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2004/07/17

性同一性障害特例法

性同一性障害特例法が 16日に施行され、性同一性障害を持つ人が、一定の条件を満たせば戸籍の性別を変更できるようになった。

性同一性障害で深刻に悩む人というのは、本音と建前のギャップを容認できないという意味で、純粋なのだろうと思う。

ある意味、器用で如才ない生き方のできる人ならば、普段の生活は戸籍通りの性別を演じ、私生活では本来の生き方をすることもできるだろう。あるいは、それを逆手にとって生きる上での 「なりわい」 にすることもできる。

昔はそれを容認して、別の世界で生きるという、ある意味での 「文化」 があった。しかし、ここまで大衆化社会が進展すると、「別の世界」 で生きるのではなく、「普通の世界」 で生きたいと願うようになるのも当然だろう。ただ、「普通の世界」 が、まだそれを容認し切れていないのだ。

「性」 には 「セックス (性別)」 と 「ジェンダー (性差)」 があり、単純に前者は生物学的な区別、後者は心理的・文化的な区別と言われてきた。しかし、どうも性同一性障害というのは、心理的なものだけでなく、物理的な原因もあるらしいので、「気持ちの問題」 で済ますわけにもいかない。やはり救済処置が必要なのだろう。

問題は、法律的に整備しただけでは、社会的意識の面でまだ問題が残るということだ。「多様性」 を認める文化を育てなければ、マイノリティは苦労するばかりである。

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多様性のうち、ごく一部にスポットを当てたにすぎない。気持ち悪いかのように振る舞う社会がある限り、問題はなくならないし、多彩さを認めることができないことは非常に弱... [続きを読む]

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