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2005/12/25

停電と灯油ストーブ

このほど、実家が新居に引っ越したわけだが、最近の住宅というのは高気密・高断熱で、かなり暖かい。それでも、引っ越しの際には、「電気を使わない昔ながらの灯油ストーブは捨てないように」 と注意された。

もちろん、停電になっても凍えないための対策である。

先日の新潟市の大停電では、この 「昔ながらの灯油ストーブ」 が大活躍したと伝えられる。新型のファンヒーター・タイプは、確かに暖かいが、電気がないと何の役にも立たない。灯油ストーブのない家庭は、かなり往生したらしい。

我が家にも、昔ながらの 「対流式灯油ストーブ」 というのがある。これに点火すると、ランプ代わりになる程度の明るさも確保される。普段は押入の奥にしまわれているが、いざという時には、すぐに取り出せるようにしてある。

大分前の話だが、関東地方にも大雪が降り、我が家の近くの送電線が着雪の重みで切れてしまい、かなり長い間停電してしまったことがあった。

タイヤチェーンをしっかり巻いた車で、家路に着き、我が家の近くまで来ると、世の中が真っ暗である。信号も付いていない。我が家に入ると、薄暗い居間で、家族が車座になって灯油ストーブを囲んでいた。これがなかったら、大変なことになるところだった。

翌日、近所の人の話を聞くと、灯油ストーブのない家庭では、家族全員で毛布をかぶって、ひたすら震えていたらしい。気の毒なことであった。

それにしても、酒田から筑波に戻ってきても、かなり寒いと思っていたら、気象情報を調べたところ、やはり最低気温はこちらの方が低いのだった。25日の予報で言えば、酒田の最低気温が 0度なのに、この辺りはマイナス 6度になるという。

やはり、雪が積もってしまうと、それほどには冷えないのだ。筑波の里には、雪を山の向こうに置いた寒風だけが吹き付けるということなのだろう。それに、天気がいいから放射冷却もあるし。ぶるぶるだ。

ところで、1965年の秋に起こったニューヨークの大停電では、その 270日後に出産ラッシュがあったという。しかし、今回の新潟の大停電では、寒くて重ね着をする一方だっただろうから、少子化対策には全然役に立たなかったに違いない。

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