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2008/07/03

コンパクト・デジカメで十分なんだけど

デジタル一眼レフが売れているんだそうだ。昨年は国内出荷台数が前年比 48.6%も伸びて、今年も昨年同期比で 31.2%増と、数字だけ見ると、なんだか絶好調である。

そういえば知人の S氏も最近 「僕もこの歳になったら、まともな趣味をもちたくて、一眼レフに挑戦したい」 なんて言っていたなあ。

もしかしたら、団塊の世代が定年にさしかかって、まともな趣味のひとつも持ちたくなり、そのニーズにぴたりと合ったのがデジカメ写真ということなんだろうか。定年になったら、それまでのように公費で接待ゴルフするわけにもいかないから、「趣味は、とりあえずゴルフ」 なんていう人生からは遠ざかってしまいそうだし。

そうなったら、これまでみたいなコンパクト・カメラで子どもや旅行先のスナップ写真ばかり撮るのじゃなく、落ち着いて 「背景のきれいにぼけた玄人っぽい写真」 というのを、自分でも写してみたくなるというのも、わかるような気がする。

なにしろ、近頃のデジタル一眼レフは値段が下がって、コンパクト・デジカメに 2~3万円プラスすれば、入門機とはいえ結構まともなのが買える。だったら、そろそろ手持ちのデジカメも買い換え時だし、思い切って、いや、そんなに思い切らなくても買えちゃう一眼レフにしちゃおうかと、まあ、そんなところなんじゃないかと思うのだ。

「そんなところなんじゃないか」 と、軽く言い切ってしまうのは、「一眼レフは売れても、肝心の交換レンズが売れない」 というデータがあるからである。実際、一眼レフの販売は伸びていても、交換レンズは前年割れが続いているのだそうだ。

日経ビジネス・オンラインの 「デジタル一眼、ブームの代償/カメラの販売は好調も交換レンズは前年割れ」 という記事に、次のような記述がある。

 メーカーが多少無理をしても価格を引き下げているのは、自社のシェアを高めておけば、いずれ交換レンズ販売という恩恵にあずかれるからだ。これはフィルム時代から続く一眼レフカメラのビジネスモデルだが、これまでのところ、思惑通りには進んでいない。

なるほど、インクジェット・プリンタを安く売って、インク・カートリッジで儲けようというのとあまり変わらない構図が、カメラ業界にもあるのだな。キャノンなんて、両方やってるし。

しかし、プリンタをあまり使わなければインク・カートリッジをそんなに買わなくても済むようなもので、せっかく買った一眼レフも、そんなに凝った使い方をしなければ、買ったときに付いていた標準レンズだけあれば十分ということになる。

私なんかは、完全にコンパクト・デジカメ派で、一眼レフを買おうという気には全然なれない。専門のフォトグラファーじゃあるまいし、一眼レフは、持ち歩くには大きすぎるのだ。

私はもう一つのサイト、「和歌ログ」 で、毎日和歌を一首詠んで、それにその日に写した写真を添えている。毎日の暮らしで、でかけた先々でちょっとした写真を撮るのだから、一眼レフを持ち歩くのは大袈裟すぎる。コンパクト・デジカメをひょいと取り出して、ぱちりと撮るというのが一番いい。

だから、デジカメを買い換えることになっても、滅多に使わない一眼レフじゃなく、毎日気軽に持ち歩けるコンパクト・デジカメを選択することになる。私としては、その方がデジカメという道具の機能をずっと生かせるからだ。

それに、近頃ではコンパクト・デジカメだってなかなか機能が進化していて、毎日撮りまくっていれば、たまにはこの程度の写真なら撮れることもあるのである。要は、数をたくさん撮って、手持ちのカメラと仲良くなることだ。

フィルムが要らないのだから、いくら撮っても金はかからないことだし、大事にしまっておくようなものじゃない。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

親馬鹿とお呼びください。娘の運動会の写真を撮るためだけに買ってしまいました。レンズも大枚をはたきました。わはは。
どうしても当時のコンパクト・デジカメでは動いている被写体を(ましてやアップでは)満足に撮れなかったので。
仰るとおり、一眼レフは大きくて重いので、私も運動会以外ではほとんど全く使っていません。しかし、とても良い写真が撮れたので、良い投資だったと思っています。数十枚しか撮っていませんが、このまま壊れてしまっても十分に元を取った気がします。
プライスレス…がわりと現実的なプライスになってきたということでしょうか。

投稿: きっしー | 2008/07/03 16:07

きっしー さん:

素晴らしい親馬鹿ぶり、恭敬に値します。
まさに、元はとりましたね!

投稿: tak | 2008/07/03 21:57

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