のある内臓近くに多く分布している。
  • 顔は内臓から遠く、脳は頭がい骨に守られているため、寒さより熱を警戒しているために、冷点が少ない設定になっている。

なるほど。これは論理的に納得できる。

さらに「素朴な疑問集」というサイトの ごまさばさんからの解答が、「なるほど、それもあるかもね」と思わされる。まとめるとこんな感じだ。

  • 顔同様にいつも外気に晒されている「手」は冷たさを感じる。
  • この違いは、顔は手と比べて「血液の量」が違うからではないか。
  • 脳には大量の血液が循環するから、顔の体温が奪われにくいのではないか。

一応の結果としてまともなのは、この KGS さんと ごまさばさんからの 2つの解答しか見つからなかった。というわけで今のところ、この 2つの合わせ技で納得しようと思っている。

なお、ごまさばさんの解答の上に表示されている mars さんの書き込みは、一見もっともらしいが、基本的なところで「実は顔面は後頸・前腕と並び全身の中で最も『冷点』密度が高い部位の一つだといいます」という記述がまったく事実に反するので、無視! (「ヒトの冷感受性の部位差について」という学術論文参照)

インターネットはこれだから、アブナいところがあるというのだ。

あるいは人間の「暑さ/寒さ」という感覚をさらに深く突き詰めると、単純に気温や湿度と皮膚のセンサーとの関連だけでは済まない「複雑系」の領域になってしまうかもしれない。何しろ「全身の皮膚を顔にすれば寒くない」という乱暴な発想もあるくらいだからね。

 

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2019/09/19

台風 17号発生で、連休は大荒れだそうな

昨日、"3連休に「熱帯擾乱」というのが襲来するらしい" と書いた通りの天気図になっていて、今日 15時に南海上にあった熱帯的気圧が台風 17号になったらしい。3連休は日本中で荒れ模様になるという。

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昨日の段階では「南海上の低気圧が台風に変わる」とほぼ断定的に報じられていたので、「そんなにはっきり言っちゃって、もし台風にならなかったらどう言い訳するつもりだ?」なんて思っていたが、最近の予報精度はかなり高まっているようで、ちゃんとなってしまった。恐れ入ったことである。

今回の台風は関東を直撃した 15号と違って、対馬海峡を通って日本海に抜けるという予測になっていて、大きさは「大型」、最大瞬間風速は 25m/s と発表されている。大きさとしては小型ながら、その分だけ高密度の大荒れをして最大瞬間風速 50m/s 以上を記録した 15号とはかなり性格が異なるようだ。

とはいえ日本の南岸沿いにある秋雨前線がこの台風で刺激されて大雨になるとして、警戒が呼びかけられている。屋根が飛んだり瓦が飛ばされたりした千葉の人たちは、また雨漏りに悩まされるかもしれない。

実は私は、土曜日には仕事で埼玉県に日帰り出張することになっている。この時点では、台風はまだ沖縄辺りを進んでいるようだから、台風 15号の時のように交通マヒで「帰宅困難」状態になってしまうことはないだろうと、希望的観測をしている。そして日曜と月曜(祝日)は、自宅でおとなしく PC に向かって仕事をしていよう。

それにしても昨日の記事でも触れたが、近頃の天気は極端から極端に振れるので、まったく油断ができない。

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2019/09/18

3連休に「熱帯擾乱」というのが襲来するらしい

Yahoo News が 「3連休に熱帯擾乱が襲来? 行動計画は慎重に」という情報を伝えている。「擾乱」は「じょうらん」と読んで、ググって意味を調べると、「《名・ス自他》安寧が破れるほど(多人数が)入り乱れ騒ぐこと。また、(たきつけて)乱し騒がすこと」と出てくる (参照)。

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ただ、これを気象用語として捉えると、次のようになる。(参照

地球の大気圏では自転などの影響で常に対流が起こっている。その中でも、普通の動きとは違い、時間とともに刻々と変化する比較的小さな乱れが常に発生している。このように大気が乱れる現象を気象学では擾乱(じょうらん、disturbance)と呼んでいる。気象学における擾乱であることを明確にするため、気象擾乱と呼ぶこともある。

