去年は 10月中旬まで暑かったが
昨日は妙に蒸し暑かったが、天気予報によると、「夕方過ぎに雨が降り、それとともに秋の空気に入れ替わって、一挙に涼しくなる」 ということだった。それで、その涼しさを期待していたのだが、全然雨が降らない。雨が降らないので、「秋の空気」 とやらに入れ替わったような兆候もなく、眠りにつくまで蒸し暑いままだった。
今朝になっても、まだそれほど劇的に秋になったというような気はしない。半袖シャツでは涼しすぎるかと用心して、薄手のジャケットを羽織って外出したのだが、暑いので結局脱いでしまった。ところが昼前にふと気付くと、すっかり 「秋の空気」 なのである。半袖シャツでは肌寒いのである。
「秋の空気」 に入れ替わるのが、半日遅れたようなのである。しかもその入れ替わりが、雨といったような明確なきっかけではなく、いつの間にか入れ替わってしまったとしか言いようがない。とにかく、ふと気付いたら肌寒い。さすがに、今日から 10月である。
私のもう一つのブログである 「和歌ログ」 に、季節の移り変わりについて案外きめ細かく書いている。それを読み返すと、過去 4年間のうち、平成 19年、21年、22年はかなりの暑さで、10月中旬になっても、うんざりするほどの残暑が続き、口を開けば 「秋はまだか」 なんて言っていた。
平成 20年だけは季節の推移が順調で、9月になるともう秋らしい歌を詠んでいる。そして今年は、時々暑さのぶり返しがひどいとはいえ、3年前の秋に似ていて、9月にはもう秋らしい日が多くなった。
ということは、今年を含む 5年間のうち、3年は 10月になってもひどい残暑で、まともな秋らしい日もないうちに、気付いたときには冬になっていたという推移だったのである。残る 2年が、まあ、なんとか秋らしい日もあったということだ。それでも、今年などは涼しいかと思うと、急に残暑がぶり返すというように、変動が極端である。ひどい台風も 2度あったし。
近頃は、春らしい日や秋らしい日というのが、やたらと貴重に感じられる。もう少し 「穏やかな日和」 というのを当たり前に過ごせる日が多いとありがたい気がするのだが、温暖化にともなって、気象は極端になってきているのだろう。
それは覚悟しなければならない。
| 固定リンク
「自然・環境」カテゴリの記事
- マイナス 10度以下のところでテントで寝ると(2019.02.10)
- 「雪下ろしの雷」 が関東でも鳴った(2019.01.31)
- 今年の冬は寒いと言われるが(2019.01.12)
- ムクドリの大群(2004.06.30)
- 日本政府は IWC 脱退を決めたようだが(2018.12.21)
コメント
庄内も、一昨日まで夏を思わせる暑さでしたが、昨日今日はコタツが恋しいような空気です。
明日は一気に衣替えしないと。
来週の朝晩は、秋物のコートが手離せなくなりそうです。
takさんも、帰省される際は服装お気をつけて。
投稿: shun | 2011/10/01 22:59
shun さん:
確かに寒かったですね。
月山越えは、摂氏 7度で、もう少し冷えたら、雪になっちゃいそうでした。
投稿: tak | 2011/10/04 00:49
ときどき近所の川沿いの緑道をジョギングするのですが、10月1日は、金木犀の香りとともに、最後の法師蝉と蜩の鳴き声が。翌2日は、金木犀の香りはあいかわらずでしたが、蝉の鳴き声はせず。
投稿: 山辺響 | 2011/10/04 18:27
山辺響 さん:
そういえば、本当にセミの声が止みましたね。
ヒグラシは秋の季語ですが、本当は真夏から鳴いて、秋になると聞こえませんね。
投稿: tak | 2011/10/04 21:21