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2006/10/11

ビスケット 1枚で元気が出る不思議

2日続きの腹減りネタで恐縮だが、私は昔から不思議でたまらないことがあった。

山登りなどで、シャリバテ寸前、腹が減って脚がカクカクいいだした時、ビスケットを 1枚食べただけで元気が出る。食べたばかりのビスケットが急にエネルギーに変わるわけでもなかろうに、どうしてなんだろうという疑問だ。

私は、これはきっと 「気分の問題」 なんだろうと思っていた。以前、本宅サイトにこんな風に書いたことがある (参照)。

重いリュックを背負って、尾根道を縦走している。今日の行程は長い。もう少し先に行ってから昼食にしようと思っているうちに、つい午後の2時も過ぎてしまう。気付いてみると、「シャリバテ」 でフラフラだ。もう一歩も歩けない。

そんな時、リュックのポケットからビスケットを取り出し、2~3枚ポリポリと食べると、あーら不思議。今食べたばかりのビスケットがいきなり消化されてエネルギー源になったわけでもなかろうに、次の瞬間には、腹に力が入ってスタスタ歩き始めている。

こんな経験が何度もある。これだけでも、「食」 というのは気分の問題というのがわかる。何か口に入れたという気になりさえすれば、エネルギーは湧いてくる。

しかし最近になって、これは 「気分の問題」 ばかりではないのではないかと思い始めた。きっと、脳の中で、何か信号が変わってしまうに違いない。

飯時を過ぎても腹に何も入ってこないと、脳のどこかがあせってしまうんだろう。そして、「注意シグナル」 を発するんではあるまいか。「緊急警報、これから食糧不足の状況に突入すると見られる!」 ってな具合に。

そして、その情報が脳から発せられると、体中の細胞が、エネルギー蓄積に走る。何しろ、次に飯にありつけるのは、いつになるかわからない。無駄なエネルギー消費は極力抑えようとする。

そうすると、今まで元気に歩いていた脚にもエネルギーが注入されなくなって、とたんにカクカク言い出す。これがいわゆる 「シャリバテ」 だ。本当に、もう 1歩も歩けない気がしてしまう。

しかし、そんな時、ポケットから取り出したビスケットをぽりぽりとかじる。すると、脳は先ほどの警戒警報は必要なかったと知る。「なぁんだ、心配して損したぜ。飯はいくらでもあるじゃん。警戒警報解除!」 ってなもんだ。

すると、体中の細胞も安心して、体内に蓄積されていたエネルギーをどっと供給し始める。だから、食べたばかりのビスケットが消化され、エネルギーに変わらなくても、既にあるエネルギーで元気になれる。

多分、こういうメカニズムなんではないかと想像するのだ。これを 「ところてん効果」 と名付けよう。

そうだとすると、ダイエットのために絶食するなんていうのは、愚かしいことということになる。下手に絶食すると、脳が指令を発して、できるだけ体内にエネルギーを蓄えようとする。すると、ところてんが押し出されない。皮下脂肪は貯まる一方になる。

健康にダイエットしたいなら、きちんと食事を取りながら、がっちりと運動をした方がいいのだろう。よし、運動するぞ。三日坊主にならなければ。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

ダイエット効果についてはともかく、食べ物が口に入ったことによる脳内信号の変化ってのは、何だか現実味ありそう。

ということは、「腹が減ると怒りっぽくなる」は、「空腹である→食べ物が手に入りにくい→周りの奴は食べ物を争う競争相手→警戒」という流れなのかも?

投稿: 山辺響 | 2006/10/11 09:35

山辺響 さん:

>ということは、「腹が減ると怒りっぽくなる」は、「空腹である→食べ物が手に入りにくい→周りの奴は食べ物を争う競争相手→警戒」という流れなのかも?

なるほど。
これまた、妙に説得力ありますね。

投稿: tak | 2006/10/11 13:42

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