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2009/03/04

またしても、エスカレーターの乗り方を論じる

2月 28日の 「エスカレーターの乗り方から政治をみる」 という記事に、予想以上の反応があって多くのコメントがついている。

私の意図はタイトル通り、そこから日本の政治の状況をみるということだったのだが、「エスカレーターの乗り方そのもの」 に対する反応も多い。なかなかの難問のようなのだ。

エスカレーターの乗り方というのは、それぞれに自己主張があって、しかもそれぞれがその自己主張を通すと、全体の効率的流れや安全性に支障をきたしてしまう。これが一番の難しいところで、それをどう解決するかがポイントだ。

私は個人的には、「なんで、エスカレーターだからといって、みんなわざわざ止まってしまうんだろう?」 と疑問に思っている。「それまでデフォルトで歩いてきてるんだから、エスカレーターだからといって、わざわざ止まる必要ないじゃん」 というのが私の立場である。これは、暴論かもしれないが、あくまで個人的な感慨なのでお許しいただきたい。

私がエスカレーターで止まらないもう一つの大きな理由は、あのごちゃっとした中に埋没して自由に動けないという状況が、大嫌いだからである。「どうしてみんな、わざわざ人混みの中に埋没したまま、じっと止まっていられるんだろう?」 と思ってしまうのである。私なんか、そのままではわなわなしてしまうので、とにかく早く脱出したいのだ。

とはいえ、私とて歩くのが大変で疲れるという人がいることはちゃんと理解している。また、2月 28日の記事のコメントでヒロさんがコメントしてくれたように、「エスカレーターは 『乗り物』 と思っていて、乗り物だから止まって乗るのが当然」 と思っている人がいても、それは全然構わないのである。

ただ、そうした人たちは、ちゃんと片側で止まっていてくれればいいのである。ステップの両側を塞いで、急いでいる人や、歩くというデフォルトをくずしたくない人や、人混みに埋没しているとわなわなしてしまうタイプの人の邪魔をして欲しくないという、それだけの話なのだ。

ここまでくると、「どっち側に止まって乗るか」 が問題になる。大阪は国際スタンダードで右側に止まるが、関東は左側に止まる。この違いに関して、私は大分前に考察している (参照) が、改めてここに書いてみたい。

心理学者によると、人間は自然の状態では左へ左へと進む傾向があるというのである。映画館なども、左側の席から早く埋まる傾向がある。つまり、左側に行くのが自然なのだ。

そう考えると、東京では 「エスカレーターでは立ち止まるのが当然」 と思われているので、堂々と左側で静止する、さらに言えば、歩いて昇る 「無礼者」 なぞに気をつかうことなく、平気で一杯に立ちふさがってしまうのである。

ところが、大阪ではエスカレーターで立ち止まる方が 「異常なのんびり屋」 ということになってしまうので、「大阪的正常」 である 「いらち」 は、自然に堂々と左側を歩いて昇る。のんびり屋は 「正常な "いらち"」 に気を使って、不自然な方の右側で小さくなって止まっている。

まあ、普通の解釈は大阪万博の際に、どっと訪れる外国人に違和感を生じさせないために国際スタンダードを奨励したということになっているようなのだが、お上の言うことなんて素直に聞きたくない浪花の世界のことだから、私の解釈もかなり当たっているんじゃないかと思っている。

私はエスカレーターの乗り方に関しては、圧倒的に大阪人に共感するものであると、ここで明確に態度表明をしておこう。

ただ、問題は関東では 「のんびり屋」 が多いので、偽浜っこさんがコメントで指摘してくれているように、右側はガラガラなのに、左側に乗る人がエスカレーターの手前で列を作って待つという状況が生じることである。横浜ではとくによく見られる現象のようだが、搬送効率的にみれば、これは確かに具合が悪い。

ただ私は個人的には、左側に止まって乗るためにちょっと待ってまで、急ぐ人のために右側を空けるというのは、美しいマナーだと思っている。どうせエスカレーターは、センサー付きでもない限り常に動いているのだから、搬送効率は少し落ちても、エネルギー効率が損なわれるわけではない。

つまり、一定時間内に大量の人をはけさせなければならないという、切羽詰まった状況でもない限り、大した不具合はない。本当に切羽詰まった状態なら、言われなくても全員歩いて昇るだろうし。

