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2004/10/04

テントなしで山で寝る

最近は滅多に出かけないが、20~30代の頃はよく一人で山に登った。山小屋はほとんど利用せず、テントを張って野宿した。

30代の頃は、冬以外はテントすら張らなくなった。いくら何でも寝袋だけでは夜露に濡れるので、防水布をさしかけ、その下で眠るのである。かなりいい気持ちだった。

テントで野宿するのは、山小屋で押し合いへし合いして寝るよりはるかに気持ちがいいが、それでも単独行では面倒に感じることがある。どうせ野営地に着いて、一晩寝て、翌朝早くに出発するだけだから、いちいちテントを張るのは馬鹿馬鹿しい気がする。

ちょうどその頃、ゴアテックスという防水透湿素材が登場した。要するに、外部からの水は防ぐが、内部からの湿気はどんどん外に排出して、蒸れや結露を防いでくれるのである。これを使わない手はない。

私はゴアテックスでできた封筒型のシュラフカバーを買った。これで、雨が降ってもびしょ濡れにならなくて済む。とはいえ、顔に直接夜露や雨がかかるのは嫌なので、一応ポールを一本だけ立てて、小さなタープ (防水布) を低くさしかけ、その下で眠る。まあ、気は心だから、シュラフカバーの下には、防水のグランドシートも敷く。

これで、雨露は十分にしのげる。ある時、夜中にかなり強い雨が降ったが、シュラフカバーの内部はまったく濡れず、快適に眠った。

何よりも嬉しいのは、周囲と自分とを隔てる布きれがないことである。月夜の晩などは、夜の山中が結構見渡せる。動物の気配なども感じられる。時には、月の光を反射する二つの目が、近くを通り過ぎたりする。かなりワイルドな夜を過ごせるのだ。

私がアウトドア好きなのは、もしかしたら 18歳で東京に出てくるまで、毎年秋になると芋煮会で外に繰り出していたからかもしれない。とにかく、野外でメシを作って食うのが好きなのだ。


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