« もし 「男性専用車両」 ができたとしても | トップページ | 秋の訪れが早い »

2015/10/15

茨城県取手市議会の 「ポロシャツデー」 を巡る田舎芝居

本日の新聞の折り込みチラシと一緒に届けられた 「取手市議会だより 第 212号」 最終面のあまりにもくだらない記事を読んで、申し訳ないけど 「ああ、隣町の出来事でよかった」 と、心から思った。こんなことが自分の住む市の議会で起きたら、ばかばかしくて税金払うのがイヤになるだろう。

1問題の記事は、「初の試み 議会ポロシャツデーを実施」 というものだ (左の画像をクリックすると、拡大して読めるようになる)。内容をかいつまんで言えば、市議会定例会初日 、議会内は 「省エネ」 のため、カラフルなポロシャツを着た議員で埋まったという話である。

取手市のウェブサイト (参照) によると、8月 31日の取手市議会第 3回定例会の議会運営委員会において、定例会初日と最終日は、議員が取手市作成のポロシャツを着用する 「ポロシャツデー」 とすると決定したことに沿うもののようだ 。

ところが、このポロシャツデーの決定に従わない議員がいた。共産党所属の 5人である。上の 「写真写真」 でも、なるほど 5人の議員はポロシャツを着ていない。

そこで公明党所属の染谷和博議員ほか 3名が、共産党の議会運営委員、遠山智恵子議員の委員辞任を求める決議案を提出した (染谷氏自身のサイトの記事に寄れば、提出日は定例会最終日の 9月 17日)。遠山議員が共産党議員をまとめきれず、「ポロシャツデー」 の議決に従わなかったというのが理由だ。

共産党の加増議員は 「ポロシャツの普及そのものは否定しないが、十分な話し合いもなく、議場でのポロシャツ着用の採決を求めるのは論外」 と反論したが、それは認められず、決議案は可決された。ただしこれは法的拘束力をもつものではなく、遠山議員は議会運営委員を辞任しない旨を明らかにした。もう、ドタバタである。

確かに、このポロシャツ着用を求める決議は不透明なところがある。繰り返すが、取手市議会が 「ポロシャツデー」 なるものの実施を決めたのが、8月 31日。しかしその 8月 31日には既に 「第 1回ポロシャツデー」 が実施されていて、共産党市議団以外の議員はポロシャツを着ていたのだ。

フツーに考えたら、それっておかしすぎるだろう。前回の定例会で既に決まっていたというなら話は別だが、議会で決めたのが当日のことで、しかもその当日には、既に先回りして実施されていたなんて、常識ではあり得ないじゃないか。

いや、それがあり得たのだ。取手市議会の裏の根回しのすごさを物語る。なるほど、こうしてみると、共産党の 「十分な話し合いもなく、議場でのポロシャツ着用の採決を求めるのは論外」 という主張は十分に理解できる。順序が逆なのだ。決める前からスタートしていたなんて、これはもう議会制民主主義ではなく、田舎芝居だね。

まあ、この 「省エネ」 のためというポロシャツデーも、既に秋が深まってしまったので、うやむやになってしまうのだろう。逆に、次の定例会初日に共産党議員団が 「やっぱり議決に従い、初日にはポロシャツを着ることにしました」 と言って、寒空にポロシャツ姿で現れ、「どうして他の議員は着用していないんですか?」 なんて追求したら、それこそ大ホームランだと思うのだが。

|

« もし 「男性専用車両」 ができたとしても | トップページ | 秋の訪れが早い »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

取手市が作成したポロシャツ?
市民の皆様の温かい血税で作らはったん?
それを市議会議員様が購入して…。
はぁ…。
それを嬉々として、市議会だよりなぁ。

市政45周年記念、そのポロシャツ企画は盛り上がったんでしょうか。
議会だよりに取り上げられている時点で、倉庫にダブついているお姿が、想像されて仕方がない。

投稿: 乙痴庵 | 2015/10/15 16:38

乙痴庵 さん:

在庫がだぶついたので、急遽議員が買い取ることにして、ついでに 「ポロシャツデー」 なんてものをでっち上げ、議決もしないうちから話は決まっていたということなんでしょうかね。

「省エネ」 のためなら、別に自前のポロシャツでもいいはずなんですがね ^^;)

投稿: tak | 2015/10/15 21:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42004/62479369

この記事へのトラックバック一覧です: 茨城県取手市議会の 「ポロシャツデー」 を巡る田舎芝居:

« もし 「男性専用車両」 ができたとしても | トップページ | 秋の訪れが早い »