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2013/08/27

日本の国会が 「ダイエット」 であるわけ

昨日の話題、「国会前」 の道路標識の下の文字が、ローマ字の "Kokkai" から、英語の "The National Diet" に変ったことに間して、「英語が少しはできる人にさえちょっと荷が重いかも知れない」 と書いた。

勝手な印象論だが、米国連邦議会のことは "Congress"、英国の国会は "Parliament" というと知っていても、自分の国の国会が 「ダイエット」 だなんて、知らない人の方が多いんじゃないかという気がする。

私自身も外国人と英語で話す時に、日本の国会について何かコメントする必要がある時、"The National Diet" なんて言わずに、"Japanese Parliament" と言っちゃうことの方が多い。頭の片隅で、「えぇと、何だっけ、『ダイエット』 とか言ったよな」 と、ちらっと思うのだが、使い分けが面倒なものだから、つい勢いで "Parliament" の方が口をついて出てしまう。

そして、日本の国会を "Japanese Parliament" と言ってしまっても、英語のネイティブ・スピーカーから、「それは違うよ」 と指摘されたことは一度もない。大抵、問題なく通じてしまう。そんなこんなで、「何でまた、日本の国会は 『ダイエット』 なんだよ」 と、つい最近まで思っていた。

とりあえず、フツーの (何をもって 「フツー」 とするかは、ここではあえて踏み込まない) 国会は "parliament" で、ちょっと大がかりな連邦議会のことは "congress" というらしいという知識はあった。

"Parliament" の語源は、ラテン語由来の 「話す」 (フランス語では parle") から来ていて、「話し合いの場」 というようなことらしい。"Congress" は、語源的には 「ともに行く」 というような意味合いで、要するに 「集まり」 のことである。それで、中国の国会みたいなものといえる 「人民代表会議」 のことは、"The National People's Congress" という。

じゃあ、「ダイエット」 ってのは何なんだ? ということになる。検索してみたら、こんなようなことがわかった。

まず、お馴染みの方の 「ダイエット」 (食事での減量) に間して。古代ギリシア語の δίαιτα (diaita、「生活様式」 「生き方」) が、ラテン語 (diaeta) と古フランス語を経て、英語の "diet" となり、「(日常的に口にする)飲食物」 や 「食餌療法」 を指すようになった。

そして、国会を意味する "diet" も、なんと語源的には同じで、「生活様式」 「生き方」 を意味する古代ギリシャ語を起源として、「日程」 「日々の勤め」 等を意味するラテン語 "dieta" になり、転じて 「議会」 を意味するようになったという。(参照

へえ、同音異義語だと思っていたが、語源的には同じだったのか。これにはびっくりだ。

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