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2004/10/30

リンクと引用のしかた

今日はリンクと引用のしかたについて書かせて頂きたい。

私の 「知のヴァーリトゥード」 本宅には、他のサイトからリンクや引用をよくされているページが結構あり、中でも "「なおざり」 と 「おざなり」"、" 成功体験を重視する 「グッピー理論」" はその代表である。

この 2つのページは、「ウンチク系」 ということでは共通しているが、内容には次のように、やや違いがある。

"「なおざり」 と 「おざなり」": 言葉の意味のわずかだが重要な違いに関する 「雑学系」
" 成功体験を重視する 「グッピー理論」" : 人事、経営面に言及した 「実業系」

そして、引用、リンクのされ方を見ると、「雑学系」 の方が断然お行儀がいいのである。大抵は、当サイトの該当ページにリンクをはることで、出典を明らかにして紹介してくれている。

一方、「グッピー理論」 に関しては、引用はされているが、当サイトの該当ページにリンクしてくれているところは、1件も発見されていない。

元龍拡散会長、故・藤井康男氏の講演のもちネタであった 「グッピー理論」 をインターネット上で紹介したのは、実は私が最初ではない。しかし、2番目であったろうという自信はある。このページをインターネット上にアップロードした時に、Google で確認しているからだ。

そして、私の該当ページの 「追記」 でも触れているが、最初に紹介していたふくやま城次さんという方は、その後、サイトを閉じて、別の形で再開されてはいるが、「グッピー理論」 に関するページは消したままにされている。だから、しばらくの間、インターネット上で 「グッピー理論」 について言及したページは、当サイトだけであったはずだ。

そして、平成15年4月17日付の毎日新聞 「発信箱」 で、「グッピー理論」 について触れたコラムが掲載された。そのコラムには、"「知のヴァーリトゥード」 というホームページで紹介している" との記述があり、そのせいで、当日、私のサイトは突然のアクセス急増に、何事かとビックリこいたのである (参照)。

その後、インターネット上に 「グッピー理論」 の紹介がポツポツ増えて、本日現在、Google で検索すると、私のサイトを除いて、11件ヒットする (重複を除く)。

そのうち、2件はデッドリンクと BBS (該当ログ見当たらず) なので、残り 9件を覗いてみた。

2件は、毎日新聞のコラムで知ったと明記してある。しかし、それはいわば 「孫引き」 である。一度ぐらい当サイトにアクセスして確認してくれてもいいようなものだとは、思ってしまうのである。

さて、残りは 7件。うち 3件は情報元に一切触れていない。これは如何なものかと思う。

「グッピー理論」 は、世の中に広く知れ渡った有名なセオリーとか、誰が見ても同じ結論を導き出せる自然科学的学説というわけではない。「ぶっちゃけた話」 でいえば、元龍角散会長である故・藤井康男氏の 「創作」 と言ってもいいぐらいのものである。

よく考えれば、案外 「話半分」 みたいなお話だとわかる。あんなどれを見ても同じような魚の 「いつも餌にありつく勝ち組」 と 「ありつけない負け組」 を、どうやって区別しろというのだ。

だからといって、まんざら 「でたらめ」 というわけではない。藤井氏の手にかかると、「話半分」 のお話が、世の中の真理を穿つ 「よくできた話」 に変貌するのである。それだけに、私はこの話を紹介するときには、「藤井氏の説」 ときちんと断ることが故人への礼儀であると信じている。

残りは 4件。そのうち 3件は、「故・藤井康男氏のもちネタ」 であると紹介している。しかし、ご当人から直接聞いたのかどうかは、極めて怪しい。多分そうではないと思う。藤井氏が他界されてしばらくは、ネットの世界で 「グッピー理論」 を紹介していたのは私のサイトだけだったのに、毎日新聞で紹介されて以後、ぞろぞろ出てきたのだから。

ならば、毎日新聞のコラムで知ったとか、あるいは当の毎日新聞がそうしたように、"「知のヴァーリトゥード」 で紹介されている" と、テキストとしてのソースを明記するのが筋というものだろう。私ならそうする。

残り 1件。これは 「知のヴァーリトゥード」 で知ったと、きちんと書いてある。しかし、該当ページへのリンクははられていない。私なら、迷うことなくリンクをはり、引用元を具体的に明らかにするだろう。それでなくとも、私のサイトは 「リンクは自由」 を明確に謳っているのだから。

というわけで、人事とか経営関係の仕事をしているような人は、どうもインターネットにおける情報元をリスペクトするという感覚が、希薄なように思われてしまうのだが、どうだろう。

別の言い方をすると、"「なおざり」 と 「おざなり」" を紹介してくれる人は、「知らなかった、こういうことだったのね」 という感じで、とても率直だが、「グッピー理論」 の方は、元々知っていたかのような書き方が 3分の 1、孫引きと伝聞が残りのほとんどなのだ。

もし 「グッピー理論」 が私のオリジナルであるならば、少なくとも情報元を明らかにしていないサイトには、堂々とクレームをつけるところだが、この件に関しては、私自身が 「他人のふんどし」 で相撲を取ったようなものだから、我慢している。

なお、私が自分のサイトで紹介したのは、藤井康男氏が逝去されてからであり、故人が講演の度に紹介されていたユニークな説を、もっと世の中で知ってもらいたいという願いからである。そのことについては、ページの中でしっかりと触れている。


tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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コメント

本論に異論ありません。最近このサイトを知ったのでとても面白いです。

細かいことですが、情報提供です。
飼育経験者から見れば、故・藤井康男氏が多数のグッピーを個体識別していたことに何の疑問もありません。
グッピーを「どれを見ても同じような魚」、と思うのなら、熱帯魚店で観察してください。雄の派手な原色を固定した品種もありますが、原種(あまり売っていませんが)はずっと地味なメダカのような地色に小さく赤、青、黒、緑といった小斑が散りばめられ、個体ごとに模様が違うので、個体識別が容易な種です。同色に固定された品種でも、尾鰭の大きさや形、斑紋、傷などで相当区別できますし、人為的な淘汰をせずに何世代か飼うと、先祖がえり的な色彩の個体が現れて多彩な集団になります。100匹は比喩としても、飼育者が数十匹を個体識別することが難しくない熱帯魚はグッピーを含め結構います。
ただし、雌は全身地味なので、大きさを除いては「どれを見ても同じ」と言われても仕方ないかもしれません。

投稿: キノコハンター | 2009/09/14 22:22

キノコハンター さん:

>飼育経験者から見れば、故・藤井康男氏が多数のグッピーを個体識別していたことに何の疑問もありません。

へへぇ! そうだったんですか。
いやはや、知らぬこととはいえ、お見それしました。

こんなことがあるから、世の中はいくつになっても新鮮なんですね。

情報提供、誠にありがとうございました m(_ _)m

投稿: tak | 2009/09/14 22:49

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