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2005/08/15

民主党の 「具体的な」 郵政改革

いやはや大したモンだ。私もきちんとしたデータを持っていないので、ただ純粋に驚いた。

民主党のマニフェストでは、郵貯の限度額を現行の 1000万円から 500万円に下げることで、約 210兆円の郵貯総額を、100兆円削減するんだそうだ (参照)。普通に考えると、数字のマジックにもならない気がするのだが。

岡田代表は、「我々の主張は郵貯の規模縮小だ。限度額が 1000万円から 500万円になれば、官から民へ金が出てくる」 と強調したのだそうだ。

個人的に言わせてもらえば、俄には信じがたい。私も郵便局に貯金口座を持っているけど、残高は、1000万円はおろか、500万円にもほど遠い。いくら限度額を下げても、全然影響ないぞ。

ところが、民主党は限度額を半分にすることで、郵貯総額も半分近くまで減らせるとみているというのだから、これはすごい。この主張を全面的に信頼するとすれば、郵便貯金をしている人や法人のほとんどすべてが、限度額スレスレまでの残高をもっているもののようだ。

いや、それどころではない。そういえば、今年 5月末には、限度額 1000万円を超えている貯金者が 230万人もいたなんてことが発表されていたなあ (参照)。

どうやら郵便貯金においては、私のような少額貯金者は、おおざっぱに計算すると、ほんの 5%以下の少数派で、残りの 95%ほどは、1000万円近く、あるいはそれ以上の貯金をしているらしい。

ところで、このブログを読んでくれた 100人のうち 95人が、「そんなことも知らなかったの?」 なんて感想を持つのだろうか。あるいはそうでなかったとしたら、もしかしたら岡田さん、私以上に数字に弱いのではなかろうか。

まさかねえ。でも、その辺りの理屈、はっきり言ってさっぱりわからない。これでは説得力がないだろうに。このマニフェスト、本当に本当に、さっぱりわからないぞ。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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コメント

700万円超を預けている貯金者は1076万人に達し、貯金額の合計は全体の半分近い99兆円にのぼった

投稿: | 2005/09/01 10:39

>700万円超を預けている貯金者は1076万人に達し、貯金額の合計は全体の半分近い99兆円にのぼった

それでも、岡田さんの主張は計算が合わないですね。

投稿: tak | 2005/09/05 20:14

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