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2006/11/28

「大手を振って」 歩く女たちへ

上野駅で常磐線から山手線に乗り換える時に、ふと思い立って、コンコースを歩く人たちの、腕の振り方を観察してみた。

男は大抵、腕を肩から真下に垂らして、小幅に降って歩く人が多いが、なぜか、女は 「大手を振って」 歩く人が多い。腕を体から離し、横に大きく広げて振る人が多いのだ。

そりゃあ、男でも腕を横に広げて振る人がいないでもない。しかし、そういうのは、ほとんどが 「太ったおじさん」 だ。脇の下からウェストにかけての盛大な贅肉が、腕が真下に降りるのを邪魔しているのである。

あるいは、片手にやたら重そうな荷物をぶら下げている人も、バランスを取るために、反対の腕を大きく横に広げることが多い。

しかし、女の場合は、別に太っているわけでも、重い荷物をぶら下げているわけでもないのに、腕が横に広がる傾向がある。不思議でしょうがないので、さらによく観察すると、文字通り 「大手を振って」 いるというわけでもないようなのだ。

彼女らの多くは、腕が体の前面では内側にきて、後ろに振ると外側に開く。つまり、両腕を平行に前後に振るのではなく、体の後ろ側で極端に広がる 「ハの字」 形に、斜めに振って歩いているか、片手にバッグを持っているので、残りの片方をより盛大に後ろ外側に振って歩くケースが多い。

歩くときの腕の振り方の決定的な男女差は、どうもこの辺りにあるようなのだ。つまり、男は両腕を平行に振る人が多いが、女の多くは、後ろに振るときに、なぜか (男の目から見ると) かなり無駄に、横に広げる。

なんでまた、こんな細かいことをくどくどとブログに書いているのかというと、女特有のこの腕の振り方は、雑踏の中ではとても迷惑なのだ。単に人混みの中で邪魔になるというだけではない。もっと、微妙に困ることがある。

雑踏で斜め前を歩く女性の手で股間を直撃された経験のある男は、かなり多い。盛大にぶん殴られなくても、当たり所が悪いと、ちょっとした 「コツン」 程度で、あれは涙が出るほど痛いのである。

妙齢の女性の手で、絶妙の打ち所を 「コツン」 されてしまい、思わず 「うっ!」 なんて声を漏らそうものなら、「何よ、この人!」 みたいな目でにらまれてしまう。「何よ」 じゃない。あんたの思いっきり振った後ろ手が、言いようのない危害を加えたのだよ。

それはまさに、「言いようのない危害」 だから、男としては、ただ我慢するのみである。

あれって、目に見える自分の体の前面では腕が内側に振られているので、案外自覚がないのかもしれないが、その分、後ろ側では思いっきり外側に振られているのだ。多分、無自覚だからこそ、あんなにも平気で男の股間を直撃できるんだろうけど。

世の中の女性諸君、お願いだから、腕を後ろに振るのは、できるだけ慎ましくするように、基本的なウォーキングの練習をしてもらいたい。そうでないと、その無意識の所作が、ごく物理的なセクハラになってしまうこともあるのだよ。

それに、腕を振るのは、やっぱり並行に近い方がエレガントな歩き方に見えるのは、確かなことだしね。

【追記】

江都屋黄金丸さんからの大変示唆的なコメントを得て、"歩行における 「でんでん太鼓理論」" という記事をまとめた。合わせてお読み頂ければ幸いである。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

単純にほとんどの女性は
男性に較べてヒールが高く
踵の接地面積が小さい不安定な靴を履いている、
しかも蟹股で歩く訳にもいかないから
その状況の中で安定させバランスを取って
しかもラッシュアワーの中、ある程度早足で歩く為に
自然とああいう手の振り方になってしまう・・・
って事じゃないんですかね?

運動力学とかよく解かりませんが
何となくそんな気がするんですが。

投稿: 初 | 2006/11/28 21:36

初 さん:

>単純にほとんどの女性は
>男性に較べてヒールが高く
>踵の接地面積が小さい不安定な靴を履いている、
>しかも蟹股で歩く訳にもいかないから
>その状況の中で安定させバランスを取って
>しかもラッシュアワーの中、ある程度早足で歩く為に
>自然とああいう手の振り方になってしまう・・・
>って事じゃないんですかね?

う~ん、どうでしょうかね。
横方向の振幅を大きくすると、かえってバランスが崩れたり、早足の妨げになったりするとみることもできますから。

後から考えたんですが、腰骨を避けるために、横に振っているんじゃないかと思われるフシもあります。

男は腰骨より肩が外側に張り出し気味なので、腕を真っ直ぐ下におろせるけれど、女は肩幅よりヒップの幅が大きい(?)ので、腕を斜めに振って、腰骨に当たるのを避けているのかもしれません。

まあ、よくわからんですが。

投稿: tak | 2006/11/28 22:09

 こんにちは。

 観察してみると、多くの女性は足を踏み出す際にその同じ側の骨盤も一緒に前に出しながら歩くことが多いようです。ちょっと言葉だけでは説明しづらいんですが、たとえば右足を踏み出す時に、骨盤は上から見ると反時計回りに回転して右の足とお尻が一緒に前に出る、と、そんな動きが多いです。歩く時には当然それを左右くり返すので、正中線の振れが大きくなるために腕をでんでん太鼓のように振らざるを得ないということになるようです。男性の場合は骨盤の回転よりはむしろ重心を前方に移動させることで歩いているので、腕はさほど大きく外回りしないようです。
 (夏祭りの時など浴衣姿の女性が腕を大降りしているのを目にすることがありますが、あれはもう、ガックリきますよね)


 この「人間の歩きかた」についてのことは私も思うところが大いにあるのでいつかは自分のブログで記事にしたいとは思っているのですが、ちょっとまだそこまでまとまってはいないのでコメントのみで。

投稿: 江都屋黄金丸 | 2006/11/29 22:05

江都屋黄金丸 さん:

なるほど、「でんでん太鼓」説は、魅力的に響きます。
持論の完成を楽しみに待ちます。

投稿: tak | 2006/11/30 11:15

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