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2011/03/19

地震 8日目

ちょっとやり残していた細々とした仕事をしているうちに、あっという間に日が暮れた。地震から 8日経ったが、福島原発はまだ一進一退を繰り返している。人間の感覚というのは不思議なもので、今週初めまではとても心配でしょうがなかったが、今となってはもう、運を天に任せている。

今さら逃げろと言われても、逃げるところは遠く山形県の酒田しかないし、酒田は酒田で、福島や宮城からの避難民受け入れで大変だ。それに、酒田に行っても仕事にならないから、結局ここ、つくばに留まるしかない。

きっと何とかしてくれるだろうと、ある意味楽観的に期待している。原発の地で命の危険も顧みず、必死の作業に当たってくれている現場の技術者、消防隊、自衛隊の方々には、本当に感謝するしかない。

原子炉の沈静化に成功して彼らが娑婆に戻ってきたら、英雄として迎えよう。いや、彼らは既に英雄である。東電の上層部がいかにダラ幹でチョンボしまくりだったとしても、現場の彼らは疑いもなく英雄だ。

原発騒ぎが収束しても、半径数キロ以内とかは立ち入り禁止になるだろう。そして農作物や魚介類に風評被害が出るに違いない。そうしたことのないよう、「どこからどこまでは安全」 ということをしっかり広報してもらいたいものだ。

菅さんの出番があるとしたら、ずっと昔のカイワレダイコンの時みたいに、牛乳飲みながらホウレンソウをわしわし食ってみせることぐらいのような気がする。

とかなんとか書いていたら、午後 7時前、また強い余震があった。この辺りは震度 5弱らしい。今日になって余震が間遠になってきたなと思っていたが、まだまだ安心はできないようだ。テレビでみると震源地は茨城県の陸地に入ったところである。心臓に悪いなあ。

しかし、最近では余震がある度に、「余計なエネルギーが放出されて、また一つ、地殻が安定に近づいた。ありがたい」 と思うことにしている。確かにそうなんだろうし、そうでも思わなければ精神衛生に悪い。

今のところはいろいろ仕事がぶっ飛んで自宅でおとなしくしているが、来週、ガソリンが入手しやすくなったら、本格的に仕事再開する。それまでは、なんだかうんざりだなあ。

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コメント

ホント、運を天に任せるしかないという気分ですね。
今回の一連の報道で覚えた英語: jerry-rigged = ありあわせのものでこしらえた、みたいな意。
もんじゅの臨界事故の時もバケツが重要な小道具でしたが、原子力業界はバケツリレーみたいな作業が多い世界なんですね。
takさんの風力発電の記事の時に、究極の作りっぱなしは原発というコメントをしましたが、こんなにすぐに実証して見せてくれるとは…

投稿: きっしー | 2011/03/19 20:00

茨城の地震のニュースに、takさんはご無事かと気にかかっておりました。ご無事であることが確認でき、ホッとしました。
さて、庄内の現状を少しお知らせします。
現在庄内も、非常にガソリン、灯油が手に入りにくい状況です。ご存知の通りの車社会であり、先週は2月のような大雪に見舞われましたので、ガソリンと灯油が手に入らないのはかなり辛いです。日中は暖房機の温度を下げ屋内でもダウンを着込んだり、車も暖房をとめて走らせたり。色々と努力しております。
また、商店では、牛乳、ヨーグルト、食パンなどが手に入りにくいです。なんと、米どころなのに、米も結構入手しにくくなっています!
トイレットペーパー、紙おむつ、生理用品も商店の棚がスカスカ…。粉ミルクも買えない。
でも、みんな節電、省エネを心掛け、相乗り通勤など、様々な工夫で協力しあっています。
関東も同じですか?
ニュースでは、就職先や引っ越し先が被害に遭い、行き場を失った新卒者も少なくないよう。もちろんその他にも影響はたくさん出ていますが、被災者の受け入れも続々と始まっています。
ライフラインはしっかりしていますので、是非一度庄内に身を寄せていただき、これからを考える体力気力を

投稿: shun | 2011/03/19 20:56

長々書いて切れちゃいました(笑)
続き
…気力を取り戻していただけたらと思います。

投稿: shun | 2011/03/19 21:00

きっしー さん:

>jerry-rigged = ありあわせのものでこしらえた

その言い回しは知りませんでした。

jerry-built = 安普請の というのは、「うまい言い方だなあ」 と思ってましたが。

>takさんの風力発電の記事の時に、究極の作りっぱなしは原発というコメントをしましたが、こんなにすぐに実証して見せてくれるとは…

まさに。

しかも、40年前の作りっぱなしだったんですねえ。
それで、何がどこにあって、どうつながっているのか、現場ですらよく伝えられていないようで。

投稿: tak | 2011/03/19 22:17

shun さん:

酒田の様子は、父から電話で聞いていましたが、結構モノが不足しているようですね。

父は昼間から毛布をまとって寒さをしのいでいるようです。

>関東も同じですか?

関東の中では、茨城県が一番ひどいようです。

鹿島灘に沿ったあたりは、地盤が液状化してガタガタだし、北部は揺れそのものでダメージが深いようです。

何しろ、水道が止まっている世帯数は、宮城、福島よりも、茨城が圧倒的に多いみたいで、県北の人たちが心配です。

支援が東北に集中していて、茨城は素通りされているのが、ちょっと辛いところです。

酒田には、5月を過ぎたら顔を出す予定です。
とりあえずは、こちらでがんばります。

お気遣い、ありがとうございます。

投稿: tak | 2011/03/19 22:24

そうですか…茨城は大変なのですね…茨城の報道はあまりないようですね。国からは、全体をきちんと把握し、必要なところに、必要な物資を届けるよう、もっともっと努力してもらいたいです。
とにかく、出来るだけ冷静に、今を乗り切り、夏には生ビールを飲みたいと思えるようになりたいなと思っています。
せめて原発が収束してくれると良いのですが。原発現場で作業してくださってる皆さまに心からのエールをおくるばかりです。
こんな混乱した庄内は、生まれて初めてで、この先、どうなるのか、本当に不安です。
冷静に、出来ることを協力しあって、思いやりと忍耐で、今を乗り切りたいです。
早く暖かくならないかな。

投稿: shun | 2011/03/19 22:49

何度もすみません。
上司が津波の被害状況をテレビで見て、「酒田大火みでいだ…」と呟いていました。
そうであれば、きっと復興するはずです。
信じたいと思います。
いつかまた、被災地にいる友人と、乾杯したいです。
いつかきっと、また。
そう信じて、出来ることから。

投稿: shun | 2011/03/19 23:06

shun さん:

酒田大火の時も、一面焼け野原でしたね。

でも、今度のは規模が違います。
復旧にはもっと時間がかかるでしょうね。

それでも、絶対に甦るはずですから、暗くならずにがんばりましょう。

投稿: tak | 2011/03/20 00:22

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