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2007/08/14

「季節予報」 を 3回唱える

昔、生ものを食う前に 「天気予報、天気予報、天気予報」 と、三度唱えるまじないがあった。その心は 「当たらない」 ということである。

最近は、明日や明後日の天気予報はとてもよく当たるようになったが、季節予報はまだ難しいようだ。気象庁が 8月の気温を低めに予報修正したとたんに、この暑さである。

梅雨入り前は、ラニーニャ現象の影響で、この夏は 「小雨で猛暑」 との予報だったのを、覚えておられる方も多いだろう。ところが、実際には梅雨明けが遅れに遅れて、案外しのぎやすい日が続いた。

そこで、気象庁も考えを改めたらしく、先月の 25日に発表した 8~10月の 3か月予報で、8月の気温については、「高めか平年並み」 から 「平年並み」 に修正された。

一説によると、元々、気象庁のスーパーコンピュータの計算では、平年並み予想だったのだが、ラニーニャ要素を重視して手動で修正した結果が 「小雨で猛暑」 という予報だったようだ。それで、なんだ、やっぱりコンピュータの方が正しかったじゃないかといことになったらしい。

ところが、梅雨明けした途端にやたら暑くなってしまって、とくに北日本では記録的な暑さになっている。手動による修正が、後になってからだんだんと正しさを発揮し始めてしまったようなのだ。世の中はまったく皮肉なものである。

実は 12日まで、酒田と仙台に滞在していて、関東と比べたら少しはしのぎやすいだろうと期待していたが、すっかり裏切られ、大変な暑さだった。

東北でも内陸は、例年かなりの暑さになるのだが、酒田や仙台は、暑くてもせいぜい 32度程度のことが多い。しかし、今年は平気で 34度とか 35度になっている。フェーン現象を除いたら、異例のことだ。

で、気象庁も 8月 10日発表の 1ヶ月予報では、日本の大部分で、平年より気温の高い確率が 50%以上と塗り替えられている。これなんか、予報というよりはなんとなく 「後出しジャンケン」 じみたもののような気がするのだが、まあしょうがない。

それに、9月以降の残暑は厳しくなるという予報なのだが、これだって、当たるのだかどうだか甚だ怪しいものである。なにしろ、1ヶ月以上先の予報は当たらないことの方が多いという実績が、しっかりとあるのだから。

これからは、生ものを食うときには、「季節予報、季節予報、季節予報」 と、3回繰り返すといいかもしれない。

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コメント

はじめまして。いつも拝見しています。
えっと、「唱える」ですよね。(下らないツッコミですみません……)

聞くところによると、海外では軍事的要請からあまり詳しく気象予報をしない国が多いそうですね。日本を訪れた外国人は、予報の精度に驚くのだとか。
思えば、全国津々浦々に気象台や測候所を設置し、気象衛星を打ち上げ、スーパーコンピュータなどを駆使して気象を予測するわけですから技術立国の面目躍如とも言えますし、軍隊だけでなく広く国民が天気を知ることができるのは我が国の民主主義が案外成熟している証拠かも。

投稿: Adrienne ◆HI8ebVe8lo | 2007/08/16 06:13

Adrienne ◆HI8ebVe8lo さん:

>えっと、「唱える」ですよね。

またしても、あいたたたた。
その通りです。近頃、どうかしてます。

ありがとうございます。訂正しておきました。

天気予報の精度については、おっしゃるとおりですね。
米国でも、テレビのレベルの天気予報は大ざっぱですしね。
(あれだけ広い国土だから、しょうがないけど)

ただ、降水確率で、0%と 100% という数値を軽い気持ちで言われるのには、個人的にはちょっと抵抗があります。
絶対的な予報なんてないんだから、せめて、1%とか、99%とか言う方が、ツッコまれた時の保険になるんじゃないかと。

投稿: tak | 2007/08/16 06:49

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