なるほど、気象学では「大気の乱れる現象」のことなのね。「熱帯擾乱」と言うと、台風か熱帯低気圧のことと捉えればよさそうだ。今回、沖縄の沖縄の南海上で発生した熱帯低気圧は、先週ずっと台風 16号になると予想されていたものが一旦衰弱し、その中心がはっきりしない低圧部となっていたものが、再び復活したものらしい。

この熱帯低気圧は、土曜日から日曜日にかけて沖縄付近を通過したあと、月曜日から火曜日にかけて、本州付近を北上するだろうと計算されている。ウエザーマップによるアンサンブル予報の天気図(上図、クリックで拡大される)をみるともろに本州を縦断して、首都圏にも影響しそうだ。

先日にやたらと強い台風 15号の直撃を受けた関東に住む身としては、次はお手柔らかに願いたいところである。

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2019/09/17

"MEGANE" という名のクルマ

今日、ショッピングセンターの駐車場で、"MEGANE" という名のクルマを見つけて、「はぁ、『メガネ』なんて名前のクルマがあったの?」と驚いてしまった。ググってみると、これは「メガネ」ではなく「メガーヌ」というふうに読むらしく、フランスのルノーの車である。

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MEGANE って、初めて聞く名前である。どういう意味なのか調べてみると、とくに意味のない造語で、音声的に力強さ、安定感、高級感を感じさせるのだそうだ(参照

お値段が気になってしまうが、ルノーのサイトで調べると、1.6L の GT が 3,399,000円、Sports Tourer GT が 3,599,000円、1.2L の GT-Line が 2,690,000円とある。もろに高いというわけでもないが、決して安い値段でもない。はっきり言って、私なら決して買わない。

ただ、ベンツや BMW などの「いかにも高級外車」というイメージでもなく、「ちょっとオシャレっぽい」感じのフツーのクルマというのが「ウリ」なのだろう。それなら日本車でもいいのがあるじゃないかということにもなりそうだが、この「フランスっぽい感じ」というのがいいのだろうね。

確かに、私がフランスに住むフランス人だったら、これを選ぶかも知れない。なるほどね。

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2019/09/16

「暑さ寒さも彼岸まで」というが

気象庁が一昨日の 14日の記事で「暑さ寒さも彼岸まで」として、日本は 17日から秋の空気に覆われると告げている(参照)。ところが実際のところ、17日の関東は最高気温が 29℃とか 30℃ に達してしまうところが多いようだ。

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このページの画像をみると、17日からやってくる「秋の空気」は北海道や東北、山陰などの日本海側にかかってくる程度で、関東はまだ「夏の空気」の勢力範囲にあるようなのである。それで明日は暑くなるというわけだ。

週間予報では、つくば周辺は明後日以後は最高気温が 25℃ 以下の日が多くなるようだが、それでも 23日と 28日は 28℃ まで上がると表示されている。なかなか油断がならない。28℃ なんていったら、一昔前までの常識では真夏の気温だよね。

いずれにしても 10月になれば本格的な秋になるだろうが、最近は春と秋が極端に短い傾向がある。11月になったらいきなり冬になるかもしれず、何があっても驚かない心の準備をしておかなければならない。

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2019/09/15

「煽り運転」と「通せんぼ走行」の相克

最近何かと話題の「煽り運転」の問題では、こう言っちゃ申し訳ないが、公平に見れば「煽る方が完全に一方的に悪い」ということはそれほど多くないと思っている。フツーにクルマを運転していれば、煽り運転というのを結構よく目撃するが、その多くは、煽られているクルマが 追い越し車線をのんびり走り続けているというケースなのだ。

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そりゃ、完全に「あいつ、頭がおかしいな」と思ってしまうような無謀な煽り運転をするクルマもないではないが、それはレア・ケースだ。圧倒的多くは、追い越し車線を走るクルマが、その前がガラガラに空いているにも関わらず、隣の走行車線と変わらない(あるいはそれより遅いぐらいの)スピードで、あたかも「パレードを率いてゆっくり走ってる」みたいな状況の時だ。

