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2005/09/20

「引用」 のマナーとセンス

Rtmr さんが 「引用」 について極めてまともな正論を論じておられる。(参照

この関連で、昨日当コラムで論じた 「ぶっ飛びお天気キャスター」 のお話をきっかけに、こう言ってはなんだけど、ブログの世界の引用に関するマナーとセンスの悪さを、しみじみと感じてしまったのである。

昨日の記事は珍しく、半日経たないうちに 3件もトラックバックされた。ウチのブログは、平均 200件/日以上のアクセスがあるのに、コメントとトラバは、極端に少ない。コメント率 (コメント件数/アクセス件数)、トラバ率 (トラバ件数/アクセス件数) で言ったら、多分、日本のワースト・ブログの一つである。

で、珍しくトラバがサクサクっとついたので、この話題に関するブログ記事がどのくらいあるのか知りたくなり、Technorati Japan で 「スコット・スティーブンス」 のキーワードで調べたら、昨日昼前の時点で 95件ヒットした。まあ、こんなものだろう。

ところが、それらをざっと眺めてみると、単に Sankei Web の記事をコピペしただけというログが結構あるのだ。そのほとんどは、元記事へのリンクを張ってあるので、まったくのパクリとは言えないが、中には、引用元すら明記していないブログもある。

一番多いのは、記事の全文コピペの最後に、チョコチョコっと感想じみたコメントを添えたものである。そういうのって、「個人ニュースサイト」 というらしいが、そのコメントにしても、「とりたてて言うほどのことか?」 という程度のものが多い。

前述の Rtmr さんのページに、引用する際の 「公正な慣行」 として、いくつかの条件が明記されているが、そのうちのひとつに、"質的にも量的にも、引用先が「主」、引用部分が「従」という関係にあること" という一文がある。

記事の丸写しの後に、ありきたりな短い感想を述べるというスタイルでは、質的にも量的にも完全に、「引用部分が主」 ということになってしまう。引用をせずに、リンク先の URL のみを記して、鋭い一言を添えるというスタイルならば、OK だが。

ただ、記事の全文をコピペしたくなる気持ちもわからないではない。リンク先の記事は、大抵の場合、一定期間を過ぎると削除されてしまい、リンク切れになるからだ。

しかし、「個人ニュースサイト」 だからといって、コピペし放題の免罪符になるわけではない。どうしても全文コピペしたかったら、引用した記事以上の分量と質的内容のコメントを付けなければ、マナーとセンスの両面から、コトは済まないだろう。

マナーを別としても、小学生の絵日記の 「きょうは、おとうさんとおかあさんと、おとうとのヒロシと、かいすいよくに行きました。とってもたのしかったです」 と大差ない構造になってしまう。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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