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2009/01/13

「お得感」 による海外旅行

今朝のラジオニュースを聞いていたら、昨年 12月の日本から韓国への旅行者数が、前年同期比で約 5割の急上昇なんだそうだ。

その要因は言わずと知れたことで、「円高ウォン安によるお得感」 だと言う。「お得感」 とはかなりオブラートに包んだ言い方で、要するにブランド品が安く買えるということなのだろう。

海外旅行というのは、どうしてもしなければならないもので、その中でも仕方なく一番 「お得」 なものを選ぶしかないというようなものでもない。だから、やっぱりそこにはちゃんとした目的があって、その代表格が 「ブランド品買いあさり」 ということなのだろう。

韓国にブランド品の買い出し旅行に行って、ついでに本場の焼き肉を食べ、ちょっと観光もして帰ってこようということのようなのだ。国内の観光地に旅行するより安く上がるだろうから、やっぱり 「お得感」 ということなのだろう。

だが、私ははっきり言って 「お得感」 で旅行するという気持ちがあまり理解できない。いくらお得でも、別に行きたくもないところに行こうとは思わない。ましてや、ブランド品を買いあさるために旅行しようとは決して思わない。

我が家は 「単なるブランド品」 というものについては、徹底的に興味のない家風である。「単なる」 と付けたのは、きちんと価値を認めて好きなブランドもないではないからだ。ただ、モノグラムやエンブレムだけがモノを言っているような、「単なるブランド品」 は、さっぱり興味がない。

ブランド品だけではない。いわゆる 「おみやげ品」 にも興味がない。私は案外出張の多い仕事をしているが、妻は私の出がけに 「余計なモノ買ってこないでね」 と言う。もとよりそんな気はないが、私が行った先でおいしいと思い、帰ってからも食べたくて買って帰るものでも、「余計なモノ」 に思えたりするらしい。

とまあ、そんな家風なので、「お得感」、すなわち 「ブランド品買いまくり欲求」 で旅行をするというのは、我が家ではあり得ないことなのだ。

ちなみに、「ブランド品」 というものの価値についても、私はかなり疑問を持っている。単なる塩化ビニールにモノグラムをプリントして、ちょっとていねいに縫っただけのバッグが十数万円もしたりするというのは、「モノとしての価値」 以上の価値を、消費者が認めているからだ。

そしてその価値が長く続くと思っているからこそ、投機的な意味も含めて高い金を払うのである。それが一種 「投機」 的側面をもっているのは、ウォン安だからといってどっと買いに行くという衝動をみても理解できる。

しかし、「投機」 にリスクはつきものだ。その価値が長く続くとは限らない。それについては、私が昨年 2月に書いた 「ヴィトンの価値が変容する日」 という記事を読んでいただければ、わかってくれる人もいるかと思う。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

バッグが一人歩きしていても、違和感のない風景です。
 バッグにウン万使って、コートにウン万使って、でもインナーはユニーの得割バーゲンで…。

 自分のブランド力(メッセージ性?)を追い求めてファッションしているお方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?
 あっちで、こっちで、ブランドを買い、自分を魅せるアイテムとして備わっているのなら、素直に『カッチョイイ!』と思います。

 …どーも、バッグの一人歩きがほとんどのようで。


 お土産。岐阜県は下呂温泉にお越しになりましたら、『下呂の香り』というお菓子を、ぜひどうぞ!
 大阪の友人に話したら、『大うけ間違いなし!』という評価です!
 …味が、かどうかは別にして。

投稿: 乙痴庵 | 2009/01/13 12:52

よく分からないのですが、円高ウォン安の場合、元々の価格設定がウォン建てである「韓国産ブランド」については確かにお買い得になるでしょうが、それ以外の外国産(たとえば欧州産・米国産)のブランドについては、お買い得になるのでしょうか?

投稿: 山辺響 | 2009/01/13 13:54

乙痴庵 さん:

>どーも、バッグの一人歩きがほとんどのようで。

というか、LV の場合はいろんな人のバッグがイメージ上で団結して非連続の 「暖簾」 を形成しているので、持ち主はその暖簾の影に隠されてしまいます。

ですから、どうしても 「バッグの一人歩き」 に見えてしまうか、そうでない場合は、アクの強い持ち主の目立ちすぎに終わります。

これを上手にこなすには、年期が必要ですね。
そんなことにむりやり年期をかけるぐらいなら、私としては、他にすること一杯あるので…… ^^;)

お土産。岐阜県は下呂温泉にお越しになりましたら、『下呂の香り』というお菓子を、ぜひどうぞ!

