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2015/04/28

もうすぐ 「立夏」

二十四節気でいうと、今は 「穀雨」 という時節である。江戸時代に出版された 『こよみ便覧』 によると、「春雨降りて百穀を生化すれば也」 とある。「こよみのページ」 によると、「田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる」 とされている。

確かにその通りで、今年の連休はとくに天気が安定するそうである。そしていよいよ、5月 6日は 「立夏」 となる。もっとも、立春から急に春らしくなるわけではないのと同様、立夏も 「夏の気が立ち始める頃、若葉の季節」 とされていて、いきなり夏らしい季節になるというわけではない。「初夏」 という言葉がよく似合う頃だ。

しかしどちらかというと、既にこの 2〜3日は 「初夏」 と言ってもいいような天候である。昨日などは北海道の帯広で 30度の真夏日を記録したし、「一体、どうなってるの?」 と言いたくなるような雲行きだ。「最近は天気が極端」 とは何度も書いてきたが、もう 「従来の極端が、今の常態」 ということなのかもしれない。

はっきりしているのは、春から夏への変化は急にどっとくるということである。逆に、夏から秋への変化はなかなかわかりづらい。残暑が続いて 「秋はまだか」 と、長らくふうふう言い続けるうちに、ようやく秋の風が吹き始める。

地球温暖化ということだから、暑い季節がしつこく居座るのも当然と思っていると、必ずしもそういうわけではなく、秋は短くて、いきなり冬になる。そして冬もなかなかしつこく、震えながら 「春はまだか」 と心待ちにし続けて、やっとの思いで春めいてくる。今月だって初旬まではやたら肌寒く、桜が咲いてから雪が降ったりした。

思えば今月初めまではずっと 「初春」 で、「まだまだ寒いね」 と震えていたのである。先月、一時的に暖かくなって 「今年の春は早いかも」 なんて思ったが、「寒の戻り」 がやたら強力で、今月半ばを過ぎてようやく本格的に春っぽくなった。

そして、いきなり 「初夏」 である。本当に、春と秋は短い。昨年の秋が昨今珍しいほどに、しみじみと長かった (参照) のは、造化の特別ギフトみたいなものだったのかもしれない。

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