待つのがいやなら、空いた右側を歩いて昇ればいいだけの話で、その選択を妨げる要素はまったくないのに、左側で待つというのは、無意識的ではあるかもしれないが、その状況に甘んじるという美しいマナーの表明である。それはそれでいいじゃないかと思うのだ。そのくらいにマナーが徹底されれば、当然事故も少ないだろうし。

前にも書いたように、一番危ないのは、ステップのどちらにいるべきかにまったく無頓着な大勢ののんびり屋の間隙をぬって、急ぎたい人が強引に駆け上るという状況なのだ。どうしても急ぎたい人のためのレーンがきちんと確保されていれば、事故は減る。

全員ぼうっとして両側を塞ぐべきか、きちんと意識的にレーン分けするかは、これはもう、思想とか人生観とかの違いと言っていい。その調整をいかに図るかが、マナーというものである。

「エスカレーターは止まって乗るためのものだから、歩きたかったら階段を昇れ」 なんていう人もいるが、それは私の主張以上の暴論だと言わせていただく。マナーが徹底されれば、私のようにエスカレーターからなるべく早めに脱出したいと思っている人間は、さっさと右側を歩いて昇れるのである。まことにありがたいことである。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

>私の意図はタイトル通り、そこから日本の政治の状況をみるということだったのだが

社交の場で政治と宗教の話はするなと言いますが、エスカレーターの乗り方の方が政治よりもさらにcontroversialなんですね。わはは。

大勢の人を垂直方向に運搬する手段として、エスカレーターは非常に優れていると思います。エレベーターだと、一定の人数を超えると待ち時間が長くなり、非常にストレスを感じます。一方、とくに下り方向においては、追越が危険だというのも事実だと思います。そこで、エスカレーターの長所を活かすためには、原則全員が歩くというのが一番効率良く、かつ安全なような気がするのですが。

体力的に無理な高齢者等はやむをえないので、そこは尊重して他の人も追い越しを控え、それ以外の場合はむしろ「立ち止まらないでください」という案内をするというのはどうでしょうか?国民的な体力増強・成人病の予防にも役立つ!?

投稿: きっしー | 2009/03/04 15:18

あまり深く考えているとハゲますよ。

投稿: コロスケ | 2009/03/04 19:22

>どうせエスカレーターは、センサー付きでもない限り常に動いているのだから、搬送効率は少し落ちても、エネルギー効率が損なわれるわけではない。

このことについてちょっとだけ!昇降機業者さんの言葉を”今一度”お借りします。

「センサー付き省エネ”断続運転”と、少し余計に電気を使う”連続運転”エスカレーターを比べるなら、断然後者をお勧めします。」

「基本的に、エスカレーターは連続運転する設計です。省エネ仕様の設定(センサー付き断続運転)は、後付けされた物でなければ推奨です。」


He said.
「後付けセンサー仕様は、再起動(センサー反応)時に、かなりの負荷がかかります。」

投稿: 乙痴庵 | 2009/03/04 21:42

あえて反論してみると、子供や介助者が必要な人は並んで乗らなければならず、事情で一方の手すりにしかつかまれない人もいる訳で、渋滞学的にある程度混んでいて長いエスカレーターでは全員が並んで乗った方が、急いでいる人にとっても結果的に早くなります。
また、全員が声掛けをしたり必要以上の無理な追越しをしないといったマナーが守れるなら片側通行が美しいといえるかもしれませんが、公式には禁止とされている行為に対してマナーの成立を目指すのは困難と思います。(メーカーが禁止しているのには機械的な理由もあります)

ちなみに僕は危険なのは「駆け降りる」方かと思ってました。降りの追い越しは怖いです。

投稿: Clark | 2009/03/05 01:11

炭酸ガス排出量削減などうるさくいっているのに、ふつうに階段を上り下りできる人をわざわざ電気を使ってまで移動させる意味があるかどうかという気もしますね。高齢者や障害者にはエレベータのほうが安全で楽でしょうし。

投稿: たんご屋 | 2009/03/05 08:23

きっしー さん:

>社交の場で政治と宗教の話はするなと言いますが、エスカレーターの乗り方の方が政治よりもさらにcontroversialなんですね。わはは。

「生玉子かけご飯の食い方」 と、いい勝負だと思います (^o^)

http://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2006/01/tbs__193b.html

