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2016/08/15

「奥殿」 という言葉

今月 5日の 「比叡山の横川まで行ってみて」 という記事で、「比叡山の奥殿ともいうべき横川」 と書こうとして 「奥殿」 を 「おくでん」 と入力して変換しても 「奥伝」 という言葉しか出てこないのである。「ありゃ、俺としたことが、読み方間違えて覚えてたのかな?」 なんて思って 「おくどの」 で変換しようとしても、やっぱりうまくいかない。

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念のため辞書 (『大辞林』 の iPhone 版) で調べてみると、なんとまあ、「奥殿」 という言葉が見つからないのである。驚いてしまった。仕方ないから、「おくでん」 で単語登録しちゃったよ。

あまり気になるので検索してみると、その昔、三河国に 「奥殿藩」 (おくとのはん) という藩があったらしい。今の岡崎市に旧藩庁の 「奥殿陣屋」 というのが残っていて、もう 「奥殿」 での検索結果はこの関連ばかりずらりと並ぶ。

さらに意地になって検索すると、「週間長野 記事アーカイブ」 に 「駒形嶽駒弓神社 〜神仏融合 善光寺の奥殿?」 というページがあり、さらに 「トリップアドバイザー」 というサイトの貴船神社の口コミのページに 「できれば奥殿まで」 というページもある。ほら見ろ、「奥殿」 という言葉はそれほど一般的じゃないかもしれないが、ちゃんとあるじゃないか。

まあ、フツーは 「奥殿」 よりも 「奥社」 という言葉の方が知られているかもしれない。神社の一般的な拝殿、本殿のさらに奥の方、山深いところに 「奥社」 が祀られているところがある。健脚でもの好きで、多少は信心深い人が体力に任せて詣でるところだ。ちなみに上の写真は四国の金比羅様の奥社である。ここに行った時は、途中に 「イノシシに注意」 という看板があった。

ただ、私としては 「奥社」 より 「奥殿」 という方がありがたみがあるように思うがなあ。だって、拝殿、本殿ときたら、その奥は 「奥殿」 という方がしっくりくるじゃないか。

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