うっ ^^;)
話のタネにはものすごくなりそうですが。

(ウケ狙いとしか思われん)

投稿: tak | 2009/01/13 13:58

山辺響 さん:

>よく分からないのですが、円高ウォン安の場合、元々の価格設定がウォン建てである「韓国産ブランド」については確かにお買い得になるでしょうが、それ以外の外国産(たとえば欧州産・米国産)のブランドについては、お買い得になるのでしょうか?

うっ ^^;)

そういえばそうですね。
どういうからくりなんでしょう。深く考えていませんでした。

投稿: tak | 2009/01/13 14:00

韓国のブランド免税店って、確かドル建てではなかったですか?以前、知り合いに
韓国のお土産をいただいた際に、ドルの値札が付いてた記憶があったのですが。
ウォン安というよりは、ドル安の影響を受けて、免税店でブランド品が安い。
なおかつホテル代など旅行費用はウォン安により安くてすむからではなかろうか?
と、海外渡航歴0の人間は推測しています。(笑)

福島のお土産はラジウム卵なんかいかがでしょうか?
県外の人に持って行くと、その名前に怪訝な顔をされますが、半熟状の温泉卵です。
福島の人の食卓には欠かせません。

普段の通勤、日帰りの出張、1泊の出張、ある程度長期の出張、それぞれの場面で
用を足しなおかつ、丈夫なバッグであればブランドかそうではないかはあまり問
わないと思います。
以前LVの旅行バッグを借りたのですが、もう5年以上愛用している懸賞で当たっ
たノーブランドの旅行バッグにはかなわなかった記憶があります。
自分で使って使いやすい物が一番ですよね。

投稿: 雪山男 | 2009/01/13 15:55

雪山男 さん:

>韓国のブランド免税店って、確かドル建てではなかったですか?以前、知り合いに韓国のお土産をいただいた際に、ドルの値札が付いてた記憶があったのですが。

そうか、そういうことですか。
知りませんでした。

私、韓国に行ったことがなくて、他の国に行っても免税店というものに全然興味がないので、全然知りませんでした。

米国の空港の Duty-free でみやげのチョコを買ったときは、ドル建てという記憶がありますが、それは米国だからだと思ってました。
どこでもドル建てなんでしょうかね。

まるで、海外旅行未経験者みたい ^^;)

ラジウム卵というのは、いわゆる温泉卵ですか。
知らなかった。
もう、知らんことだらけです ^^;)

>自分で使って使いやすい物が一番ですよね。

まさに。

投稿: tak | 2009/01/13 16:25


私は結構ブランド品を買いますが、それはブランドに惹かれてではなくて、品質に納得が行く場合がほとんどです
ブランド品の中には、「さすがっ!」というものも多いですからね
それに使っていて愛着を覚えるものは、ブランド品に多い

例えば
昔のダンヒルのライター
作りが精妙で実に使い心地も良かった

昔のファイロファックスのシステム手帳
固い革が実に丈夫で、どんなに手荒く扱っても傷もつかなかった

ニコンのカメラ
質実剛健で頑丈で故障が少なかった

ただ、一般的な有名ブランドでなくても、知る人ぞ知ると言う、高価な名品も多いですよね

ただ私は、同時に、100円ショップショップの上得意でもあります (笑)
あんな素晴らしい所も少ない (笑)
ただし、なんでもかんでも100円ものでそろえては、品が無くなりますが (笑)

投稿: alex99 | 2009/01/13 20:23

alex さん:

>私は結構ブランド品を買いますが、それはブランドに惹かれてではなくて、品質に納得が行く場合がほとんどです

alex さんならそうであろうと、納得しております。

>ただ私は、同時に、100円ショップショップの上得意でもあります (笑)

さもあらんと、これも納得です (^o^)

私はブランド品というわけではないですが、昔ながらの和紙は愛用です。
ここぞという時の便せんなんかにいいです。

ただ、もう少し達筆だといいんですがね ^^;)

