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2016/04/15

保育所が不足しているのは

保育園不足伝えられて久しい。私は子育ての時期をとっくに終えたので、当事者として考えたことはほとんどないのだが、傍観者として不思議でしょうがないのは、子供の数が減っていて、小学校や中学校は統廃合が進んでいるというのに、どうして保育園は足りないのかということだ。

私の卒業した小学校も、今は別の学校に吸収合併されて既にない。今住んでいる地元の小学校も、私の子供たちが通学していた頃と比べると、クラスの数も減っているようで、余った教室が何とか資料室になったり、かんとか実習室になったりしている。とにかく、小中学校はガラガラなのだ。

それなのに保育園は足りなくて、入れない子供が多いのだという。これはもう、政治の怠慢としか思われないではないか。

もちろん行政側としては、「そんなに簡単なものじゃない」 と言い訳するだろう。まず想定される言い訳は、小中学校や幼稚園は文科省管轄だが、保育園は厚労省管轄だから、一律に言うことはできないということだ。しかしそうしたことを前提にしても、やっぱり行政が保育所不足の問題をまともに考えていないのは確かだ。何だかんだ言っても、学校が余っているのに保育所が足りないというのは、単純におかしい。

私としては結局のところ、政治家や官僚たちが、「家庭は夫が働いて、妻は家事と子育てをすべきだ」 と考えていて、両親が共働きをしなければならない家庭の事情をシリアスに考えていないというところに落ち着くのではないかと思っている。彼らは心の底では、学校は何があっても行くべきで、不登校児童なんてもってのほかだが、保育所なんて行くべきじゃないと考えているに違いない。子供を保育所に預けて親が二人とも働くなんて望ましいことじゃないと思っているのだろう。

彼らが本当に保育所の必要性をひしひしと感じていたら、何がどうあっても保育所を充実させる政策を実現するはずなのだ。そして子供を保育所になんて預けるべきじゃないとの考えを優先させるなら、それはそれで、少なくとも子育て期間中は共働きなんてしなくて済むような福祉政策を実現すべきなのである。

そのどちらも中途半端だから、いつまでたってもこんな状況なのだ。

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