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2007/10/14

流行の先取り/時代の先取り

私の先輩 O氏は、早稲田で最初にダウンパーカで通学した人である。自分でそう言っているだけだが、多分本当だろう。

そして私は多分、早稲田で最初にデイパック、今ではごく当たり前になってしまったティアドロップ型のリュックを背負って通学した男である。約 35年前のお話だ。

当時は学生といえばキャンバス製かナイロン製のショルダーバッグと決まっていて、リュックを背負うのは、山登りの時と相場が決まっていた。たまに街でみかけても、きちんと両肩を通して背負うスタイルには、ずいぶん抵抗があったようで、たいてい片方の肩だけを通してぶらさげていた。

アメリカンタイプのデイパックを、街でもきちんと両肩を通して背負うというスタイルは、当時まだ珍しかったのである。教授には 「君はいつもハイキングみたいな格好だねえ」 なんて言われたが、何のことはない、あっという間に学生の定番になってしまった。

そして私の妻は、多分、日本で 50番目以内に 「スナグリ」 を導入した母親である。「スナグリ」 というのは、赤ん坊を手を使わなくても体の前の方で抱っこするように固定する道具である。

今でこそ、それが当たり前になってしまったが、25年前の日本では皆、赤ん坊は紐で背中にオンブしていたものなのである。だから、知らない人から 「それはどこで売っているんですか?」 とよく聞かれたものだが、当時はどの店でも売ってなかった。通信販売で、わざわざヨーロッパ製を取り寄せたのである。結構高い買い物だった。

当時はインターネットもなかったから、外国製を通信販売で購入するというのは、面倒くさい仕事だったが、軽い気持ちでやってしまった。

その意味では、我が家はずいぶん時代を先取りしていたのである。流行の先取りではなく、時代の先取りをしたというのは、まあ、どうでもいいことだけど、内心自慢なのである。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私は当時の早稲田キャンパスではじめて、本格的なアイビー(またはメンズクラブ・コピー)であったはずです。
(多分、うそ)


父が米国出張土産で買ってきてくれた茶色のスエードのジャンパー(ジャンパーという表現は日本独特のもので誤りでしょう)と白のLEEのジーンズ、それにバスケット・シューズ。
(バスケットシューズはすでに種明かしをしたように、私が大男でサイズのあう運動靴がバスケットシューズしかなかっただけですが)
(庄内さんも私とほぼ同じ背丈のようですね)
(以後よろしく)

この姿でキャンパスを歩いていると、吉永小百合さんとその取り巻きが私を指さしながら、見ていました。
サンドイッチマンみたいな感覚で、軽蔑の念で見ていたのかな?(泣)

それに、ネクタイですが。
その当時私が夢中になっていたモダンジャズの来日黒人プレイヤー(アート・ブレイキーなど)が来ていたウルトラ・アイビー。
そのネクタイを父が買ってきてくれたのです。
すごくユニークなネクタイでした。
ほっそりというのがその当時のアイビーの傾向でしたが、そのネクタイは、極細でしかもオックスフォードのアイビーシャツの前立てのボタンに合わせたボタンが付いているというもの。
ネクタイピンじゃなくて、ワイシャツのボタンで留めるというネクタイ。
粋でしたね~。


投稿: alex99 | 2007/10/14 11:21

alex さん:

おぉ、あの単なる紐みたいなネクタイですね。
あれって、ワイシャツのボタンで留めるとは知りませんでした。

>(庄内さんも私とほぼ同じ背丈のようですね)

でも、足のサイズはかなり違うようです。
私はごく標準ですから。

投稿: tak | 2007/10/14 23:52

バカのなんとかとおしゃりたいのですか?
単なる27.5CMなんですが・・・。(泣)

投稿: alex99 | 2007/10/15 01:10

alex さん:

いえいえ、けっしてそんな。私の方が、身長と足のサイズのバランスが取れてないだけですから。

それにしても、大きいですね ^^;)

投稿: tak | 2007/10/15 07:37

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