投稿: tak | 2009/01/13 21:53

私も、年始に韓国へ行ってきました。
プラッと出かけられる国ですもんね。円安も手伝ってるんでしょうが、韓国への渡航人口が増えてるのは、日本各地の空港へ定期便として就航してる航空会社があるからだと思います。地方在住者は、欧米へ出かけるときに成田経由よりも仁川(インチョン)経由の方が有利なような気がする。それに、サービスが全然違いますからね。日本の航空会社のCAさんはヘチャムクレばっかりのような気がするが、特にアシアナ航空の日本人CAは美人揃いのような気がする。

ブランドについては、それを持つだけの品性も品格もない私ゆえコメントしようがありませんが、シャネルの偽ブランド「チャンネル」が人気とか・・・。

投稿: やっ | 2009/01/14 05:47

やっ さん:

>韓国への渡航人口が増えてるのは、日本各地の空港へ定期便として就航してる航空会社があるからだと思います。地方在住者は、欧米へ出かけるときに成田経由よりも仁川(インチョン)経由の方が有利なような気がする。

なるほど、そういう側面もあるんですね。

>日本の航空会社のCAさんはヘチャムクレばっかりのような気がするが、特にアシアナ航空の日本人CAは美人揃いのような気がする。

韓国はなんというのか、「美人信仰」 みたいな空気があるような気がします ^^;)

でも、日本の航空会社にも (たまにですが) 魅力的な CA さんがいますよ。
最近 私が 2度乗り合わせた ANA の CA さんは、「ああ、俺がもうちっと若かったら !」 と思わせるような人でした。 (^o^)

投稿: tak | 2009/01/14 08:59

>ウォン安というよりは、ドル安の影響を受けて、免税店でブランド品が安い。
なおかつホテル代など旅行費用はウォン安により安くてすむ

……なぁるほど!

ちなみに私がこだわりを持って愛用しているブランド品はHanesのTシャツです。

投稿: 山辺響 | 2009/01/14 09:01

山辺響 さん:

>ちなみに私がこだわりを持って愛用しているブランド品はHanesのTシャツです。

超リーズナブル (^o^)

その意味では、私の場合は、無印良品の靴下 (直角足なり靴下) かな?

ウチの妻はいろいろこだわりのブランドがあるみたいで、中でも agnes b がごひいきみたいです。
(ちょっと高い ^^;)

投稿: tak | 2009/01/14 10:17

>その意味では、私の場合は、無印良品の靴下 (直角足なり靴下) かな?
 それの五本指タイプを買いましたが私にとって二度と買うまいと思うものでした。形状が悪く薬指と小指部分の先がが1cm位余ってしまい靴の中で折りたたまれて実に不快な履き心地でした。100円ショップのそれはピッタリだったんですけどね。運が悪かったのかな。

>単なる塩化ビニールにモノグラムをプリントして、ちょっとていねいに縫っただけのバッグ…
 えっ、皮革じゃなかったんですか?そんなものにみんなが群がってたなんて…知らなかった。

投稿: 偽浜っこ | 2009/01/15 11:48

偽浜っこ さん:

>>その意味では、私の場合は、無印良品の靴下 (直角足なり靴下) かな?

> それの五本指タイプを買いましたが私にとって二度と買うまいと思うものでした。形状が悪く薬指と小指部分の先がが1cm位余ってしまい靴の中で折りたたまれて実に不快な履き心地でした。100円ショップのそれはピッタリだったんですけどね。運が悪かったのかな。

ありゃ、そうですか。
私にはぴったりなんですけどね。

靴下を編む機械はきっちりプログラミングされてるから、同品番なら個品ごとに大きなばらつきがあるとは思えず、個人によってフィットが違うんでしょうね。

>えっ、皮革じゃなかったんですか?そんなものにみんなが群がってたなんて…知らなかった。

トリミングの部分だけは皮だと思いますよ。

投稿: tak | 2009/01/15 14:14

乙痴庵 さん:

「下呂の香り」 が気になってググってみたら、
なんと、ネーミングとはすごいギャップの上品なパッケージで、うまそうな……

で、でも、名前が…… ^^;)

投稿: tak | 2009/01/15 23:43

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