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2005/01/13

自然も人間もハードランディング

昨年の夏から秋の台風ラッシュに、地震の頻発。「最近、自然界がおかしいんじゃないの?」 と言う人が多いが、これはむしろ、「おかしい状態から普通の状態に戻る動き」 かもしれないという。

気象予報士の森田さんによると、「自然はいつもハードランディング」 なのだそうだ。

なるほど、それは地震のメカニズムを見てもそうなのだろうなと思う。地殻の歪みは、かなり長時間かかって知らないうちに蓄積されるのだ。その歪みに耐えきれなくなった地殻が、かつてのバランスを取り戻そうとして、溜まったエネルギーを一瞬の間に放出する。

地震に限らず、自然界の動きとはそうしたものなのかもしれない。「近頃、天気がおかしいよね」 と言うが、本当の 「おかしさ」 は、気付かないうちに徐々に蓄積されていたのだ。目立った変化が現れたら、逆にそのことによって、自然のバランスがいくらかなりとも回復されるのかもしれない。

あるいは人間もそうなのかもしれない。病理というのは症状に現れたものを指すのだろうが、本当は、症状というのは蓄積された身体的・精神的ストレスを解き放そうとしている姿かもしれない。症状の原因は、健康だと思っているうちに、無意識のうちに蓄積されていたのだろう。

「素直でおとなしいいい子」 と思っていたのに、ある時から急に問題行動を起こし始める子がいる。これも 「素直でおとなしい子」 であった時に、じわじわとストレスが溜まっていたのだ。

台風ラッシュがおかしいのではない。地震の頻発が忌まわしいのではない。病気の症状や、問題行動が忌まわしいのではない。一見忌まわしい現象が現れていない時こそ、注意しなければならない。

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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