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2014/08/29

低反発素材を使った製品を巡る冒険

世の中には 「低反発マットレス」 とか 「低反発まくら」 とか 「低反発クッション」 とかいう品物があふれている。いくつかは試してみたが、個人的には恐縮ながら、「そんなにいいかなあ?」 という感覚しかない。

私が個人的に購入した経験のあるのは 「低反発クッション」 というものである。仕事柄、一日中パソコンに向かっていることもあり、とにかく座っている時間が長いので、お尻が痛くなるし、腰痛にもなりやすい。それで数年前に、ホームセンターで売られていたのを、お試し感覚もあって、つい買ってしまったのである。

で、その感想。椅子の座面に置いて腰を下ろすと、何だか妙な感覚になるほどゆっくりと沈む。当初は 「うん、これ、固さが直接伝わってこないから、いいかも!」 という気がする。それまでの固い座面との違いがありがたく感じられる。しかし 1週間もしないうちに、「あれ、そんなにいいかなあ?」 という疑問の方が多くなる。

というのは、「ゆっくり沈む」 というのはいいのだが、20〜30分も座っていると、沈み尽くしてペッタンコになっているのに気付く。ペッタンコということは、要するに、ちっともクッションの役割を果たさないということである。

で、「何だか変だなあ」 と思いながら立ち上がると、沈んでペッタンコになっていた部分が、ゆっくりと元に戻ろうとする。すぐには戻らないが、やがて元通りになる。それでもう一度腰を下ろすと、しばらくは快適だが、20〜30分もすると再びペッタンコになっているのに気付く。

というわけで、20分以内の仕事だったら快適なのかもしれないが、そんなことは滅多にないので、せっかく買った物だが、今では押し入れの肥やしになってしまっているのである。

「低反発枕」 というのは、出張先の某ビジネスホテルで試す機会があった。やっぱり、頭を乗せるとゆっくり沈む。ゆっくり沈んでやがてペッタンコになる。私は枕は低いのが好みなので、これは別に気にならない。

しかし寝返りを打って頭が横に移動すると、それまで頭のあった部分が、しばらく低いまま残り、新たに移動した部分は徐々に沈み始める。ということは、頭だけが重力の法則で、元の場所に戻ろうとする感覚がある。まあ、すぐに新しい状況に馴染むのだが。

とはいえ、私の場合、長時間のデスクワークで肩から首にかけてコリコリの場合が多いので、一時的で微妙な感覚に過ぎないとはいえ、頭が元の場所に戻ろうとするのに首全体で抵抗するというのは、少々安眠阻害要因に思われた。自分では買わないだろう。

「低反発マットレス」 というのも、出張先のビジネスホテルで経験した。ベッド・スプレッドとして導入されていたのである。この場合は、まあ、ベッド・スプレッド程度の厚さしかないので、「ゆっくり沈む」 とかいう感覚すらなく、あるんだかないんだかわからないものでしかなかった。

どうせ 「あるんだかないんだかわからない」 程度のものだったら、わざわざ高い金を出して買うほどのものでもないだろう。ただ、これは個人的感覚なので、中には重宝する人もいるかも知れないと思い、念のため、ネット販売のサイトでカスタマーレビューを当たってみた。

すると、なんと好意的な反応がやたら多いのである。世の中、わからないものだ。クッションの場合は 「ゆっくり沈んで、ペッタンコになるだけ」 という、私と同じ感想も少なくないが、「腰が楽になる」 という声も多い。ただ、長時間座る人ほど 「2枚重ねないとダメ」 といった指摘が多くなる。

一方、枕の場合は好意的な反応がぐっと増える。どんな環境でも安眠してしまう私でも気になったことが、多くの人には全然気にならないみたいなのが意外だ。私がよっぽどパソコン仕事で首がコリコリになっているのか、あるいは皆さん、よっぽど寝にくい枕から買い換えたのか、そのどちらか、あるいは両方なのだろうか。

マットレスの場合は、さらに好意的な反応が増える。ただ、製品としてはベッドスプレッドではなく、床あるいは畳の上に直に敷いて寝るタイプのものが主流で、「敷き布団と併用すると快適」 という声が多い。いずれにしても、ある程度の厚みが必要のようで、4cm 程度のものは不評だ。

子細にみると、体圧が適度に分散されて寝やすいという声もあるが、逆に腰の部分だけが沈んでしまい、寝疲れするという指摘もある。このあたりは、個人的な感覚の違いが大きいようだ。

まあ、要するに 「好きずき」 ということなんだろうが、こればかりは試してみないとわからないから、新規購入のリスクは、高価な物ほど大きいと思う方がいい。さらに、購入して間もなくカスタマー・レビューに投稿する人が多いだろうから、それまで使っていたものとの比較で、過度に好意的なレビューになっている可能性もある。

私がクッションで不満を感じるにも、1週間近く経って初めて気付いたのだから、そのあたりの要素も勘案してみる必要があるだろう。

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コメント

tak-shonaiさんごきげんよう~
こんにちは!
それが売り出された昔は、NASAで開発されたという宣伝文句で、非常に高価でした。それで、不眠症だった私もすぐに欲しいとあこがれていましたら、息子から誕生プレゼント。今でも長く長く使っています。
でも、
頭が沈んだら、眠りにくいのです。首のところにはタオルをぐるぐる巻いたのを当てて、やっと正常。
低反発が何の役にたっているのやら・・・
高反発枕のほうが良いにきまってらぁ~~~~私、そう思います。ふふふ・・・
やっと同じ感覚に人に出会いまして、うれしゅうございます!!
ごきげんよう~

投稿: tokiko6565 | 2014/08/31 15:23

tokiko さん:

使い始めてしばらく経って、ようやく「ゆっくりペッタンコになるだけじゃん!」 と気付くことが多いんでしょうかね ^^;)

私は、何がいいんだか、さっぱりわかりません。

投稿: tak | 2014/08/31 18:56

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