そんな時、先を急いでいるクルマはイラついて、前をゆっくり走るクルマになんとかどいてもらおうとするのだが、いかんせん、なかなかどいてもらえない。そうなると、気の荒いドライバーはつい煽ってしまいがちだ。

「くるまのニュース」というサイトの、昨年 3月 27日付の国沢光宏氏の記事に "なぜ多い? 煽り運転のきっかけ「通せんぼ走行」 高速追い越し車線で法定速度走行はNG?" というのがある。この記事では、SA や PA で休憩中のドライバーにアンケートを採ったところ、「法定速度を維持していれば追い越し車線を走ってもいいだろう。抜く方が速度違反だ。譲る必要は全く無い」という回答が多くあったとしている。

しかしこれはまったくの思い違いで、「法定速度であっても追い越し車線を走り続けるのは明確な道交法違反(道路交通法 20条 1項)」と指摘されている。要するに、道路は左側の「走行車線」を走るのが基本で、不必要に追い越し車線を走り続けるのは道交法違反なのだ。国沢氏はこの「追い越し車線を走り続ける行為」を「通せんぼ走行」と言っている。言い得て妙だよね。

問題は「自分が通せんぼ走行をしている」なんてことをまったく意識していないドライバーが少なくなく、のんびり追い越し車線を走って煽られたりすると、一方的に被害者意識をもってしまうということだ。ゆったりと走るのが好きで煽られたくなかったら、素直に左側の走行車線を走るべきなのである。

ただ、ごくフツーに「通せんぼ走行」してしまうドライバーは、バックミラーもサイドミラーも滅多に見ない人たちだから、いくら後ろから煽られても全然気付かない。彼らは何があろうと追い越し車線を悠然と走り続ける DNA を持っちゃってるみたいなのだ。

いくら啓蒙活動しても、そのメッセージは届かないのだよ。彼らには。だから、もはや諦めるしかない。世の中ってそういうものだ。

実際に「バックミラーなんて見たことない」と言ってる女性ドライバーを知ってるしね。要するに「煽り運転」をするドライバーというのは、結局のところまったく意味のない危険運転をしているだけということになってしまうのだ。

私は自分の「本宅サイト」と位置付けている「庄内拓明の知のヴァーリトゥード」というサイトに、14年も前に "高速道路と 「キープレフト」 あるいは「高速道路のパラドックス」" という記事を書いている。結論から言うと、3車線ある高速道路では、一番左側の走行車線がガラガラに空いている場合がほとんどなので、そこを走るのが一番早いのである。

上のリンクをクリックしてページに飛んでみると、3車線のうち右側 2車線がぎっしり混んでいるのに、左側がガラガラに空いているという写真を見ることができるが、その中の極めつけの 1枚を下に再掲しておく。まさかと思われるかもしれないが、実はこれが日常茶飯事の状況なのだ。

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だから私は、3車線のうち 右側 2車線がマナー知らずのドライバーの「通せんぼ走行」で混んでいても、ガラガラの左車線を通って団子状態のパレードを一気に抜けてしまうことにしている、そんなわけで「やっぱり煽り運転なんてしちゃいけないよね」と、あっけらかんと思ってしまうのだよね。

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2019/09/14

台風以後、ウシガエルの声が聞こえなくなってしまった

一昨年の 6月 17日に 「ウシガエルの鳴く日」という記事をアップした。我が家の裏手の土手にはウシガエルが数匹棲み着いているらしく、いつも昼となく夜となく、盛大な声で鳴いていたのである。その声は動画に収めて YouTube にアップしておいたので、下の画像のクリックでリンク先に飛び、声が聞ける。

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その鳴き声はもう、あまりにも馴染みになってしまっているので、普段はあまり気にならない。しかし我が家の娘が久しぶりに帰ってきて泊まると、「この家に住んでいたときは当たり前の声だったのに、久しぶりで寝ている時に聞くと恐ろしくなっちゃう」というほどの大音響だ。

