« 雀がいなくなってしまった | トップページ | 「参加」 と 「参画」 と、お役所言葉 »

2010/12/17

例の取手駅前バス停の事件

今日は家で年末進行の原稿書きをすることに決めていたので、朝にいつものように JR 常磐線取手駅から電車に乗ることもなく、ラジオのスイッチを入れた。すると取手駅西口で、バスの車内で刃物を振り回した男がいて、10数人が怪我をしたとのニュースが飛び込んできて、びっくりである。

いつもの朝だと、私は事件発生直後に取手駅西口に到着していたはずだ。そしてその尋常ではない雰囲気で事件を知り、しばらくの間、野次馬根性でのぞき込んでいたはずである。ところが今日はたまたま、家にいてラジオのニュースで事件を知ったというわけだ。

事件の起きたバスは、関東鉄道バスの路線バスだが、ほとんど私立江戸川学園取手中学・高校 (通称 「エドトリ」 で、東大にも結構な合格者を出す一流校らしい) のスクールバスみたいな使われ方をしている。朝夕は、緑のブレザーの制服を着た生徒たちで満員状態になっている。

この満員状態の車内で刃物を振り回されたら、そりゃ、怖い。満員だと振りかざすスペースがないから、致命傷にまでは至りにくく、実際に全員が軽傷で済んだらしいが、それでも PTSD などの心理的な影響が残らないか心配だ。

その場で逮捕された犯人は、斉藤勇太というらしいんだけど、これは字は違うが高校時代の親友と同じ名前で、なんだかそれだけでがくっと疲れてしまった。ユウタ、今頃どこで何をしているだろうなあ。だいぶ前から連絡が取れなくなってしまっているのだが。

昼前に取手駅前の銀行に行く用があり、車ででかけると、駅前はいつになくいろいろな車で一杯で、停めるスペースがない。仕方なく自分で借りている駐車場において、銀行まで歩いたのだが、駅に近づくに連れて、ものものしい雰囲気が濃くなる。

ただ、そのものものしい雰囲気の大部分は、テレビ局の車とカメラとスタッフが醸し出しているのだとわかった。私が現場に行ったのは事件発生の 4時間後だから、現場検証などはほとんど終わってしまっている。ところが、テレビ・スタッフは現場に着いて間もないらしく、必至にカメラを回し、目撃者に話を聞いたりなんかしている。

驚いたのは、単なる通行人風のオバチャンが、「助けて! という声が聞こえて、振り返ったら逃げてくる人がいた」 などと、取材に応えていたりすることだ。このオバチャン、インタビューに応えてテレビに映るために、事件発生から 4時間も現場に留まっていたんだろうか。それとも一度は離れたけれど、テレビに映りたくて再び駆けつけたんだろうか。

ペデストリアン・デッキのベンチでは、何人かの記者がノート PC でニュース原稿を書いている。ちらっと見ただけだが、昔の記者みたいにすごいスピードで書きまくるって感じじゃない。指なんかほとんど止まっている。ふぅん、最近はモバイルですぐに送稿できるから、あまり息せき切って書かなくてもいいのかなあ。

それにしても、世の中というのは本当にいろんなことがあるし、いろんな人がいるものだ。それから、こういう事件というのは 「気をつける」 といっても山道の 「落石注意」 と同じで、どうやって気をつけたらいいかわからないしなあ。

|

« 雀がいなくなってしまった | トップページ | 「参加」 と 「参画」 と、お役所言葉 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

「落石注意」の石はfallind rocksではなく、
(路上の)falled rocksでしょう。

でも、なぜか上を見てしまいます。
看板の意図するところは「前方注意」なのでしょうが。

本題に関係ないコメント、失礼しました。

投稿: McC | 2010/12/18 18:20

前レス、falledはfallenの間違い。
ああ恥ずかしい。

投稿: McC | 2010/12/18 18:50

言わずもがなですが、
fallindはfallingのケアレスミス。m(_ _)m

投稿: McC | 2010/12/18 21:09

McC さん:

調べてみると、明確には規定せず、ニュアンスとして「落ちている石」と「落ちてくる石」の両方の意味で使われているような雰囲気が醸し出されているという感じです。

http://monami.sblo.jp/article/3378114.html

(上記ページより引用)

じゃあ、国連標識はどうなのよー。
 ということで、以前にEUの著作権法のときにもお世話になった、某T大学で国際法を教えられているS先生に聞いてみたところ、担当外ということで、T先生を御紹介頂きましたー。
 忙しい中、御回答ありがとうございますー。
 「国連標識ですが,原文では"falling rocks and the consequent presence of rocks on the carriageway"となっており,"落ちてくる石と既に落ちている石"と解釈してよろしいのではないかと思われます.」

(中略)

このままだとラチがあかないので、某県公安委員会や、某自動車教習所などに聞いてみました。
 その結果、どこも同じような回答なのですケド、落石注意というのは、落ちている石ではなく落ちてくる石に注意という意味で、平素は気にしなくていいですケド、悪天候時には通行を避けてくださいという意味だということですー。
 がーん。

(引用終わり)

国会答弁では曖昧ですが、公安委員会や教習所では、「落ちてくる石」 と思っているようですね。

それから、"fallen rocks" という英語だと、「倒れた岩」という意味合いを持ってしまいます。
(これは相当にコワイ ^^;)

上記にあるように "the consequent presence of rocks on the carriageway" (結果としての、車線上の岩石の存在)というのが、かなり堅苦しいですが、論理的な表現かと思います。

投稿: tak | 2010/12/19 07:05

>ニュアンスとして「落ちている石」と「落ちてくる石」の両方の意味で使われているような雰囲気が醸し出されているという感じです。

標識設置者の意図はともあれ、日本語の意味としては、
1.「山などで石が落ちてくること」という事象と
2.「落ちてくる石」
3.「落ちている石」
の3つがあると思います。
ところが例の標識が2.を連想させるのではないでしょうか。


>それから、"fallen rocks" という英語だと、「倒れた岩」という意味合いを持ってしまいます。

むしろ「崩れ落ちてきた」のニュアンスが強いようです。
http://www.google.co.jp/images?q=fallen+rock&rls=com.microsoft:en-US&oe=utf8&rlz=1I7ADRA_ja&redir_esc=&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=AFwNTYy0FsqPcayr5dAK&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=7&ved=0CEoQsAQwBg&biw=1003&bih=596

標識にもfallen rockがありました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Warning_sign


投稿: McC | 2010/12/19 20:44

McC さん:

>ところが例の標識が2.を連想させるのではないでしょうか。

それは確かに言えますね。

>むしろ「崩れ落ちてきた」のニュアンスが強いようです。

なるほど、「崩れて倒れて落ちてきた」って感じですね。
遭遇したくないですね。

投稿: tak | 2010/12/19 22:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42004/50324990

この記事へのトラックバック一覧です: 例の取手駅前バス停の事件:

« 雀がいなくなってしまった | トップページ | 「参加」 と 「参画」 と、お役所言葉 »