秋の訪れが早い
今年は秋の訪れが早くて、今日は 11月中旬の気温だそうだ。私なんか、出かける時にウールのマフラーを巻いちゃったよ。
昨年の春頃までは、「最近は本当に春と秋が短い」 と嘆いていた。冬がいつまでも続き、「春はまだか」 と震えているうちにふと気付けば桜が開花して、あっという間に夏になる。そしていつまでも残暑が続き、「秋はまだか」 とうんざりしているうちに、木枯らしが吹き始める。
しかし昨年の秋は違っていて、9月 6日の時点で 「今年は秋が早く来ているが」 という記事を書いている。それに関しては、私は真夏の時点から 「旧暦では閏月で 9月が 2度あるから、秋が長くなる」 と予言していた。旧暦の 9月は晩秋だから、晩秋の季節感が長く続いても不思議はないと思っていたところ、果たしてその通りになったのである。
さらに遡れば、2009年には閏 5月があって、旧暦の 5月は 「五月雨」 というぐらいで梅雨の季節だから、梅雨が長引くと思っていたところ、まさにそうだった。旧暦は日本の季節感をよく反映すると言われるが、本当にその通りである。
で、今年の秋の訪れが早いのは、どうやらエルニーニョのせいらしい。エルニーニョが発生すると夏は冷夏に、冬は暖冬になるという。今年の 8月前半は猛暑が続き、「エルニーニョでも冷夏にならない年があるんだなあ」 と思っていたが、その猛暑はあまり長続きせず、8月下旬からやたらと雨が多くなって、気温も上がらなくなった。
そして 9月は例の豪雨になり、そのまま秋の気配が深まってしまったのである。そしてこのままエルニーニョが続けば、冬は暖冬になるはずだ。しかし夏も一時的には猛暑になったぐらいだから、この冬も短い間だけは寒さが厳しくなるかもしれない。
それに関東の雪は厳冬パターンよりも春の低気圧でもたらされるから、来年の春先に大雪があるかもしれない。覚悟しておこう。
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