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2006/12/14

新聞の 「切り抜き」 というか、コピーしやすさ

新聞記事の 「切り抜き」 なんてことを言うが、今どきは、本当にハサミで切り抜いてしまうヤツなんていないと思っていた。コピー機という便利なものがあるからである。

しかし、どこの会社にも勝手に記事を切り抜いてしまう乱暴者がいる。後から読むやつのことを、全然考慮していない。

本当にもう、コピーしろよ。第一、ハサミで切り抜くなんて、面倒だろうに。それに、新聞紙はすぐに黄ばんでしまうけれど、コピー紙ならずっと長持ちするぞ。

まあ、本当に切り抜いてしまうにしても、コピーを取るにしても、日本の新聞記事というのは、本当にやりにくい。割付が突飛な場合がとても多いからである。

記事をずっと左の方まで読み進み、段が変わると、突然紙面の一番右に飛んでしまうなんてことが、少なからずある。こんな場合、コピーを取るにしても、2度コピーして、切り貼りのようにしてまとめなければならない。

コピーしにくいだけでなく、読みにくくて堪らないのだが、一向に改善されない。これって、日本の新聞の妙ちくりんな 「割付の美学」 によるものだと思う。

日本の新聞の 「割付の美学」 というのは、記事を単純なブロックの中に収めるのをよしとしないようなのだ。視線をあっちに飛ばし、こっちに戻しするような、複雑怪奇な流れにするのが、「美しい割付」 と思われているようなのである。

一つには、記事中に小さな広告なんかを挟みたがることにもよる。こうすれば、広告が目に止まりやすいと思っているのだろうが、そんなことはない。単に邪魔くさいだけである。下手な考え休むに似たりだ。

アメリカの新聞の割付なんかは、よほど単純である。ほとんどボックス型の中に収まっていて、切り抜きやコピーをしても、でこぼこがあまりない。日本の新聞も、余計なことを考えずに、ボックス型の割付にしてくれる方が、ずっとありがたい。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 そう、そのとおりです。このおかしなレイアウトが普通な新聞の異常なまでの読みにくさ。これは私が新聞を購読しない理由のいくつかあるうちの一つなのです(あとは、オヤジギャグにしても下等な駄洒落の見出し、とかですか、読んでいるこちらの語感がボロボロになりそうなので読まない、という理由もあります)。

 あれは、無神経にもほどがある、の一言につきます。

投稿: 江都屋黄金丸 | 2006/12/14 22:06

江都屋黄金丸 さん:

そう感じている人が他にもいたと知り、安心しました。
(自分だけがむかついてるのかもしれないと疑ってたので)

企業の広報部では、自社に関する新聞記事を切り抜き(実際はコピー)してスクラップしてありますが、ほとんどは、見るも無惨にでこぼこです。

A4 1枚で足りるような分量の記事でも、部分的にはみ出したり飛んだりするので、つぎはぎが必要な場合が多いのです。

あれは、馬鹿馬鹿しいコストです。

投稿: tak | 2006/12/15 10:53

今からン十年前,中学生のころ新聞部に所属していました。そのころ紙面の割付をするさい,次の3つは絶対に避けなければならないと言われていたものです。
 ハラキリ……特別な意図もないのに紙面が中ほどで横真一文字に分断されてしまうこと。
 ウナギの寝床……幅の狭いスペースの記事が,何段にもわたって縦に細長く続くこと。
 ナキワカレ……一つの記事が次の段に続くとき,上の段と離れた位置にいってしまうこと。
さすがに一般紙ではハラキリなんてのはみかけませんが,あとの二つは,以前はそれほどでもなかったのに近年とくに増えているように感じるのは気のせいでしょうか。

投稿: 御神酒徳利 | 2006/12/15 23:56

御神酒徳利 さん:

書き込み、ありがとうございます。

実は私も、中学 1年の時に、毎日新聞主催の学級新聞コンクールで 「優秀賞」(要するに、一等賞) をもらいました。

それに、業界紙記者としてのキャリアも結構あるので、新聞の割付については素人ではないどころか、玄人でもあったのです。

その上で言うんですが、単なる情緒的タブーである「腹切り」の禁忌性が強すぎるのに、読みにくさに直結する「ウナギの寝床」「泣き別れ」は、全然平気というのは、「逆だろう!」 と言いたくなるのですよ。

読みやすさのためなら、「腹切り」なんぞ厭わなくてもいいだろうと、私は思ってるんですがね。

投稿: tak | 2006/12/16 01:29

なるほど、やはりそれなりの専門用語があるのですね。
私の感覚では、御神酒徳利さん仰るところの「ナキワカレ」が醜い紙面の最たるものであると思います。

プロレス雑誌などのインタビュー記事にも(新聞とは違う形ですが)ありますね。そのまま左へ読み進めるべきか、下へ行くべきか迷うようなのが。小さい矢印がついていることもありますが、それもまた親切なようで煩わしい。始めからそういうものが無くともスルスル読める紙面づくりをすればいいのにと思います。そういうちょっとした心遣いが少しづつでも読者を増やすことにつながるのだと思うんですが、編集の現場の人々はなんだか妙に紙面をセンセーショナルにしたがる癖があるのでしょうかね。

投稿: 江都屋黄金丸 | 2006/12/16 15:45

江都屋黄金丸:

>私の感覚では、御神酒徳利さん仰るところの「ナキワカレ」が醜い紙面の最たるものであると思います。

そうですね。
読みにくいし、スクラップしにくいし、いいことないと思うんですが、センセーショナルな見出しを付けたがると、歪みが出やすいですね。

投稿: tak | 2006/12/16 20:34

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