ところがそのウシガエルの声が、先日の今週の月曜日の台風 15号襲来以後、ぱったりと聞こえなくなってしまったのである。冬眠しているらしい真冬を除いて毎日毎晩お馴染みになっていたあの大音響が聞こえないというのは、何となく淋しい気がしてしまう。

一体どうしてしまったのだろう。9日付の記事で、台風が過ぎ去る前の夜明け頃から野鳥が鳴き始めたことで、「野生の強さに学びたい」なんて書いたが、実際には野鳥の世界も大変だったのだと、のうさぎ星人さんのコメントで知った。読売新聞が「台風影響か野鳥死骸 3000羽 スズメやムクドリ さいたまなど 11市町」と伝えている。

とすると、我が家の裏手に住んでいたウシガエルも、強風で吹き飛ばされ、増水した流れに呑まれてどこか下流に押し流されてしまったのだろうか。何しろカエルのことだから、よもや溺死なんてことはないと思うのだが、小貝川の本流の辺りまで流されてしまっていたら、生育環境のあまりの変化に大変な思いをしているだろう。

そんなことを考えると、長年馴染んできた鳴き声の主だけにちょっと心配な気がしてしまうのである。我が家の裏手に、再びウシガエルが戻ってくるのは何年先になるのだろうか。それまでは、妙に静かな夜を過ごさなければならない。

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2019/09/13

Windows 7 のサポート終了が迫って

最近、関係先のあちこちのオフィスで、デスクの上の PC が次々と新しくなっている。それまで使っていた Windows 7 のサポートが間もなく終了するので、古いマシンごと入れ替えているのだろう。

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Mac ユーザーになって久しい私には遠い世界のお話のように感じられるが、今年 6月 20日に書いたように(参照)Windows 7 のサポートは来年の 1月までとなっている。その後に出た OS の Windows 8 は2023年 1月までサポートされるようだが、あちこちでどっと PC の入れ替えが進んでいるのをみると、Windows 8 がいかに売れなかったかがわかる。

上述の 6月の記事で触れたように、かくいう私も MS の OS に関しては MS-DOS (もう知ってる人は少ないんじゃなかろうか)時代からのユーザーで、Windows 7 までは全てのバージョンを使っている。何しろ Windows NT なんていうマイナーなものまで使っていたのだから、いわば筋金入りだ。

その私が Windows 8 なんていう OS のマシンを店頭で触ってみて、「こんなわけのわからない、気持ちの悪い OS を使うのはご免だ」と、Mac に乗り換えたのだから、Windows 7 を使い続けたユーザーの気持ちはよくわかる。私としても使いやすい OS という印象があるからね。ただ Mac に乗り換えた根本的な理由は、前々から「自分は Mac ユーザーであるべきだった」と思ってきたからなのだが。

ちなみに近々 Windows 10 に乗り換えたとしても、MS の今後のサポート・スケジュールをみると、そのサポートは 2025年 10月で終了することになっている。つまり、たった 5年しか使えないわけだ。私が Mac に乗り換えたのは 2014年 1月だから、既に 5年半以上使っている。

しかもこの Mac はまだまだバリバリで寿命が尽きてしまいそうな気配はなく、これから先もしっかり使い続けられそうだ。そういえば私は 3年前の 11月 11日の記事で、"「Mac で仕事すれば、Windows より安くつく」 と、まさかの IBM が絶賛" という GIZMODE の情報を紹介している。こんな話だ。

4年間トータルで考えるならば、Windowsマシンを導入したときと比較して、Mac 1台につき最低でも 265ドル(約2万7500円)、モデルによっては最高 535ドル(約5万5000円)もの節約になると、IBMでは試算されている。初期導入費用こそ Windows マシンのほうが安いものの、導入後の値打ちは Mac が勝る。

つまり、トータルに考えると Mac の方がランニング・コストが安いのだ。5年使い続けてみて、それがよくわかった。なにしろ私はホーム・オフィスのハードユーザーなので、職場と自宅の別なく一日中同じ PC を使いっぱなしのためか、5年間ハード的な問題がなく使い続けられた PC は、今回の Mac が初めてなのである。

