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2012/05/06

つくば市内で起きた竜巻

GW 最後の日、日曜日だというのに、私は休みじゃない。東京都内で仕事をし、昼過ぎから雷雨との予報だったので、3時過ぎにはあたふたと上野駅に向かった。何しろ、JR 常磐線は雷とか大雨とか突風に弱いのだ。ちょっとしたことで運転見合わせなんてことになるから、帰れなくなったら大変だ。

地下鉄を上野駅で降り、地上に出るとまるで日が沈んだように暗い。雷が鳴り響き、雹がバラバラと降っている。「ヤバい。常磐線動くかな」 と心配になったが、空はすぐに明るくなり、電車はダイヤ通りに動いて取手駅に着いた。取手駅周辺の道路は、いかにも大雨直後という濡れ方だ。

「やれやれ、何事もなく帰れてよかった」 と、駅から少し歩いた所にある駐車場に停めておいた車に戻り、カーラジオのスイッチを入れると、とんでもないニュースが聞こえてきた。つくば市で竜巻が発生し、住宅が 100棟以上倒壊したなんて言っている。穏やかじゃない。

自宅に帰ると、我が家周辺でもものすごい雹が降ったそうだが、竜巻被害はなかった。しかしテレビでつくば市北条地区の竜巻被害の様子を見て、家人は茫然としている。こんなすごい竜巻が日本で発生したとは、少なくとも私の記憶にはない。まるでアメリカ中西部みたいだ。

北条地区というのは、つくば市の中心部から筑波山に向かい、ちょっと東に行った辺りにあるのどかな地域である。近くには北畠親房が 『神皇正統記』 を書いたという小田城跡もあって、今頃の季節のうららかな日に訪ねると、まるで桃源郷に来たような気がする。それだけに、テレビ画面で瓦礫だらけになったところを見ると心が痛む。

それにしても、近頃本当に気候が極端だ。地球温暖化というのは、地球がまんべんなく暖まるのではなく、気候変動が極端化するのだと、このブログでも何度も書いたが、それを確認するようなことが身近であった。いい気分ではない。

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自然・環境」カテゴリの記事

コメント

いつも拝見させております。
Sennaです。

今回の気象現象は本当にびっくりしました…
takさん他ご知り合いの方には被害がない様な内容でしたので安心しております。


それにしても最近の気象はおかしいですよね・・・。
本日フルムーン、これ以上なにもないことを祈りたいです。

投稿: Senna | 2012/05/06 21:28

 竜巻は、日本でも毎年10件から20件発生する温帯域の自然現象です。去年は鹿児島で3名死亡していますし、平成18年は北海道で9名死亡しています。昭和37年には茨城県でも小学校が倒壊する大規模なものが発生しています。私の住む地域でも記憶に有る限りでも数件あります。幸い死傷者は無かったように記憶していますが。
 
 今年の天候はおかしいというのは、江戸時代の農民の日記にもよく記載されている事柄です。昔の人は気候によって、作物の出来不出来が大きかったので、今以上に天候には敏感だったからでしょう。

 何でもすぐ、異常気象にしてしまうのは、悪い癖です。
 人間は自分の記憶に無いことは、おかしいと思い勝ちですから、記録に当たることが大事ではないでしょうか。私の書いたことは殆んど、ウィキペディアからの知識でした。

投稿: basara | 2012/05/07 05:51

おはようございます~
驚きました。
ニュースで、もしやと
しんぱいでした。
tak-shonaiさんはどうしておられるのか?と。
でも、なんとか難をまぬがれたのですね。
tak-shonaiさんのおっしゃっておられたように、
気候が過激になるんですね~
温暖化になったら、寒い地方に行けばいいかな?なんて、まちがいなんですねぇ。
ふむ・・・・


投稿: tokiko | 2012/05/07 10:25

Senna さん:

雹のために、屋根に被害があったという人がいます。

ただ、天災による被害は保険がきく(火災保険も) ので、この際、安く屋根のメンテができると思えば、かえって得になるぐらいです。

我が家は何年か前の雹の被害で、かえって助かった憶えがあります (^o^)

投稿: tak | 2012/05/08 00:00

basara さん:

>人間は自分の記憶に無いことは、おかしいと思い勝ちですから、記録に当たることが大事ではないでしょうか。

竜巻被害が毎年あるということに関しては承知していて、何年か前にも知人の家の屋根が吹き飛ばれたことがあります。ただ、家屋倒壊がこんなにも大きな範囲で広がったことに関し、今回は敢えて、ざっくりとした主観的印象を前面に出した書き方を選択しました。

