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2013/06/10

「じぇじぇじぇ」 と 「シェー」

産経のサイトの 【『深・裏・斜』読み】 で取り上げられている 「じぇじぇじぇブーム」 (参照) って何のことかと思ったら、NHK の朝ドラの 「あまちゃん」 が発生源のお話らしい。基本的にこの手の番組は見ないので聞いたことがないのだが、試しに YouTube で検索してみたら、こちらで聞くことができた。岩手県久慈市の小袖地区のみで使われるレア方言だという。

岩手県では 「じぇ」以外にも驚きを表す 「兄弟語」 が点在しているそうで、「じゃ」(盛岡市など)、「ざー」(宮古市)、「さー」(奥州市)、「ばー」(大船渡市)、「だ」(大槌町)などがあるという。産経の記事はさらに、次のように指摘する。

全国に目を転じると、驚きや戸惑いを表現する感動詞は、岩手県以外にも京都から伝わった形跡がある。ドラマなどで幕末の志士、坂本龍馬が発する 「ちゃ」 もその一つ。正確な数は不明だが、全国で少なくとも約 40以上の 「じぇ」 の “親類語” があるとみられる。

それを言ったら、その昔、おそ松くんに出てくるイヤミが連発した 「シェー!」 だって、「じゃじゃじゃ」 のお仲間に違いない。私の死んだ祖父も、何かに驚いたり感心したりすると、すぐに 「しぇー」 が出た。さらに何にでも 「のぅ」 が付く庄内弁のことだから、ほとほと感心したりすると 「しぇーのぅ」 なんて言っていた。

赤塚不二雄先生は新潟県で中学生時代を過ごしていて、庄内とはそれほど離れていないところだから、多分 「しぇー」 とか、それにごく近い感動詞を耳にしていたんだと思う。

そもそも 「しぇー」 は方言とも言い切れない。歌舞伎でも驚きを表現する時に 「しぇー」 とか 「しゃー」 とかいう感動詞が出てくる。「しゃー、そりゃ、まことか?」 ってな具合である。六代目歌右衛門の 「しぇー」 はとても見事だった。

「じぇじぇじぇ」 と 「シェー」 は、確実に親類なのだと思う。

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コメント

イヤミ氏は方言なんか使いませんよ。
彼は「ひぇー!」と驚いているのです。

ところが あの出っ歯から空気が漏れて、
「シェー!」になるのです。


遠い記憶ですが、これは当時の定説だったと思います。

投稿: McC | 2013/06/11 12:59

McC さん:

歌右衛門は出っ歯じゃなかったけど、「しぇー」でしたね (^o^)

多分、「ひぇー」 のおフランス語訛りなんでしょうね。リエンヌ地方ではとくにそれがきついとか。

投稿: tak | 2013/06/11 13:40

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