>エスカレーターの長所を活かすためには、原則全員が歩くというのが一番効率良く、かつ安全なような気がするのですが。

あくまで個人的にですが、大賛成です。
「個人的に」 と言わないと、大暴論になってしまいます。

投稿: tak | 2009/03/05 10:29

コロスケ さん:

>Lあまり深く考えているとハゲますよ。

ハゲても不思議じゃない歳ですが、幸か不幸か、ふさふさです (^o^)

投稿: tak | 2009/03/05 10:30

乙痴庵 さん:

>「後付けセンサー仕様は、再起動(センサー反応)時に、かなりの負荷がかかります。」

ひんぱんに動いたり停まったりするロケーションでは、かえってコストがかかるでしょうね。

ただ、お役所が建てた公共建築で、見かけは立派だけれど、だぁれも利用しないので、いつ行ってもがらんとしてるのがありますね。

ああいう建物は、たいていセンサー付きです。

そのあたりは、だぁれも来ないってことをきちんと読んでいたんだなあと妙に感心したりします ^^;)

投稿: tak | 2009/03/05 10:34

Clark さん:

>あえて反論してみると、子供や介助者が必要な人は並んで乗らなければならず、事情で一方の手すりにしかつかまれない人もいる訳で、渋滞学的にある程度混んでいて長いエスカレーターでは全員が並んで乗った方が、急いでいる人にとっても結果的に早くなります。

そういうケースでは、何が何でも片側空けろとは、私も言いませんので、ご安心ください。

>また、全員が声掛けをしたり必要以上の無理な追越しをしないといったマナーが守れるなら片側通行が美しいといえるかもしれませんが、公式には禁止とされている行為に対してマナーの成立を目指すのは困難と思います。(メーカーが禁止しているのには機械的な理由もあります)

日本人は昔から 「以心伝心」 を尊んできたので、「声かけ」 が下手です。
ですから、国際スタンダードが徹底しません。
そのため、メーカーや管理者は余計な自己責任を取りたくないので、「歩くな」 ということにしてしまいがちです。

それが私にはストレスの元です ^^;)

>ちなみに僕は危険なのは「駆け降りる」方かと思ってました。降りの追い越しは怖いです。

確かにそうですね。
私も下りエスカレーターを歩く時は、昇りよりずっと気を使います。

投稿: tak | 2009/03/05 10:43

たんご屋 さん:

>炭酸ガス排出量削減などうるさくいっているのに、ふつうに階段を上り下りできる人をわざわざ電気を使ってまで移動させる意味があるかどうかという気もしますね。高齢者や障害者にはエレベータのほうが安全で楽でしょうし。

個人的には、世界中のエスカレーターが全廃されて階段になっても、何の不満もありませんし、むしろ、その方がありがたいです。

階段なら堂々と駆け上がれるし。

ただ、一般的には 「暴論」 と言われるでしょうね ^^;)

投稿: tak | 2009/03/05 10:46

エスカレータと階段の設置場所をどうするかという,建築設計のデザインなんかも絡みますね。

地下鉄なんかだと,エスカレータのすぐ横に階段もあることが多いイメージがあり,急いでるときは階段を走った方が早かったりするので。(階段を走る勢いでエスカレータを走るのが一番早いでしょうけど,怖くてそこまでできません)
エスカレータは止まって乗る,歩く人は階段,的な住み分けも簡単そうですけど。
2月28日の記事にある川崎のアゼリアや名古屋地下鉄での歩行禁止の例は,こちらのパターンになるのでは。
名古屋地下鉄は知らないのですが,アゼリアは確かエスカレータの横に階段があるデザインだったと思います。


デパートなんかだと,エスカレータはフロアの中央部分,階段はよくわからん隅っこ,みたいなイメージで,歩く派の人にもエスカレータを使わせるデザインになってる気がします。
そうなってくるとやはりある程度の片側寄せマナーも有効(必要)になってくるかと。

投稿: 風花 | 2009/03/05 11:19

風花 さん:

>デパートなんかだと,エスカレータはフロアの中央部分,階段はよくわからん隅っこ,みたいなイメージで,歩く派の人にもエスカレータを使わせるデザインになってる気がします。
>そうなってくるとやはりある程度の片側寄せマナーも有効(必要)になってくるかと。

言い足りなかったことを言ってくれてありがとうございます m(_ _)m

投稿: tak | 2009/03/05 12:13

幸か不幸か、エスカレーターが数えるほどしかない地方に住んでおりますので(駅もしくは百貨店程度)、やはり歩くというのはいまいちなじめませんね。

都会に行っては、郷に従えで周りをきょろきょろ見ながら乗らせてもらいます。(田舎者丸出し(笑)

