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2008/07/06

ナイス・ボレーキック!

68歳男、病院で灯油撒く→ライター投げる→警官、空中でライターを蹴飛ばす」 というのがネット上で話題だ。火災を防いだ 「ナイス・ボレーキック!」 というわけである。

私もこのボレーキックを決めた警官の技には拍手を送りたいが、実際のところは、ライターが床に落ちても大丈夫だったろうと思う。

読売新聞の記事によると、京都市山科区の病院で、過去の治療に不満をもった 68歳の男が、「火をつけるぞ」 と言ってロビーに立てこもったのだそうだ。そして、駆けつけた山科署員らの説得を拒否して灯油約 10リットルを床にまき、火をつけたオイルライターを投げたが、同署員がそのライターを空中で蹴って着火を防いだという顛末である。

この警官、昔はサッカー部員だったとかいうんじゃあるまいか。かなりカッコいい。このキックが決まらなかったとしても、多分病院炎上という事態にはならなかったのだが、それでも、やっぱり拍手には値する。

私は学生時代、毎年大学の近くの燃料店で灯油配達のバイトをした。だから、灯油の扱いについてはちょっとだけ詳しかったりする。その上でいうのだが、床にまいた灯油にライターやマッチの火を落としたぐらいでは、常温では発火しにくい。ガソリンなら別だが。

灯油も布などにしみ込ませた状態で火を付けると、簡単に燃え上がる。旧式の灯油ストーブが、灯油をしみ込ませた芯に点火するのは、そのためである。

病院の床が、高級ホテルみたいにウォール・トゥ・ウォールのカーペット敷きだったら危ないが、政治家がやばくなると逃げ込むような高級病院 (?)でも、ロビーがカーペット敷きなんていうのはあまり見たことないから、多分大丈夫だったろう。

ただ、現場では男が床にまいたのが灯油かガソリンかなんていうのは咄嗟には判断できないだろうから、ライターをボレーキックした警官の判断と技量に対する評価が割引されるというわけでは決してない。

だから私は前述の如く 「かなりカッコいい」 と素直に思うわけである。その場に居合わせてキックの瞬間を見たかったと思うほどだ。

ところで、明日から洞爺湖サミットが始まる。首都圏ではどこを歩いても警官の姿が目に入るという物々しい厳戒態勢だが、私としては、正直なところやっぱりテロは怖い。サミット期間中は、ランドマーク的なところにはあまり近付きたくないと思う。この期間に新幹線や飛行機での出張がないのは、精神衛生上ありがたい。

アルカイダのテロは、ボレーキック程度では防げないだろうし。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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