« めちゃくちゃ忙しい | トップページ | 『唯一郎句集』 レビュー #111 »

2010/03/12

「ビクーニャ」 を巡る冒険

今日もめちゃくちゃ忙しい。何しろ私は数字が苦手ときているのに、毎日数字と格闘だ。どえらいストレスである。3月半ばまではこのストレスが続きそうだ。ああ、プライベートの確定申告もまだ済ませてないのに、うんざりだなあ。

今日はボールペンの話でお茶を濁させてもらう。近頃、ぺんてるの 「ビクーニャ」 という油性インクのボールペンが大好評なんだそうだ。なにしろ、その書き味は世界一のなめらかさで、油性インクとは信じられないくらいという触れ込みなのである。

それまでは、三菱鉛筆の 「ジェットストリーム」 が圧倒的ななめらかさを誇っていたが、ビクーニャはそれを凌駕する書き味なんだそうだ。このなめらかな書き味は、油性インクの粘度を極限まで下げた結果なのだという。

詳しいことは知らないが、ボールペンの油性インクというのはある程度の粘度があるおかげで、ペン先の軸の回転にインクが出てくる。しかし、粘度があるとなめらかさは犠牲になる。さりとて粘度を単純に下げてしまうと、ボタ落ちが生じてしまうので、なかなか難しい問題なんだそうだ。

で、今度のビクーニャというのは、この問題を高度な次元でクリアしたものというのである。

そういえば思い出した。昔、ぺんてるの水性ボールペン、「ボールペンテル」 が発売されたとき、油性ボールペンではありえないほどのなめらかさが評判になった。検索してみたら、今でも販売されているようである。(参照

この水性ボールペンンなめらかすぎて、ちょっとヒドイ目にあったことがある。胸の内ポケットに入れていたら、ポケットの中でキャップが外れてしまい、インクがジャケットの表地までしみ出してしまったのである。油性インクだったら、いくらなんでもあんなにはしみ出さない。なめらかすぎるのも考え物だ。

今度のビクーニャは、同じぺんてるの製品なので、私はちょっとおっかなびっくりなのである。

ところで、ビクーニャというのは、ラクダ科の動物で、毛は高級毛織物の原料になる。多分、ぺんてるは、ビクーニャ織物のようになめらかで艶やかなイメージを訴求しようとして、この名前にしたんだろう。

ただ、繊維業界に身を置く者としては、普通は 「ビキューナ」 というんじゃないかなあと思っている。「ビキューナ」 は bicuna の英語読みで、「ビクーニャ」 の方はスペイン語読みのようだ。私の繊維畑のキャリアはだいぶ英語よりになっているから、もしかしたら、「ビキューナ」 の方が一般的というのは私の思いこみなのかもしれないが。

|

« めちゃくちゃ忙しい | トップページ | 『唯一郎句集』 レビュー #111 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42004/47793153

この記事へのトラックバック一覧です: 「ビクーニャ」 を巡る冒険:

« めちゃくちゃ忙しい | トップページ | 『唯一郎句集』 レビュー #111 »