関西だと都市部以外でもみんな歩くんでしょうか?
ちょっと不思議に思ってしまいました。

投稿: 雪山男 | 2009/03/05 12:24

雪山男 さん:

>関西だと都市部以外でもみんな歩くんでしょうか?
>ちょっと不思議に思ってしまいました。

関西に限らず、駅のエスカレーターで、とくに通勤時であたふたしてる時間帯では、両側を塞ぐとひんしゅくものではありますね。

(名古屋市営地下鉄を除いて ^^;)

投稿: tak | 2009/03/05 15:48

東急横浜駅が地下化(B5F)されてたのに伴いエスカレーターの問題について一つの答えが提示されてます。
通常のエスカレーターより1.3倍の高速で運転されています。
これはとにかく速い。電車から吐き出された大量の乗客がみるみるうちに上階に吸いこまれてしまいます。私も歩く方ですが立ち止まっていても自分の気持ちの中の進みたい速度とエスカレーターの速度が一致しているために全くストレスを感じません。

(これは次の電車が到着する前に前の電車の乗客を上階に上げてしまわなければ、ホームが人で溢れ危険な状態になるのを避けるためでしょうね)

この高速エスカレーターの運用開始後三ヶ月くらいは警備員が安全監視のために常駐していました。事故も起こっていないようなので全国に普及していくと思われます。(老若男女入り乱れるショッピングセンターなどではとても無理でしょうが)

投稿: 偽浜っ子 | 2009/03/10 11:42

偽浜っ子 さん:

>東急横浜駅が地下化(B5F)されてたのに伴いエスカレーターの問題について一つの答えが提示されてます。
>通常のエスカレーターより1.3倍の高速で運転されています。

高速エレベーターは、確かに一つの解答でしょうね。
私は日本のエレベーターは遅すぎるんじゃないかと思います。
エスカレーターに乗ると、それまでの自分の歩行速度よりずっと落ちていらいらするので、つい歩きたくなります。
それで私は 「なんで、わざわざ止まるの?」 と思ってしまうわけですね。

香港のエスカレーターは速いですよ。
乗った途端に、ムチ打ちになりそう …… というのは大袈裟ですが、無警戒に乗ると、明らかに首から上に G がかかります。
それでも事故が起きない (ゼロってことはあり得ないでしょうけど) んですから、日本のエスカレーターも少しはスピードアップしてもいいんじゃないかなあ。

日本で一番歩くのが速い大阪人が、香港では追い抜かれるというジョークがありますが、実感です。

投稿: tak | 2009/03/10 16:56

ごく少数の歩く人のために、大多数の立ち止まる人が長い行列を作る、みなとみらいクイーンズスクエアに通う医療従事者です。

まず、長い行列を作っている人は、別に急ぐ人のことを思いやっているわけじゃないです。
エスカレーターを駆け上がらなければならないような人に後ろを見せるのが怖いからです。
新聞でも後ろから膝を蹴られた人、投げ飛ばされた老人がいるという話ですね。

ということで、脅迫されて、仕方なく並んでいる犠牲者に対して「日本の美しいマナー」などと書くのは、「この町内の子供たちはみな俺に優しくしてくれてマンガやゲームを貸してくれる。返せなどと言わない。なんて美しい心の子供たちだろう」などとジャイアンが思うようなものです。

いや、人間なんていくらでも勝手なことを思うものですが、それをわざわざブログに書いて世界に発表するというのは、ジャイアンが自分の勝手な心情を作文に書いて朗読したり、学校新聞に寄稿したりするようなものです。
イタいですよ。

さて、エスカレーターを上っていて足を踏み外して転んでけがをする人は、東京都でも週に5人に及ぶそうです。

クイーンズスクエアでは地下3階から吹き抜けを上ります。一度あまりにも右側を歩いて上っている人がいないので、右側に立っていますが、最初は後ろからどんどん上ってくるので、怖くなって、歩いたことがありますが、途中で息が切れて、やはり立ち尽くしてしまったことがあります。

