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2015/04/06

(Mac に限らず) 一太郎ファイルを読み込む苦労

昨年の 5月、"私はジャストシステムの 「シルバー会員」 なんだそうだ" という記事でもちょっと触れたが、日頃 Mac を使っていて困るほとんど唯一の問題は、メールで一太郎ファイルを送ってこられた時にどうしても読めないということだ。

今や業務ソフトは MS Office がデフォルトになってしまったが、日本語ワープロの世界では、一部で一太郎が使われ続けていて、今でも地方のお役所や団体、小学校なんかではデフォルトになっていたりする。スプレッドシートに Excel を使っているくせにワープロは一太郎だなんて、ずいぶん無駄な運用だが、なぜかずっとそのままだ。それで、忘れた頃に 一太郎ファイルの添付されたメールが届いたりするのである。

Windows では 「一太郎ビューア」 という無料ソフトがあって、私も Windows ユーザーだった頃はそれで一太郎ファイルを開いて読むことができていた。しかし Mac ユーザーになってからは、一太郎がものすごく遠い世界のプログラムになってしまったのである。「一太郎 for Mac」 なんてソフトはないし、さらにそのビューアすらない。

ジャストシステムとしては、一太郎が Windows の世界でさえマイナーなワープロになってしまったので、しかたなく 「一太郎ビューア」 を提供しているのだろうし、Mac の世界では、それをする余裕すらないようなのだ。

私は一太郎ファイルを受け取ってしまったら、棚の奥からスタンドアローンの (アンチウィルスを更新してないので) 古い Windows マシンをしぶしぶ取り出し、USB スティックから 「一太郎ビューア」 で読み込んで、それを Word にコピペし、Mac に戻して読み込むなんていう面倒な作業をする。こんな親切な作業をする人は、今となってはそれほど多くはないと思う。

今となっては、一太郎ユーザーが 「自分はマイナーなワープロを使っているのだから、そのままの形でファイルを送っても、読んでもらえない可能性が高い」 と自覚して、それなりの対応をしてくれないと、周囲の者はちょっと困ってしまうのである。

ところが少なからぬ一太郎ユーザーはそうした自覚をほとんどもっていないようで、相変わらずノー天気に "jtd" という拡張子のファイルをメールに添付して送ってくる。送りつけられた今どきの初心者は、それが一太郎で作成したファイルであることを理解できない。さらに拡張子を表示しない設定で使っている人も多いから、ますますわけがわからない。

そうなると、たとえ Windows マシンを使っていても、「一太郎ビューア」 をインストールすれば開けるということも知らずにお手上げになり、「送ってもらったファイルは開けませんでした」 と返信することになる。そして、そんな返事をもらった一太郎ユーザーとしても、多くはどうしていいのかわからず、結局ウヤムヤになってしまう。

私は自分が一太郎ファイルを受け取った時に発揮する親切さの何分の一かの、ほんのちょっとした親切さを、一太郎ユーザー側に求めてもバチは当たらないと思っているのである。一太郎で作成した文書を他人に送りつける時は、"rtf" ファイルで保存して、それを送ってくれればいいのだ。そのくらいのちょっとした手間をかけてくれてもいいではないか。

しかし、私の知る限りの一太郎ユーザーは、「そのままでは開けないので、rtf ファイルで送っていただけるとありがたい」 とリクエストすると 「わかりました。どうも済みませんでした」 なんて返事をくれるものの、きちんと実行してくれる人はとても少ない。

大抵は次の機会にも相変わらず "jtd" で添付してくる。あれだけ 「開けない」 って言ってるのに、まともに理解していないようなのだ。そんなわけで、世の中ではメールに添付された一太郎ファイルの、多分半分以上は開いてもらえずに放り出されていると思う。ご愁傷様なことである。

これはもう、どうしようもない、願わくはどなたか、一太郎文書の中身を Mac で読み込めるビューアーを作成して提供してくれないものだろうか。贅沢は言わない。一太郎ファイルをダブルクリックしたら、テキストのみを引っ張り出すだけという最小限の機能でもいい。

フリーソフトでなくてもいい。2000円ぐらいなら出してもいいから、誰かやってくれるとありがたいのだがなあ。それとも、一太郎なんてあまりにもマイナーなワープロになってしまったから、その程度ではコストが合わないのだろうか。

