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2016/12/30

今年は JR の急行列車の定期運行が全廃されたらしい

「近頃 JR じゃ 『急行列車』 というのがめっきり減っちゃったなあ」 と思っていたら、今年 3月の北海道新幹線開業に伴い、最後の急行 「はまなす」 が廃止されて、これで JR には定期運行される急行列車というのが 1本もなくなってしまったのだそうだ。

Chokait

「へえ! じゃあ 「特急 (特別急行)」 という名称の意味がなくなっちゃったんだから、ぜんぶ 『急行』 にしちゃえばいいじゃん!」 と思ったのだが、よく調べると、今後も臨時急行列車が走る可能性があるので、「特急」 の名称はそのままなのだそうだ。

世の中には、「すべて 『急行』 として、時々臨時運行される昔の急行に相当する便は、『準急』 とすればいい」 と言っている人もいるようだが、まあ、それだとややこしくなるので、現実的にはずっとこのままなのだろう。JR は特急のことを英語で "special express" と言っているようだが、こうなったらちっとも 「特別」 でも 「スペシャル」 でもないのだがね。

思い起こせば、私が学生時代は 「鳥海」 という名の急行列車があり、上野駅始発で、上越線の長岡を経由して羽越線に入り、日本海岸を北上して秋田まで行っていた。夜行の普通席で行くと、一晩中固い座席で揺られ (あるいは満席で座席に座ることすらできず)、朝になってようやく到着していた。

所要時間は約 9時間。飛行機だったら米国のシアトルまで行ける長旅である。あの頃は若かったから、そんな旅もごく普通のことと思っていて、6時間で行ける特急 「いなほ」 は、ちょっとした贅沢という認識だった。

今なら上越新幹線の 「とき」 と 羽越線特急の 「いなほ」 を乗り継いで 4時間 20分足らずで行ける。昔の急行の半分以下の時間だが、今はその急行列車がなくなったので、これが標準の行き方になってしまった。山形新幹線で新庄まで行き、そこから陸羽西線で酒田まで行けば 610円安上がりになるが、時間は 1時間ほど余計にかかる。

で、実際に上越新幹線〜羽越線特急というルートを使って酒田まで行くと、新潟で乗り継ぐ特急 「いなほ」 の停車駅というのが、昔の急行 「鳥海」 の停車駅とほとんど同じなのだ。つまり、昔の急行が特急に格上げされているだけなのである。まあ、特急の快適な車両だし、スピードもそれなりに速くなっているので、「ぼられてる」 という感覚はないが、多少は 「なんだかなあ」 と思ってしまう。

というわけで、田舎に行くのに特急料金を取られたくなかったら、夜行の高速バスを使えということなのかもしれない。ちなみに夜行バスだと、JR の特急を使う場合の半額で行ける。所要時間もほとんど昔の急行列車と同じぐらいなので、体力さえあればこれがオススメなのかもしれない。

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