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2012/12/04

コンクリート板のつり天井なんて、ぞっとするよね

中央道、笹子トンネルのつり天井崩落事故は、かなりショックだった。最初にニュースを聞いた時は 「中国じゃあるまいし!」 なんて思ったが、同じような構造のトンネルが全国にあると聞いて嫌な気持ちになった。

東北地方の高速道には、つり天井方式のトンネルはないと発表された。東北地方は幸か不幸か高速道の建設が後回しになったので、後から開発された高性能ファンを使用する方式が多いらしい。その方がコストも安いだろうし。そういえば、トンネルの天井で換気扇らしきモノが回っているのは、私にとってお馴染みの光景だ。

ただ、高速道にないとはいえ、そのほかの道路にもないかというとそんなわけでもないらしく、例えば国道 112号線の月山第一トンネルと月山第二トンネルはつり天井らしいのである。このトンネルは私が帰郷する時によく通るので、「おいおい、ちゃんと点検しといてくれよ」 と言いたくなった。

それにしても、あちこちで指摘されていることだが、そんなに重い物体をつり天井にするなんて、フツーに考えたらかなり乱暴な話である。1トン以上のコンクリートが頭の上にワイヤーで吊されているなんて考えたら、大抵はぞっとするだろう。

確かに、40年も経てばドカドカ落ちてきても不思議じゃない気がする。これは単に素人が 「気がする」 と言ってるだけじゃなく、事実によって証明されたのだから、客観的にも相当大変なことである。

俗に 「ゴキブリが 1匹いたら 100匹いると思え」 という。1カ所落ちたら、全国で今にも落ちそうなところが 100カ所ぐらいあってもおかしくない。過去にも、同じような事故が連続して起きるという現象は珍しくないが、それは単なる偶然ではなく、類似要因の事故があちこちで起きるタイミングにさしかかったためということなのだろう。

根本的なことを言ったら、高速道を運用している会社は、「検査」 だけで済まさず、なるべく早めにコンクリート板のつり天井方式をすべて他の方式に置き換えてもらいたいものである。

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コメント

道路とかハコ物に関する公共事業でいつも思うのは、造った直後の便益を基にした費用対効果に加えて、維持・更新にかかる将来の経費も含めて妥当性を考えてもらいたいってことです。

重要なものとそうでないものを区別しないと、補修や建て替えすべきものが危険な状態に放置されてしまいます。首都高は結構ヤバいという話はよく聞きます。

過去数十年の「均衡ある国土の発展」のための公共事業のレガシーは、膨大な国債残高だけでなく、これから必要になる維持・更新・廃棄のコストとなって我々にふりかかってくるわけです。

投稿: きっしー | 2012/12/04 16:35

きっしー さん:

>過去数十年の「均衡ある国土の発展」のための公共事業のレガシーは、膨大な国債残高だけでなく、これから必要になる維持・更新・廃棄のコストとなって我々にふりかかってくるわけです。

まさにその通りですね。

私は 「カタチあるモノ」 として残るもの以外への公共投資を促進すべきだと思っています。

システムとか、スキルとか、情報とかとして保持し、伝えることのできる投資ですね。

若い世代の 「ディベイト能力」 と 「語学能力」 を高めるというのは、有望な投資だと思っています。

モノとしての投資の例外は、なかなか壊れないので、「実質半永久的」 とまで言われている太陽光パネルでしょうかね。

投稿: tak | 2012/12/04 20:45

>中国じゃあるまいし!
ここちょっと面白かったです(´,_ゝ`)プッ

でもこういうのはどっかひとつ、落ちないとわからないですよね

投稿: hiroyuki | 2012/12/04 21:22

hiroyuki さん:

>>中国じゃあるまいし!
>ここちょっと面白かったです(´,_ゝ`)プッ

ここ、決してウケを狙ったわけじゃないんですけどね ^^;)

>でもこういうのはどっかひとつ、落ちないとわからないですよね

そうなんですよ。それが永遠の問題です。
去年の大震災の被害にしても、そうです。

投稿: tak | 2012/12/05 08:30

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 かつて、「飛行機?、あんなカネでできた重てえものが落ちてこねえわけがねえ」というのを枕に使った落語家がいた。笹子トンネルで天井板崩落という痛ましい事故が起きた [続きを読む]

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