« 当ブログへの 「コメントが受け付けられない」 というケースの原因判明 | トップページ | ヒツジやヤギによる除草というお話 »

2014/11/07

野球の凋落

ちょっと前のことで恐縮だが、ネットで今シーズンのプロ野球個人成績ベスト 5 というのを見て、ほとんど顔と名前が一致しないことに驚いた。いや、顔と名前が一致しないだけでなく、名前も初耳というのが多い。

そういえば、野球なんて見なくなって久しいのである。プロ野球は見る気がしないが、サッカーなら見る。そのため、選手の顔と名前が一致するということでいえば、サッカーの方がずっと上になってしまった。それどころか、BS の中継のおかげでヨーロッパのサッカー・リーグの選手の方が、ずっと顔と名前が一致するという人も多いだろう。

若い連中に聞くと、生まれてこの方、野球なんて興味ないがサッカーなら大好きという声の方が大きい。野球はオッサンのスポーツというイメージが強いんだそうだ。うぅむ、なるほど。わかる。

私は前から言っているのだが、野球がなんでつまらないかというと、試合が動かないからである。何しろピッチャーが球を投げないことには始まらないのだが、その 1球放るごとのインターバルが長すぎる。延々とサイン交換をして、なかなか投げない。

一方、それにじれたバッターが勝手にタイムをかけてボックスを外す。適当に素振りをして、唾を吐き、スパイクシューズについた土をバットでコンコンと叩いて落とし、ようやくおもむろにバッターボックスに入り直すから、ますますダレる。

守備側がピンチになると、試合の運びはますますスローになる。野手がピッチャーマウンドに集まってなにやらごちゃごちゃ言っている。テレビ解説者までが 「ここはあせらずに、十分に間を取った方がいいですよ」 なんて言う。こちらは 「馬鹿野郎、間なんか取るな、いいからさっさとやれ!」 とじれる。

サッカーの試合時間は大体 2時間ぐらいだが、プロ野球の試合時間は 3時間半を超える。これじゃ、長すぎて付き合いきれない。そもそも上述の通り、試合が動かないのだから仕方がない。トータルの試合時間のうちで実際にオン・プレイになっているのは、半分以下という印象だから、はっきり言って退屈なのである。

その意味で、野球は相撲に似ている。相撲も延々と仕切り直しをするが、野球も延々とタイムをかけるのである。選手があんなに自由にタイムをかけられるスポーツなんて、ほかに知らない。相撲だって 「待った」 し過ぎたら怒られるというのに。

コアな野球ファンならそうしたオフ・プレイの間も、相撲の仕切り直しの間にいろいろと考えを巡らせるのと同様に楽しめるのだろうが、娯楽として見ているファンははそんな見方はしない。

観戦の仕方も、相撲と野球は似ている。観客席ではどちらもテキトーに飲み食いしながらゆったりと見ている。一方、サッカーはサポーターが総立ちでピョンピョンしながら応援するスタイルが多いから、のんびり飲み食いなんてしていられない。見ている方のコンセントレーションも違うのである。

そういえば、野球はラジオで聞いていても十分わかる。試合の動きがスローだから、言葉で説明できるのである。その点、サッカーはラジオではあまりよくわからない。一瞬ごとの情報量が多すぎて、言葉はついて行けないのである。だから、少なくともテレビでしっかりと試合を追いたくなる。その分、観客の能動性を要求する。

ある意味、野球はのんびり、じっくり考えて、時々ひょいと試合が進むのでる。だからじっと見ていなくても済む。飲み食いしている余裕がある。一方、サッカーは流れの中で常に変化するから、集中して見なければならない。

よく言えば、野球は 「動と静のメリハリ」 があるわけだが、「静」 の時間が長すぎるとダレる。これを、野球は退屈と受け取るか、考えながらじっくり見られると取るかは、人によるとしか言えない。私は 「退屈」 と受け取る方である。流れの中で動的に判断する要素の多いスポーツの方が性に合う。

さらにもう一つの要素として、日本では一般的にはまだまだ野球の方の人気が高いから、ニュースでもしっかり取り上げられる。試合結果を知るだけなら、ニュースで十分だ。だからファンの方はますます受動的になる。一方、サッカーはニュースにならないから、サポーターはますます能動的に試合を追う。

私はテレビでの試合中継も、そのうちプロ野球よりサッカーの方が盛んになるのではないかと思っている。

ちなみに、野球がオフ・シーズンになると、夜に運転しながらラジオを聞いていても、ラジオ局ごとにいろいろな番組があるから楽しい。野球シーズン中はどこの局も野球中継ばかりで、しかも同じ巨人戦を中継したりしているから、馬鹿馬鹿しくなるのである。

|

« 当ブログへの 「コメントが受け付けられない」 というケースの原因判明 | トップページ | ヒツジやヤギによる除草というお話 »

スポーツ」カテゴリの記事

コメント

プロ野球については、もはやチームを全部言えなくなっています(今でも12チームでいいんですよね?) 

先日、親が近鉄社員だったという30代の男性と知り合いまして、「バッファローズってまだあるんだっけ?」と聞いたところ、楽天イーグルスに落ち着くまでのあれこれの騒動をぼんやりと思い出すことになりました。

サッカーのテレビ中継については、野球と違ってCMを入れにくいという話を聞いたことがあります。しかし、そもそも10分おきだか15分おきにCMが入るというテレビ番組のモデル自体がもはや時代遅れでしょうから、そのへんはわりとあっさり克服されそうな気が……。

投稿: 山辺響 | 2014/11/11 11:39

山辺響 さん:

>プロ野球については、もはやチームを全部言えなくなっています(今でも12チームでいいんですよね?) 

私は、辛うじて言えました。
(オリックスがなかなか出てきませんでしたが ^^;)

>サッカーのテレビ中継については、野球と違ってCMを入れにくいという話を聞いたことがあります。

なるほど、最近は Wowow と BS NHK しか見ないので、その辺りの間合いはすっかり忘れてしまってました。でも、何とかなるでしょうね。

投稿: tak | 2014/11/12 00:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42004/60615139

この記事へのトラックバック一覧です: 野球の凋落:

« 当ブログへの 「コメントが受け付けられない」 というケースの原因判明 | トップページ | ヒツジやヤギによる除草というお話 »