そのときドン!と肩を小突かれて「先に行って!」と言われましたが「スミマセン、苦しくなって」と顏を見て言うと、「チッ」と舌打ちされました。
背広を着た、あんな大人が、人前で舌打ちするのを見たのは初めてです。
でもそれ以上追求はせず、結局10秒ぐらいたって上の階につきました。
私はすっかり怖じ気づいてしまって、私の方を小突いた人に改めて「スミマセン」と言ったのですが、その人は「無視」して歩いて行ったこともあります。

でも、エレベーターの左側に立って乗っても、安全とは言えません。
荷物を振り回して乗っている人が多いので、私は太っているのでよくドン!と小突かれます。
一度「チョット!」と言ったのですが「無視」されました。

「群衆から早く抜け出したい」ですか。
それはあなたの、人とは違った変わった「好み」「美意識」ですね。
それで他の人に「マナー」を強制する、他の人を危険にさらすのはどうかと思いますよ。

それに、エレベーターや満員電車では、結局他人と顏をくっつけて暮らしているわけじゃないですか。
ほんの一分弱、エスカレーターで他人と同乗するだけでも我慢出来ない。
だからお前らは列に上って俺様に道をあけろ。
それが日本の美しいマナーだ!
というのは通らないと思いますよ。

人と変わった美意識を貫くなら、コストを支払うべきです。
階段を上るか、自家用車を使ってください。
満員電車でそこまで乗ってきながら「俺は一刻も早くお前ら愚民の群れから抜け出したい。俺に道を譲れ、お前らは並んでおけ!」というのはジャイアンですよね。
町の嫌われ者ですよ。

エスカレーターの階段は段差も高く、法面も狭いですね。
歩いて上るには無理な設計だと思います。

結局歩いて上がるのは足が強くて神経も太くてずうずうしい人。
その人たちに脅されて長い列を耐え忍んでいるのは弱い人。
そういう構図ですよ。

でも、もう世論が許さないですね。
で、この問題はタバコの分煙化や自転車の歩道禁止と一緒で、法制化され、ラッシュ時のエスカレーターには警備員が立つことになると思います。
こんなことを監視されないといけないのは情けないですが、所詮、情けない国ってことでしょう。

まあ、せいぜい転ばないように気をつけてください。
それにしても、ブログって奇妙なものですね。

投稿: 神崎 | 2012/02/25 00:30

神崎 さん:

マナーの悪い異常な急ぎたがりの人のために、ずいぶん不愉快な思いをされた経験がおありのようですね。

私個人としては、本文で

エスカレーターの乗り方というのは、それぞれに自己主張があって、しかもそれぞれがその自己主張を通すと、全体の効率的流れや安全性に支障をきたしてしまう。これが一番の難しいところで、それをどう解決するかがポイントだ

と書いています。

私としては、急ぎたい人のために片側を開けておく方が、安全性のためにもなると思っていますが、それが 「怖いから仕方なく片側を開ける」 とうことだと、かなり心苦しい気もします。

片側を開ける方が安全であるという結果は似たようなものでも、気持ちよく開けるというのと、怖いから仕方なく開けるというのでは、人間の内部に生じるフラストレーションが違います。

私としては止まっている人をこずいたり、舌打ちしたりとかいう、とんでもないマナーを演じようとは思いません。

フラストレーションを溜めつつではありますが、じりじりと止まって待ちます。

まあ、歩いて昇りたい人と、そうでない人のどちらがフラストレーションを溜めるかという問題では、それはもう、止まっている人の方が優先権を持つということには反対しません。

人混みからさっさと抜け出したいというのは、おっしゃるとおり、ある意味わがままなことではありますので、両側がふさがっている場合は、おとなしく我慢しています。

とはいえ、遅刻しそうであせっている人とか、電車や飛行機に乗り遅れそうで必死にあせっている人とか、親の死に目に会いたくて泣きそうなほど急いでいる人がいないとも限らないので、そう言う人のためにも、急いで昇る道は確保されているといいなと、思う者であります。

投稿: tak | 2012/02/26 16:59

投稿者さんのような方がいる限り、左腕を骨折している方や左半身をマヒしている方(関西では逆)は肩身の狭い思いでエスカレーターに乗ることになりますね。

投稿: rty45y | 2012/03/02 17:31

rty45y

>投稿者さんのような方がいる限り、左腕を骨折している方や左半身をマヒしている方(関西では逆)は肩身の狭い思いでエスカレーターに乗ることになりますね。

う~ん、それはもう、思いやりの次元の問題だと思いますけどねえ。

投稿: tak | 2012/03/02 19:21

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