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2005/10/23

妻には 「信じられない」 マグカップ

私はコーヒー好きである。とくに、パソコンに向かうときには、手元にコーヒーのたっぷり入ったマグカップがないと落ち着かない。

コーヒーをちびりちびりと啜りながら仕事をするのは、私の長年のスタイルになっているのだが、最近まで、コーヒーがすぐに冷めてしまうのが、不満の種だったのである。

しかし、近頃いい買い物をした。コーヒーの冷めにくいマグカップである。

これは外側が透明プラスチック、内側がステンレスの二重構造になっていて、その間は真空に近くなっているようだ。つまり、魔法瓶と同じような構造なのである。

上部にはお盆のような形の蓋がついていて、手前に吸い口となる切れ込みがあり、反対側に空気の通る小さな穴があいている。そして、蓋の上面はテフロン加工で水分を撥じき、吸い口に向かってやや傾斜しているので、コーヒーが蓋の上にたまらないようになっている。

このマグのおかげで、たっぷりと注いだコーヒーをゆっくりと 1時間近くかけて啜っても、最後まで冷たくならないので、私は大満足なのである。

ところがこのマグは、妻には信じられないものらしい。彼女にとっては、蓋の隙間からコーヒーを啜るなんて、どう考えても 「変なこと」 に思えるようなのだ。妻は、スタバのコーヒーでも、吸い口付きの蓋を取って飲む人で、それが 「こだわり」 なのである。

一方、私は仕事中に飲むコーヒーは、味は二の次だ。インスタントで十分である。ちょっとしたリズムをつけるために、マグを手にとってコーヒーを啜るだけだから、こだわりは要らない。最後まで冷めないことの方が、よほど大切なのだ。

私たち夫婦は、大まかな価値観はかなり共通しているのだが、細部に至ると、かなり違ったテイストをもっている。18歳で出会うまで、まったく別の環境で生きてきたのだから、それは当然のことだ。それに二人とも、案外自分の美意識に頑固にこだわるところがあるし。

それでも、私たちはお互いのやり方を否定しはしない。妻は私のマグを 「信じられない」 と言いながら、それでも私がそれを大のお気に入りにしていることを、ちゃんと尊重してくれている。

それに、私だってパソコンの前を離れて、「真面目に」 コーヒーを飲むときには、このマグを使おうとは思わない。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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