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2013/02/16

妙に感情的にならず、言葉をそのままきちんと受け取れば

私はいつも自分が 「アスペルガー症候群一歩手前の人間」 であると言っている。アスペルガー症候群の最も顕著な特徴は、「言葉で言われたことは額面どおり真に受けることが多い」 ということだ。私がまさにそれである。

しかし、真に受けすぎるのは問題だが、「言葉で言われたことをそのままきちんと受け取る」 のは、人間として身に付けなければならない素養だと思っている。日本人の中には、言葉をそのままクールに受け取らず、妙に感情的に解釈して怒り出し、まともな議論にならないという人が多すぎる気がしている。

私がこんなことを急に言いだしたのは、"中野美奈子アナがフジテレビをボロクソに批判 !!!「フジ時代は地獄の日々だった」 衝撃の告白に社員が大激怒 !!!" という、結構衝撃的なタイトルの記事を読んで、「ちっとも 『ボロクソに批判』 なんてしてないじゃん」 と思ったからである。さらにフジテレビ関係者も、「大激怒」 なんてしてないのだ。

中野美奈子という女子アナが、フジテレビ時代を振り返って 「地獄の日々」 だったと告白したのは、ファッション誌 『Numero TOKYO』 3月号のインタビュー記事内らしい。私はこの元記事を読んでいないのであまり断定的なことは言えないのだが、次に引用するような発言内容をみる限り、「ボロクソに批判」 というのは全然当たっていない。

なかでもつらかったのは先輩アナからの叱咤。番組の終了後、VTR をチェックした先輩から、「おまえには本当にニュースを読むセンスがない」 と事細かにダメ出しされ、しまいには、「あまりにも下手だから辞めろ」 とニュース読みから外されたことも告白。

<怒られた記憶しかなくて (中略)、早々に自信喪失してメンタルもガタガタ。ストレスでひどく肌荒れしてしまって、人に会うことすら避けてしまったり…。ちょっと鬱っぽかったんでしょうね>

当時は、局内のトイレにひとりでいるときがいちばん楽しかったといい、これまで語られなかった本音を赤裸々に明かしている。

この告白の、どこが 「ボロクソに批判」 なのだろうか。普通に読めば、自らの至らなさを正直に告白しているだけである。ちょっと深読みしても、「少し恨みがましい」 という程度だ。「批判」 というのとは、全然違うだろう。

この中野発言に対して、フジテレビ関係者は次のように 「怒り心頭の様子」 なのだという。

「自分の未熟さを棚に上げています。原稿が読めず、語彙力もないからいつも間違いだらけ。収録後にいくら注意しても上手くならなかった」

「プロ意識が希薄で、技術も未熟な新人を厳しく指導するのは当然で、それを "地獄だった" と言われたら、たまったもんじゃありません。しかも、体罰やいじめが社会問題になっているこのタイミングで、わざわざ古巣批判をするところが不愉快です」

この発言にしても、「怒り心頭」 というのは言い過ぎだ。言葉をそのまま受け取る限りは、「このタイミングで、わざわざ古巣批判をする」 というところを除けば (だって 「批判」 になんて、なってないから)、ごく当然のクールな反応に近い。

どうも 「衝撃の告白に社員が大激怒」 という記事には、「煽るだけ煽って話題にしてやろう」 というセンセーショナリズムのみが目立つ。

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コメント

まったく、こんなのがジャーナリズムたぁ、ちゃんちゃらお菓子い、もとい、おかしいやな。
お化け屋敷の呼び込みとかわらねぇやな。
へっくしょい!ちくしょうめ

投稿: 下衆兵衛 | 2013/02/16 23:32

下衆兵衛 さん:

>お化け屋敷の呼び込みとかわらねぇやな。

確かに同レベルですね (^o^)

投稿: tak | 2013/02/19 09:10

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