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2009/02/13

ほぉら、やっぱり農水省は

例の三笠フーズの事故米、汚染米不正販売事件に関して私は昨年秋、「農水省のやり口は、一大スキャンダルだ」 と書いた。

ところがその後、ちょっと尻つぼみっぽい様相だったので、「ありゃりゃ?」 と拍子抜けしていたが、ここにきてようやく、農水省がらみの汚職を臭わせるニュースが出てきた。

MSN 産経ニュースは 12日付で、「入札予定価格を漏洩か 三笠フーズ、安値で落札し転売益拡大」 と報じている。ニュースの初っぱなの部分を引用してみよう。

三笠フーズ(大阪市北区、破産手続き中)による事故米の不正転売事件で、輸入米の入札をめぐり、最低基準価格となる予定価格が農水省側から同社に漏洩(ろうえい)した可能性があることが11日、同社関係者の話でわかった。

ほぉら、やっぱり出てきた。

昨年 9月のブログでも書いているが、農水省が三笠フーズに事故米を販売したのは、「工業用糊」 の原料という建前なのだが、今どき、メシ粒から工業用糊を作るなんて浮世離れしすぎというのは、ちょっと考えれば誰だってわかる。そんな寝言を前提に、役所が民間に米を売っていたのだから、汚職がないはずがないのである。

最も重要な問題は何なのか、昨年秋の記事で書いたことを、以下にもう一度繰り返しておきたいと思う。

さらに問題なのは、ガットの関税化で米輸入を押しつけられたために、(多分) 農家の不満を逸らすための抜け道として、使い道のない 「事故米」 を輸入し、「まぼろしの需要」 を隠れ蓑に、市場に流通させていたのは、他ならぬ農水省自身だったということである。

農水省としては需要のない 「事故米」 を輸入したものの、そんなもの、いつまでも倉庫に眠らせておくわけにもいかず、テキトーな理由を付けて、早いところ民間に払い下げてしまいたかっただけなのだろう。それが、インチキ米商社の利害と一致した。これって、どうみても一大スキャンダルである。

放っておけば三笠フーズだけが槍玉にあげられて、はい、おしまいということになりかねないが、本当は農水省とインチキ会社が癒着して、デタラメをしてきたことが問題なのだ。今後の成り行きに注目したい。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

スシポリスもびっくり!

 日本から輸入したと表示されている『コメ』を調べたら、なんと!自国の事故米だった!


 なんちゃって。(えへっ)

投稿: 乙痴庵 | 2009/02/17 12:26

乙痴庵 さん:

>日本から輸入したと表示されている『コメ』を調べたら、なんと!自国の事故米だった!

米は添加の廻りモノ ^^;)

投稿: tak | 2009/02/17 21:06

露痛ー!通信
(2009/02/17)

ロスアンゼルスの日本料理店で発覚した、『日本米偽装』事件は、日本国政府が関与している可能性があることを、日本の関係筋が明らかにした。

アメリカ『カリフォルニア米』を、”事故米”として輸入することで、安価かつ簡易に流通させることが可能だと、関係筋は語る。


すみません。ネタが続きませんでした。

takさんのコメント返しに、乾杯!

投稿: 乙痴庵 | 2009/02/17 21:24

乙痴庵 さん:

エイプリルフールまで取っときたいネタでしたね ^^;)

投稿: tak | 2009/02/18 00:12

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受信: 2009/02/14 12:38

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