主観的な印象であることはもとより承知ですので、「少なくとも私の記憶にはない」 というレトリックにしたわけです。

そのあたりが客観的でないという印象を与えてしまったのは、私の筆力不足と反省します。

>何でもすぐ、異常気象にしてしまうのは、悪い癖です。

不作などが度々起るのは当然として、それとは別の視点で、これだけ極端な気象現象が 「世界規模で継続あるいは連続して起る」 というのは、やはり「異常」であると、私は認識しています。

これほどの気象変化が江戸時代に起きていたら、作物被害は今日の比ではなかったはずです。

投稿: tak | 2012/05/08 00:13

tokiko さん:

我が家は無事ですけど、被害のあったつくば市北条地区とは、直線距離で 30km も離れていません。

いやぁな気分です。

ちょっと前までは、雹とか竜巻とかは、国道 16号線沿いに集中していました。それがだんだん広がって、もう少し都心から離れたところが危険ゾーンになってきているみたいな気がします。

投稿: tak | 2012/05/08 00:19

  takさんへ
  >これだけ極端な気象現象が 「世界規模で継続あるいは連続して起る」 というのは、やはり「異常」であると、私は認識しています。

  わたしは、世界中で異常気象が起こっているというのにも、正直疑問に思っています。この程度のことは、そこそこ起こっていたけど、通信網が未発達で、我われが知らなかっただけかも知れません。世界中から映像が此れほど頻繁に送られてくるようになってから、まだ、2.30年しかたっていません。
  私の90歳が近い叔母は、「しょっちゅう殺人事件や、少年事件が起こるいやな世の中になった。」とよく言うので、殺人事件も少年事件も昭和30年頃をピークに減っていると云うのですが、なかなか納得しません。昔は、今のように、日本中の殺人事件を、事細かには報道しなかっただけなのです。しかし、人間は事件報道のワイドショウ化により、今、何か異常な事件が増えていると思いがちです。
  マスコミもすぐに記録に当たれる立場にありながら検証しない、もしくは報道しません。随分昔、マスコミにより、少年の自殺が増えているというキャンペーンのような報道が溢れた時期がありました。その時、作家のなだいなだ氏が果敢にひとりで、子供の自殺は減っているという、統計を見ればすぐにわかる主張をし、沈静化させたことがありました。私は、なだ氏の愛読者だったので、拍手を送ったものです。

  >これほどの気象変化が江戸時代に起きていたら、作物被害は今日の比ではなかったはずです。

 いや、起きているでしょう。天明の飢饉とかありましたよね。今では、当時は小氷河期だったということになっているようですが。戦前にも飢饉はありましたよね。品種改良で飢饉は少なくなったのかも知れませんが、天候の変動はあったと思いますよ。ヨーロッパでも、たびたび飢饉は起こっていますよね。飢饉がなかったら、ケネディ家はアイルランドに今でもいるでしょう。

  私は原子力村ならぬ地球温暖化村がいると睨んでいます。

投稿: basara | 2012/05/08 02:58

basara さん:

凶悪事件が減っているというのはまぎれもない事実で、ジャーナリズムによって強く印象付けられているだけというのは、同感です。

>>これほどの気象変化が江戸時代に起きていたら、作物被害は今日の比ではなかったはずです。

>いや、起きているでしょう。天明の飢饉とかありましたよね。

すみません、言葉足らずでした。

言いたかったのは、品種改良や農業技術の発達がなかったら、今の世の中では天明の大飢饉レベルの被害が、しょっちゅう起きているかもしれないということです。

まあ、これに関してはゆるやかな気候変動の中で人間もそれなりの対応をしてきているので、一概に比較できませんが。

そして、このくらいの気候変動は過去にいくらでもあったというのも、事実です。

ただ、気候変動のスピードが尋常ではないということは確実に言えると、私は認識しています。

投稿: tak | 2012/05/08 10:05

basaraさんの「自分の記憶にないことは、おかしいと思い勝ち」というのはまったくもってその通りだと思います。顧みて自制が必要だなと。

とはいえ、小学生がそれを言うのならともかく、中年以上の人が言うのであれば、「記憶にない」のスパンがまぁ30年くらいあるわけで、「けっこう異常」と思ってもいいかな、とも思います。basaraさんご指摘の茨城県での被害も半世紀前の話ですから…。

投稿: 山辺響 | 2012/05/10 13:56

山辺響 さん:

私はなんと、今年還暦を迎えますので、記憶のスパンが半世紀はあります。

で、「俺の記憶にないんだから、ちょっと異常だろう」 という言い方を、近頃割と平気でするようになりました。
老化の一環かも知れません (^o^)

また、記憶にはあっても、それと同じような現象が、過去にないほど集中、あるいは連続して起きたら、それもやっぱり 「異常」 じゃないかと。

で、「とくに異常とは言えない」 と言っているより 「異常かも」 と認識してアンテナを磨く方が、まあ、カエルの釜ゆでにならずに済むかもしれないし。

投稿: tak | 2012/05/10 15:43

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