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2004/08/22

本当の七夕

実は、今日が本当の七夕である。旧暦の 7月 7日が、今日なのだ。

俳句では七夕は秋の季語ということになっているが、本当の七夕というのは、ようやく秋の気配の漂う頃の行事であることを理解しないと、まるで実感が伴わない。梅雨明け前の七夕飾りは、陳腐である。

東北では、仙台の七夕祭りを始め、「月遅れ」 の七夕を祝うところが多い。しかし、この 「月遅れ」 でも早すぎる場合が多いのである。旧暦というのは、新暦よりも 1ヶ月以上遅れる場合が多いからだ。

ようやく朝晩はしのぎやすくなってきた。七夕らしい季節感である。

それにしても、俳句の世界というのは、新暦と旧暦が渾然一体になって、ちょっと交通整理がつきかねるのではなかろうか。例えば、東京近辺の新暦の七夕を題材として俳句を作っても、歳時記では七夕は秋の季語ということになっているから、ちょっとした矛盾が生じる。新暦の七夕は、梅雨明け前の蒸し暑い時期だからだ。

ちっとも秋らしくない光景を、「秋の季語」 として扱わなければならないというのは、「本音と建前」 論にも共通するところのあるうっとうしい問題である。軍隊を持っていながら、「戦争と軍備を放棄している」 と言い続けるくらいにうっとうしい。

 

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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