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2006/06/05

ああ嫌だ嫌だなんて言いながら……

ウチの次女は、どうやら猫の毛にアレルギーがあるらしい。猫に触れると、たちまち涙と鼻水が流れるのである。

そのくせして、人一倍動物好きなのである。もちろん猫も好きなので、涙も鼻水も、猫を愛でる快楽には負けるようなのである。それで、グシュグシュになりながら、猫を撫でている。

人間、それをすると不快になるとわかっていても、同時に得られる快楽の方が大きいと、それを求めずにはいられないという、業のようなものがある。なんと悲しいものである。

秋田の小学生殺人事件も、それと似たようなところがある。なんとも嫌な気にさせられる事件で、犯人が 2件隣に住む女であるらしいとなると、ますます嫌になる。ところが、世の中はこの事件に興味津々だ。

ゴシップ好きの本能がうずくのである。この事件、多分、ゴシップジャーナリズムが大喜びしそうなコテコテ要素が、どばどば出てきそうな雲行きである。週刊誌はこれで、何週間かは売れ行きの心配がなくなるだろう。

本当に、グショグショになりながら猫を撫でるのと変わりがない。よしゃあいいのにと言っても、そんな警告はまったく意味がない。

人間はかくも不条理なものである。根が不条理なものだから、いくら理性が拒否しても、不条理性に深入りするのが大好きなのである。

あぁ、今日も次女は鼻水を流しながら、猫にブラシをかけている。くずかごの中は、猫の抜け毛で一杯だ。我が家の猫はもう、セーターを 2着は脱いだぐらいの衣替えを済ませている。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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