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2016/04/21

「笑顔で接客します」 というステッカー

どこの店とかは言わないが (物販ではなく、サービス業ってことだけは言っておこうかな)、店内あるいは車内 (あ、これを言っちゃ、タクシー会社が含まれるとバレるか) に、「私たちは笑顔で接客します」 とか 「明るい笑顔で応対します」 とか書かれたステッカーがわざとらしく 貼られていることがある。しかし実際にはそんな店 (あるいはクルマ) で 「笑顔での接客」 なんて、受けた覚えがない。

店員たち (あるいはドライバーたち) は決して無愛想過ぎるというわけでもなく、ただ淡々と仕事をこなしているだけなのに、ステッカーの文言との落差のせいで、必要以上に愛想なしに見えてしまうのが痛恨である。こんなことなら余計なステッカーなんて貼らなきゃいいのに、貼っただけでサービスになると勘違いしているマネジメントが案外多い。

そういえば、店員が自然な笑顔で愛想よく対応してくれる店で、「私たちは笑顔で接客します」 なんていうステッカーを見たことがない。そんなステッカーなんてない店の方が、気持ちよくサービスを受けられるというのは、経験が雄弁に物語る。

人間はえてして 「ないものねだり」 をするものである。店の経営者やマネジメントもその習性から逃れられないどころか、実はもっともその傾向が強かったりする。

技術を売り物にするサービス業で、職人気質の店員が多かったりする店には、客としても必要以上のお愛想なんて求めない。威勢のいい寿司屋で職人が妙な作り笑顔で 「いらっしゃいませ〜♪」 なんて言うようだと、かえって気持ちが悪い。JAL の CA が自らの顔面に貼り付ける恐ろしいまでの作り笑顔に、私はぞっとしてしまうのと同様の感慨である。

だったら余計なステッカーなんて貼らなきゃいいのに、マネジメントは 「ないものねだり」 で、従業員に無理な 「作り笑顔」 を要求するのである。そして 「ないもの」 を 「ある」 ように言ってしまうので、その 「ないこと」 がかえって浮き彫りにされ、滑稽な様相を呈してしまうのだよね。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

むしろタクシーの運転手さんというのは、
何故こうも横柄なのか…と思うことが多いです
いちおうサービス業でしょうに
(´・ω・`)

投稿: ひろゆき王子 | 2016/04/21 21:35

ひろゆき王子 さん:

私の場合、割と友好的に話が弾むことが多いですよ。
たまたまいいおっさんに当たるのかなあ。

ただし、「笑顔で接客します」 というステッカーが貼ってあると、大抵だめですけどね (^o^)

投稿: tak | 2016/04/22 01:08

タクシーの運転手の仕事を生活の糧として、そして誇りをもってやってる人と、「なんでこの俺が運転手やらないかんねん」と思ってる人と二つに分けられますね。

前者は私鉄系と大手、後者はどうも中小のようです。
一言も口を利かない人、到着と同時に料金メーターをリセットしてしまい実際より高く請求する人は中小でしたね。

そこまで自分の仕事を蔑まなくてもいいのにと何度思ったことか。

個人タクシーは高級車が多くセルシオなんて素晴らしい乗り心地でしたが、高速を150km/hで飛ばされたときはぶったまげました。愛想はいいですが職業意識が最悪ですね。150km/hで事故ると乗客も運転手も死にます。こりゃもう棺桶ですよ。

最終結論:愛想とか笑顔なんてどうでもいいから、「安全運転」です。

投稿: ハマッコー | 2016/04/22 22:46

ハマッコー さん:

>最終結論:愛想とか笑顔なんてどうでもいいから、「安全運転」です。

同感です (^o^)

投稿: tak | 2016/04/23 00:57

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