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2005/04/17

高田渡の訃報

16日夜、水戸方面から国道 6号線を南下中、ラジオで高田渡の訃報を聞いた。享年 56歳。

この人の評価を、私はまだきちんとできていない。「ごあいさつ」 は大好きなアルバムだし、「生活の柄」 は、今でも口ずさむ。しかし、どうもひっかかるところがある。

「ひっかかるところ」 というのは、彼の破滅志向である。一時、「渡は死んだ」 といわれるほど酒浸りが伝えられ、今世紀に入ってから、少しは持ち直して活動を再開していたようだが、言動に 「やっかみ」 が目立つようになった。

60年代に、一応 「反戦フォーク」 と言われ、70年代に入ってからはその程度のレベルではなくなって、「枯淡」 の味まで漂わせていた男が、どうして 21世紀になって、あんな風に世間に毒づく姿をさらさなければならなかったのか。

本来ならば、40歳を超えてからは世間を超越していなければならない男だった。残念である。

まあ、今日の記事はさっぱりわからんという人も多いかもしれない。それでも、彼の歌を聞く機会があれば、何らかのショックを覚えると思う。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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音楽」カテゴリの記事

コメント

突然のコメントで失礼します。勝手にトラックバックを送らせていただいたので,一言お断りしようと思いました。(なお,間違えて別の記事にT/Bを送ってしまいました。そちらは削除していただければ幸いです。)

「70年代になってから」の部分については,若干違った印象を持っているのですが,それは私が渡さんの活動を十分知らないからかも知れません。

「アル中」から回復した後,また新しい渡さんの展開に期待していたのですが,残念です。

投稿: なも | 2005/04/17 10:35

コメント、ありがとうございます。
時代との微妙なズレ方が魅力のシンガーでしたが、
そのズレ方が、少し違ってきたかなと思っていたところでした。

もう少し生きていれば、そのズレ方もまた面白くなっていたかもしれませんが。

投稿: tak | 2005/04/17 12:16

日記(ブログではない)を読み返していたら、私が高田渡の訃報を知ったのはtakさんのこの記事だったことが分かりました。今日は久しぶりに彼の曲を聴こうかなぁ。

投稿: 山辺響 | 2012/04/16 11:03

山辺響 さん:

彼の歌を聴くと、ギターを弾きたくなります。

投稿: tak | 2012/04/16 21:26

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