ただ、ライトユーザーでネット接続しないと割り切ってしまうと、Windows のサポート終了なんてどうでもいいという見方もできる。私の知り合いに、今でも Windows Vista マシンを使い続けているという猛者がいるのだ。

彼はこのマシンを完全にネットから切り離してスタンドアロンで使っているのだという。つまり「ドメスティックなファイル作成とデータ整理だけ」に用途を限定しているのだそうだ。インターネットにはスマホを使っているので不便はないという。彼とはフツーにメールで連絡を取り合っているのだが、そうか、スマホでやってたのか。知らなかった。

フツーに PC を使って仕事をしているとなかなかできるものではないが、こうしたやり方もあるのだと、ちょっと感動してしまったよ。

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2019/09/12

29℃ で爽やかに感じてしまう今日この頃

今日はここしばらくなかったほどしのぎやすい。何日ぶりだかほとんど忘れてしまったほどの爽やかさだ。190912

WeaterNews の情報によると、今日の当地の最高気温は 29℃ だそうだ。ここしばらく 34〜36℃ で、しかも高湿度の日が珍しくなかったので、ことさら爽やかに感じてしまう。

ただ、29℃ というのは 10年ぐらい前までの常識では、真夏日一歩手前で十分「暑い」と言える気温だった。それがこんなにまで心地よく感じてしまうのだから、体がよほど異常な蒸し暑さに慣れてしまっているのだろう。嬉しいような悲しいような話である。

日本の夏の気温は、前世紀末頃に比べると目に見えて上昇してしまったように思う。気象庁のサイトで「東京の日平均気温の月平均値(℃)」というページを見ると、私が大学に入って上京した 1971年からの 10年間の 8月の平均気温は、26.7、26.6、28.5、27.1、27.3、25.1、25.0、28.9、27.4、23.4(いずれも ℃)だった。

年によって結構隔たりがあり、冷夏といわれた 1976年の 8月の平均気温は 25.1℃、さらに 77年は 25.0℃、1980年は 23.4℃ でしかないが、73年と 78年は、それぞれ 28.5℃ と 28.9℃ の猛暑になっている。

78年の 8月 3日は私の生まれた酒田市で 40.1℃ を記録した。この日、私は南アルプスの標高 3000m 近い稜線で雨に降られ、テントの中で停滞しながらラジオでこのニュースを聞き、仰天したのを記憶している。ただいずれにしても、71年からの 10年間では、猛暑が 2回、冷夏が 3回だったわけだ。

そして 2010年から今年までの 10年間の 8月の平均気温をみると、29.6、27.5、29.1、29.2、27.7、26.7、27.1、26.4、28.1、28.4(いずれも ℃)だった。

月の平均気温が 29℃を上回った年が、71年から 80年までは 1度もなかったが、2010年代は 3度もあり、去年と今年は 2年連続して 28℃台ととなっている。この事実からも「近頃暑くなったよね」という印象は、気のせいだけではないとわかる。「温暖化」は事実なのだ。

救いだったのは、東日本大震災のあった 2011年の 8月の平均気温が、27.5℃と、28℃を越えなかったことだ。この年の夏、「原発停止による電力危機」なんてことが言われていたので、私は「それなら、エアコンなんて使わんわ!」とばかり、エアコンの電源プラグを抜いたまま過ごした。気付いてみれば、なんとかそれでしのげたのである。(参照

ところが、去年と今年はラジオの「熱中症には十分ご注意ください。無理をしないでください。エアコンの使用をためらわないでください」」という呼びかけに、「はいはい、ためらいません」と素直に応じて、エアコンを使っている。使わなかったら本当に体を壊してしまう。

年によって変動はあるのだろうが、このまま徐々に温暖化が進んだら、8月の平均気温が 30℃ なんてことにもなりかねない。そうなったら特別の対策をしなければ外を歩けなくなるだろう。

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