ただ、一太郎ファイルが開けなかったからといって、業務に致命的な差し障りを生じたという覚えはあまりない。こんなことをはっきり言うのも恐縮だが、rtf を理解できない一太郎ユーザーの作る文書なんて、開けなくても別に構わない程度のものではあるらしいのだ。

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コメント

こんにちは~、おひさしぶりです。

あれっ、そもそも一太郎のデータってWordで閲覧・編集できたはずでは?

http://ameblo.jp/sumitak1329/entry-11265326880.html

お使いのMacにWordが入っているようでしたら、上記のやり方、試してみてください。


パソコン使い慣れない方に拡張子の意味を理解させるのは、とても大変ですよね。
紙に打ち出す文書を編集するには、一太郎のほうが断然細やかな設定ができるので、私は一太郎を愛用しているのですが、相手にデータ渡す時は大抵PDFにして渡してしまいます。

投稿: まこりん | 2015/04/06 21:53

まこりん さん:

おひさしぶりです。

前は Word で一太郎文書の読み書きができたのですが、Word 2010 以後は、できなくなってるんですよ。

私の Mac に入ってるのは、Word for Mac 2011 というバージョンなので、ダメなんですよね。

https://support.office.com/ja-jp/article/Word-2010-で廃止、変更される機能-a078d9c5-9f22-449c-b8c9-fb0a772edc0a?CorrelationId=45928c2c-659b-4397-b055-31cd5b13cc50&ui=ja-JP&rs=ja-JP&ad=JP

↑ のページに、次の記載があります。

一太郎コンバーター [ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [ファイルの種類] の一覧で、日本語版のコンバーターを使用できなくなりました。今後、Office.com ダウンロード センターで別個にダウンロードできるようになる可能性があります。

「可能性があります」 というだけの話のようで、まだ (多分ずっと) ダメのようです。

MS にとって一太郎はもはや、わざわざ便宜を図って上げるほどのものじゃなくなったってことなんでしょうね。

ちなみに一太郎は私にとっては 「日本人すぎる」 って感覚なんですよ。「なあなあ感覚が強すぎ」 と感じられるんですが、それが受け取りようによっては、「設定が自由自在」 ということにもなるんでしょうね。

私は英文タイプライターからキーボード文化に入ったせいか、「カチカチに決めつけた設定」 の方が取っ付きやすいんですよね。ワープロに関して言えば、私の感覚はもろにアメリカ人寄りです。

投稿: tak | 2015/04/06 23:48

フリーのOffice互換ソフト(LibreOfficeやOpenOffice)だと、何かプラグインを入れることでまだ一太郎ファイルを読めたような気がします。Mac用も出ていると思うので、「そのためだけに」(涙)インストールしてみるというのも手かもしれません。

※ この記事を読んでいて、「rtfファイルで送ってください」とお願いしたら「rtf.jtd」というファイル名で送られてきた、なんてネタが現実にありそう、と思ってしまった……。

投稿: 山辺響 | 2015/04/07 10:15

あっ、もうWordは一太郎対応やめてしまったんですね。切ない。MS的には一太郎なんてもう歯牙にもかけてないよ、と。
山辺さんがおっしゃってるようにフリーのOpen Officeに一太郎のプラグインあります。これが現状のベターかも。

https://www.openoffice.org/ja/download/

投稿: まこりん | 2015/04/07 19:04

山辺響 さん、まこりん さん:

残念ながら、OpenOffice の一太郎読込用プラグインは、Windows 用しかないみたいで、Mac OX ではインストールできませんでした。

実際は Mac 用こそ必要なのにねえ (T_T)

投稿: tak | 2015/04/08 15:34

そうかぁ、プラグインにもOS依存の要素があるんですね。「winmail.datはGmailで処理!」みたいに、「Google Documentでjtdが読める!」なんてことがないかと期待したのですが、これもダメでした……。

投稿: 山辺響 | 2015/04/09 11:02

2,000 円ですか…(゚ー゚;
サンプルファイルがあれば…

投稿: ひろゆき王子 | 2015/04/09 21:31

山辺響 さん:

結局は、古い Windows マシンに登場してもらうしかないみたいです。一太郎を読むためだけに、捨てずにとっておきましょう。

投稿: tak | 2015/04/10 00:52

ひろゆき王子 さん:

開発してみてください (^o^)

投稿: tak | 2015/04/10 00:52

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