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2009/09/14

iPhone 使用レポート

先月半ば、それまで使っていたケータイを紛失し、ちょうどいい機会だからと開き直って、 iPhone を買ってしまった (参照) 。

先月の 28日にもちょっとしたレポートを書いたが、(参照) 、購入してからちょうど 1ヶ月経った今、もう少しだけ詳しいレポートを書いてみようと思う。

ざっと言えば、先月末の記事でも 「電話としては、むしろ使いづらい」 というようなことを書いたが、それはまさにその通りである。例えば、既に先月にも触れたことだが、通話履歴を見ているうちに、知らないうちに相手に電話してしまうということがある。

電話帳の中から相手を選択して電話するときには、「連絡先」 (いわゆる電話帳) のリストから個人のデータまで踏み込み、その中の自宅電話、ケータイ、勤務先などを選んで、そのナンバーをタッチしないとダイヤルできない。ところが、通話履歴のリストだと、かかって来た相手の名前をなにげなくタッチするだけで、すぐにダイヤルされてしまうのである。

まあ、考えてみれば、履歴データは電話番号直接だから、それでも不思議はないのだが、取り敢えず、タッチしたところで、「○○さんに電話しますか?」 ぐらい聞いてきてくれてもいいじゃないかと思ったりする。

いきなりダイヤルされてしまうものだから、しらないうちにつながってしまい、「何か用?」 なんて聞かれて、「い、いや、ちょっと操作を間違えてかけちゃった、ごめん」 なんてことになってしまったことが、5~6回ある。今でも、いつの間にかダイヤル開始されてしまって、あわててストップすることがある。

それから、iPhone で電話帳を作成する際には、個人がベースになる。姓と名前を分けて登録するわけだが、入力の際の漢字変換前のかなデータがそのまま 「姓の読み」 (ふりがな) として自動入力されてくれるとありがたいと、誰でも思う。ふりがながないと、50音順に並んでくれないから、これは是非とも必要なのだ。

しかし、そうはできないのである。姓の欄に 「すずき」 と入力して 「鈴木」 と変換し、さらに、「姓の読み」 の欄にまた 「すずき」 と入力しなければならない。これは案外ストレスである。ちょっと探してみたら、フリガナを自動入力してくれる ABFixer というアプリケーションがあるみたいなのだが、このくらいはデフォルトでやってもらいたいなあ。

それから、これはちょっと Windows と Apple の文化摩擦的な意味合いもあるのだが、ボタンの位置の問題だ。

例えば、iPhone 上で何か別の作業をしているときに、突然誰かから電話がかかってくるとする。すると、画面上にどこからの電話かが表示され (電話帳に登録してあれば、名前が表示される)、その下に 「拒否」 「応答」 という 2つのボタンが表示される。

これがちょっとやっかいで、多分慣れの問題なのだが、私はこれまで、何度か応答しようとして 「拒否」 ボタンをタッチしてしまった。相手には 「あなたは通話拒否されました」 なんて応答がされるわけじゃなく、自動的に留守電メッセージが流れるようなのだが、それでもちょっと面倒なことである。

なんでこんなにボタンをタッチし間違えるのかと思ったら、どうも 「拒否」 ボタンが左側、「応答」 ボタンが右側にあるせいなのだ。Windows だと、「OK」 ボタンが左側、「キャンセル」 ボタンが右側にあり、その感覚に慣れているので、つい応答しようとして左側をタッチしてしまうのである。

これなんか、「ポジティブなボタンは右側」 というマック流のポリシーがあるようなのだ。ウェブ上で検索してみたら、やっぱり [OK] ボタンは右なんだよ というブログ記事が見つかった。少し引用する。

ウェブは横書き! 左から右に読む!
左からやってきたんだから、[戻る] のは左!
右に進んでいくんだから、[進む] のは右!

だから、[次へ] も [保存] も [OK] も右が自然!

なるほど、説得力がある。怒濤の出足で押し切られてしまいそうだ。さらに、次のような記述もある。

だけど、なんで[OK]は左なのかも、って思っちゃうことがあるんだろう…!

たぶん、それはもう全部、Windowsのせいだと思う!!
Windowsのダイアログは、[OK]が左、[キャンセル]が右だもんね。

ここから先は、ほんとにただの想像なんだけど…、

たぶん、Windowsの [OK] が左なのは、当時のUIデザイナーが考え抜いた結果とかでも何でもなくて、「MacのOKは右だから左にしよう」って理由に尽きるんだと思う。

Windows の UI デザイナーは、ボタン関係は何でもかんでもアップルと左右または上下を逆にしてしまったのではないかと、このブログの管理人は疑っている。単に Mac と同じでいたくないというだけのことで。私もそれはあり得る話だと思ってしまう。

おかげで、今になって iPhone を使い始めた Windows ユーザーが、ボタンの位置で戸惑うのである。

とまあ、いろいろ問題点を挙げればきりがないが、総論的に言えば、私は iPhone に満足している。前に使っていたケータイは、通話とメールとアラーム以外にもいろいろ機能は付いていたが、実際にはほとんど使えなかった。メールを打つにも、ほんの一言打つのにエライ手間がかかっていた。

ところが iPhone の場合は、いろいろな機能が実際に使えるのである。とくにマップ機能は、初めての訪問先に行く場合、とても心強い。前のケータイでも地図ぐらいは表示できたが、画面が小さいのでさっぱり役に立たなかった。

それに、先に述べた Windows と Apple の文化摩擦的な要素に関しては、「Apple が正しい、後から来て逆にしちゃった Windows がお馬鹿」 と思わせてしまう雰囲気のあるところが、Apple のデザイン・パワーなのだと思う。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

iPhone店頭で手に取ってみたのですが、私には厚く大きいような気がします。
確かに機能を考えると、そのぐらいの大きさが必要なのかもしれませんが、電話として常時持ち歩くことを考えると、ちょっと大きいんじゃないかと。
スーツを着ているときは、入れるところがあるので良いんでしょうけど、ジーンズ履きのときは、ちょっとポケットに入れるのがきついんじゃないかなと思いました。

あ、自分の恰幅が良すぎるだけかも。。。(笑)

投稿: 雪山男 | 2009/09/15 10:00

雪山男 さん:

>確かに機能を考えると、そのぐらいの大きさが必要なのかもしれませんが、電話として常時持ち歩くことを考えると、ちょっと大きいんじゃないかと。

そこが、「電話としては、むしろ使いにくい」 というところですね。「電話もできるコンピュータ」 ぐらいに考えるしかありません。

私は尻ポケットに入れています。

投稿: tak | 2009/09/15 12:56

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