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2006/05/05

「にじよじ」 のまつや

最近、とんと酒が弱くなってしまった。どこに行くにも車を運転することが多いので、酒量が減っていた上に、サラリーマンを辞めて、付き合い酒まで減ったせいだと思う。

元々それほど酒に強い体質というわけでもなかったので、日常の 「鍛え方」 が鈍ると、自然に酔いの廻りが早くなる。

20代から 40代まで、私も結構酒を飲んでいた。案外行儀のいい酒飲みで、やたらと朗らかにはなるが、酔って他人に迷惑をかけたことは、ほとんどない。

一部記憶の飛んでいる部分もあるが、その間に無茶をやらかしたということもないはずだ。酔いつぶれた友人の世話をした覚えはいくらでもあるけれど。だから、私の酒酔い勘定は、大幅黒字である。

私が一時酒を結構いけたのは、ひたすら鍛錬の成果である。何度も吐くほど飲んで鍛えたのだ。しかし、その場合でもトイレでこっそり吐いて、廻りには気付かれないようにしていた。

遺伝とか血統的なことを言えば、私の父方は完全な下戸で、母方は大酒飲みである。

父の家系は全員、本当に酒を飲めない。父は辛うじてお猪口 1杯なら美味いというが、2杯飲んだら、心臓バクバクで死にかねない。一転して、母方の親類はやたらと飲む。いくら飲んでも顔色が変わらないというほどの酒豪が多い。

私はその中間を取って、「そこそこに飲む」 程度である。いや、元々は、父方 7分に、母方 3分程度のミックスで、どちらかといえば、酒には弱い方だったと思う。せっかく鍛錬で補っていたのに、近頃、地金が出てきてしまっているのだ。

先日、午後 4時前ごろに、神田のまつやに行った。老舗の蕎麦屋である。6時に仕事上で人に会う約束があり、その日は、まともな昼飯にありつけなかったので、小腹ふさぎに、もり 1枚たぐっておこうと思ったのである。

近頃、「にじよじ」 という言葉がある。午後 2時から 4時の間に、ちょっと蕎麦屋酒を楽しもうかというような時に使われる。元々は、亡くなった杉浦日向子さんが言い始めた言葉だ。

間の悪いことに、 「にじよじ族」 のオアシスともいうべきまつやに入ったのは、その 「にじよじ」 の真っ最中だった。見回すと、もり蕎麦 1枚なんていう客は少数派で、皆いかにも美味そうに酒を飲んでいる。もう少しで誘惑に負けそうになった。

しかし、今回はぐっと堪えたのである。以前の私なら、2時間近くあれば十分に酔い覚ましができた。しかし、今の私はその自信がないのである。下手したら、仕事上のミーティングに赤い顔して行きかねない。

これからは、仕事が一区切り付く前に 「にじよじ」 のまつやに行くのは、止めとこう。ちょっと誘惑が強すぎる。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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コメント

白磁の徳利と盃。
焼き海苔にわさび芋。
焼き鳥玉子焼き小田巻蒸し。
さぁ~~「にじよじ」の『まつや』が
呼んでますよぉ~♪(^-^)

投稿: 花まき | 2006/05/06 09:52

花まきさん:

うっ、う~~
な、なんて、そそる意地悪を・・・^^;)

投稿: tak | 2006/05/06 20:00

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