« 4LDK のマンションの広さ | トップページ | 最近、大いびきをかく人が減ったような気がするが »

2017/03/01

あのやたらとつま先の長い 「スワールトゥ・シューズ」 を巡る冒険

最近街で、やたらとつま先の長い靴を履いてる男を多く見かけるようになった。当人はカッコいいつもりで履いているのかも知れないが、申し訳ないけど、靴は丈夫で歩きやすければいいと思っている私には、やたらチャラい感じがするだけなのである。とくにつま先の極端に長いデザインのものだと、魔法使いのおばあさんの靴にしか思われない。

170301tc_2

あんなにつま先が長いと、自分の足指の先に無駄な部分があって (業界用語では 「捨て寸」 と言うらしい)、歩く時にやたらとつま先をぶつけまくったり、人の足を踏んだりしなんだろうか。まあ、私の足を蹴ったり踏んだりしないでくれさえすれば、そんなことはどうでもいいけど。

あのつま先の長い靴を、ファッション業界では 「スワールトゥ・シューズ」 というらしい。これでも昔は、ファッション関係の記事を書きまくっていた時代もあったので、そのくらいのことは何となく知っている。Google で画像検索してみると、上の写真のようなことになり、99%以上が男性用である (写真をクリックすると、実際の検索結果の Google ページが表示される)。

この 「スワールトゥ・シューズ」 というものには賛否両論あり、「ビジネスで履く靴じゃない」 という指摘があるかと思うと、一方では 「ビジネス用スワールトゥ・シューズ」 なんていうのもある。はっきり言ってわけがわからない。

で、元の英語はどうなのかというと、どうやら "swirl toe shoes" となるようなのだ。「スワール」 と読まれるだろうと思われる英単語を調べても、”swirl" 以外に見つからないのだから、ほぼ間違いないと思う。で、"swirl" という単語の意味は、動詞と名詞があるが、動詞だと 「渦巻く」、名詞だと 「渦」 というようなことになる。

どうしてつま先の長い靴が 「渦巻きつま先」 ということになるのか、私にはよくわからないが、とにかくそのように言うらしい。そしてさらにわからなくなるのだが、英語の "swirl toe shoes" で画像検索すると、下のようになる。(これも画像クリックで、該当ページが表示される)

170301tc2

一見してわかるのは、女性用シューズがやたら多いことである。どうやら、日本語の 「スワールトゥ・シューズ」 のほとんどが男性用なのに対し、英語の ”swirl toe shoes" になると、なぜか女性用の方がずっと多いということのようなのだ。

どうやら、「スワールトゥ・シューズ」 と ”swirl toe shoes" というのは、ぴったりと一致するカテゴリーではなさそうなのである。「コート」 と "coat" がぴったり一致しないのと同じような現象なのだと思われる。メンズ・シューズのカテゴリーに限ってやたらと 「スワールトゥ・シューズ」 がフィーチャーされるというのは、案外日本特有の現象なのかも知れない。

ただでさえやたら足の大きい西欧の男性が、つま先の必要以上に長い靴なんか履いたら、邪魔くさくてしょうがなくなるだろう。とすると、小柄な男性の多い市場なればこその話なのかなあ。足を大きく見せたいという深層意識の現れとみることもできる。

|

« 4LDK のマンションの広さ | トップページ | 最近、大いびきをかく人が減ったような気がするが »

ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事

コメント

渦巻きの靴は、小人さんの靴ですね、童話の。
魔除けの意味がありそう。現代には必需品なのかな⁈
前に入らないもの付いてたら、ひとは避けるから、
洋物のわたしの記憶は、海賊とか剣かくしてたイメージが。あっ逆に踏みつけたくなるか!コンチクショウって、、もう一方のかかと側でしたっけ。

投稿: BEKAO | 2017/03/03 03:04

入らないものもいらないものですね( ̄▽ ̄)

投稿: BEKAO | 2017/03/03 03:09

BEKAO さん:

ははあ。

投稿: tak | 2017/03/04 00:07

ああいう先っちょのブーツ、西部劇に出てくるガンマンが履いてましたよね。馬のあぶみにかけやすいからでしょうね。でも長い距離歩く靴ではなさそうですね。ちょっとしたウェスタン趣味なんでしょうかね。ぶっちゃけ、私はああいう靴をビジネスシーンで履いている人にあまり良い印象を持っていません(偏見?)

投稿: 萩原みずねっちーに | 2017/03/04 09:13

萩原みずねっちーに さん:

そうか、ガンマンか。

投稿: tak | 2017/03/04 15:29

スワールトゥというのは和製英語ですね。英語圏では bicycle toe です。元々は足を細く見せるために考案されたセミフォーマルないしはスマートカジュアル用のデザインだそうです。

投稿: Anon | 2017/05/26 20:07

Anon さん:

なるほど。
画像検索してみましたが、スワールトゥは、bicycle toe を元にして、それを日本人が誇張したような感じですね。

投稿: tak | 2017/05/26 20:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42004/64958552

この記事へのトラックバック一覧です: あのやたらとつま先の長い 「スワールトゥ・シューズ」 を巡る冒険:

« 4LDK のマンションの広さ | トップページ | 最近、大いびきをかく人が減ったような気がするが »