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2009/01/18

「ガマの油 口上」 の芸

昨日の昼前から夕方まで、思いがけなくぽっかりと時間が空いたので、ふと思い立って筑波山神社に参拝した。

この時、「ガマの油 口上」 という芸を見る機会に恵まれた。つくばの地に住んで 25年以上になるが、生で見るのは初めてである。なかなか得難い経験ではあった。

Crack_090118 「ガマの油」 と言えば大方はご存知と思うが、もしかして知らないという若いお立ち会いもいるかもしれないので、一応、こちら にリンクを張っておこう。筑波山に来ればいつでも買うことができるし、一応我が家にもある。買ってみれば、要するにフツーの軟膏である。

その軟膏を売る口上が、現在大道芸として保存されている。筑波山ガマ口上保存会 というのがあって、私が昨日見せてもらったのも、この保存会の口上士師範、勝村筑蟇さんという方の芸。口上士師範というだけあって、飽きさせない素晴らしいものだった。

ガマの油売りは同保存会によると、常陸国筑波郡筑波山麓出身の永井兵助という人が 200年前に始めたものというのだが、現在、19代目の永井兵助がいらっしゃって、そのお方は、なんと女性なのだ。こちら に紹介されている。

ガマの油 口上は、筑波山神社の山門付近の空き地で行なわれていて、ご丁寧にも 「観覧無料 薬を売りつけることもありません」 という表示がある。薬を売るより、まずは芸を披露して見てもらうことが目的のようなのだ。

Youtube で検索してみたら、実際の芸の動画がちゃんと登録されていた。こちら が口上士筑波蝦蟇太夫さんの芸の Part 1 である。口上士もずいぶん多くいらっしゃるようで、調べてみたら、31人もいる (参照)。

私の個人的印象としては、Youtube の筑波蝦蟇太夫さんより、昨日実際に拝見させてもらった勝村筑蟇さんの芸の方が、円熟味があるという気がする。いずれにしても、この芸をものにしたら、結構引っ張りだこになるんじゃなかろうか。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

この女性口上師の方、いつだったかテレビで見ました。ガマが自分の姿に恐れをなして汗を垂らしてる姿は、動物愛護団体から言わせると虐待になるのだろうか?とかくだらない事を思ってしまいました。

古典落語「高田の馬場」三遊亭金馬が語る口上もなかなか良かった。

伝統芸能として残してもらいたいですね。

投稿: やっ | 2009/01/18 14:24

やっ さん:

>この女性口上師の方、いつだったかテレビで見ました。

案外知る人ぞ知るという方なんですね。

>ガマが自分の姿に恐れをなして汗を垂らしてる姿は、動物愛護団体から言わせると虐待になるのだろうか?とかくだらない事を思ってしまいました。

わはは (^o^)
現場を取り押さえてみたいものですね。

>古典落語「高田の馬場」三遊亭金馬が語る口上もなかなか良かった。

金馬は、なかなか達者な落語家でしたね。
ただ、NHK が落語しているようなところがあった ^^;)

投稿: tak | 2009/01/18 21:12

実は私、19代の口上を聞いたことがあります。
団体旅行で筑波の方に泊まったのですが、夕食の際の余興で、そこの女将さんである
19代の口上を披露していただきました。
朗々とした声で、始まった頃には聞き流していた自分もつい引き込まれていました。
まさしく円熟の芸のなせる技と感じました。
フーテンの寅さんのような啖呵売や、バナナのたたき売り、チンドン屋など、私たち
の年代では、もはや日常で見る機会は皆無に等しいのですが、これも一種の伝統芸能
ですので、絶えないようにしてほしいと思います。 

投稿: 雪山男 | 2009/01/19 09:41

雪山男 さん:

おぉ、家元 (?) の芸を生でご覧になりましたか。

>啖呵売や、バナナのたたき売り、チンドン屋など、

私の世代が、これらが 「伝統芸能扱い」 になる寸前の輝きを生でみたことのある最後の世代かもしれません。

投稿: tak | 2009/01/19 21:42

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