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2017/05/19

ゆるい左カーブでは、突然逆走自転車が現れる

(この記事は、一度 17日の記事の 「追記」 として書き加えたものだが、結構大事なことなので、しつこいようだが本日付の独立記事としてアップし直すことにした)

こちらがクルマを運転している時でも、はたまた自転車に乗っている時でも、逆走自転車に出くわして一番肝を潰すのは、例えば下の写真のような、ゆるい左カーブを辿っている時だ。

1705172

クルマや自転車で、この写真の手前から向こうに向かって走っている時、左の生け垣の影から突然逆走自転車が現れることがある。それはもう、ちょっちゅうある。なにしろ、このあたりでは、自転車の 80%以上が右側通行してるのだから、日常茶飯事である。こちらがクルマの場合は、急停止せざるを得ないが、相手は絶対に謝りもしない。

向こうから来る自転車がまともに左側通行して、このカーブを大回りしてくれれば、何のことなくすれ違えるのに、このあたりの自転車は、ほとんど逆走して、生け垣の影から突然飛び出してくるのだ。ここは隠れた危険地帯である。

(余計なお世話と言われるかもしれないが、私がこの写真の左の土地のオーナーだとしたら、よりによってこんな背の高い生け垣は設置しない。スカスカで見通しのいいフェンスに取り替えたいところだ。目の前の道路の安全のためには、確実にその方がいい)

「センターラインのないような細い生活道路なら、自転車の右側通行もあり」 なんて、逆走を助長するようなことを言っちゃいけないのは、この写真を見るだけで理解できる。中には平気でそんな指導をする学校の先生もいるらしいが、そんな人は直ちに停職にしてもらいたい。危なくて、子どもを預けられない。

私は自分が歩行者として向こうから右側通行してくる時でも、何となく怖いと思う。出会い頭にクルマや自転車が現れるのを想定して、慎重にならざるを得ない。まあ、繰り返すがこの辺の自転車は 80%以上が右側通行だから、変な話、自転車と出くわすリスクは低いが、クルマと出くわすリスクは十分にある。だから私は往きも帰りも絶対に、この写真の右側の歩道を歩く。

ちなみに、バギーカーに掴まった老人は、歩道の縁石を越えるのがおっくうらしくて、歩道の反対側をヨロヨロと歩く。これはこれでかなり注意しなければならない。なにしろ、彼らがこちらから向こうに行く時は、歩行者として左側通行しているのだから、逆走自転車とは逆走同士になって、下手したら衝突する。逆走自転車で老人に怪我させてしまったら、かなりの責任問題になる。

そして自転車で逆走するようなヤツは、そんなリスクはつゆほども考えていない。これも前に書いたことだが、基本的な情報 (簡単な交通法規とかね) が、すべての人に当たり前に行き渡るなどと考えるのは甘すぎる。まともに生きていくのにどんなに必要で適正な情報であろうとも、それを受け取らない人は、金輪際受け取らない。それは受け取るのを拒否しているのではなく、ただひたすら無意識なのだ (参照)。

歩行者として右側通行する時でさえ恐ろしい気がするのに、よくまあ自転車で平気で逆走できるものだと、私は遠くを見る目で嘆息してしまうのである。

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コメント

> 最悪の事態に備えて慎重な運転と歩行を心がけるのは、どんな場合でも必要ということで、とりあえずの結論としましょうか。

それはもう、その通り、それ以外の結論はあり得ないですよね。

> 「センターラインのないような細い生活道路なら、自転車の右側通行もあり」 なんて、逆走を助長するようなことを言っちゃいけない

だからもぅ!勘弁してくださいって TOT
「右側を走りたい人の気持ちも分からんでもないので、逆走車に出くわしても、そうカリカリせずに、安全運転しましょうや」てことで〜す^^

現実に80%以上の人が右側を走るということは、人々を右に向かわせる何かの理由があるんでしょう。だって、無意識の産物だったら、左右50%ずつになる筈でしょ?
その理由が何かなと考えて、思い至ったのが、「アイコンタクトによる安心」説だったのですが、これは全く賛同が得られなかったので、正解ではないのでしょうね。じゃあ、何なの?って話ですが、yutai さんは「自転車は右だと法規を勘違いしてる」説ですか。tak さんも2年前は、その論調でしたよね。でも、こんなこと言っちゃナンですが、逆走者さん達は、あまり何かの教えをキチンと守ろうとして右側を走っていらっしゃるようには見えないんですよね。ただ右を走ると気持ち良いから走ってるとしか。

う〜ん、tak さん、今度、逆走車に出会ったら、「貴殿はなぜ右側を走るのか?」と聞いてみてもらえませんか?怒らずにやさしく ^^

昨日の「6km試案」にもいくつか反応をいただいたようですが、ホント穴だらけです。スミマセン!
6kmというのは、現行法で歩行者扱いとなってるセニアカーの値です。が、たしかに2輪の乗り物では難しいですね。らむね さんの書かれていたように、自動二輪の試験では約7km/hの低速で狭路を通過する課題が設定されていますから。

大多数の自転車は、「車両」として教育するよりも、「歩行者」として保護した方が、実態に合ってると思うんだけどなぁ。
警察が速度で取り締まるのではなく、物理的に速度の出ない「低速自転車」と、免許が必要な「高速自転車」を別々に作って売れば、実装できそう。

上限の方は原付と同じで30km/hでしょうね。やはり免許制度を整備するならば、原付より速くはできないでしょ。あれ?いま自転車趣味の皆さんの困った顔が見えたような…?

投稿: 禅堂 | 2017/05/19 23:24

運転免許の教本にこういうのがありますよね。人やクルマが行き交う街路のイラストがあり「この絵の中にどんな危険があるか述べよ」的な。

その線でいくとtak先生提供の画像の場合、「自転車が左端を無灯火で逆走してくる」「自転車が脇道から飛び出してくる」「自転車が並走して逆走してくる」「カーブの先でおばちゃんが二人、車線中央に自転車を停め、井戸端会議している」「前方に飲酒運転のジジチャリが蛇行している」…これくらいでしょうか。いやはや、クルマを運転するのも大変ですね。

チャリ(蔑称)の右側通行に関しては、思うに「守ろうね クルマは左 人は右」という標語が人々の頭脳に刷り込まれているのかもしれませんね。チャリ(蔑称)利用者は、自分を歩行者と同格だと思っていますからね。

あと、おばちゃんは「自分の都合で動く生物」ですから、交通法規どうこうと言っても「馬の耳に念仏」ですね。

はぁ~(溜め息)。

投稿: 萩原水音子 | 2017/05/19 23:41

禅堂 さん:

>現実に80%以上の人が右側を走るということは、人々を右に向かわせる何かの理由があるんでしょう。だって、無意識の産物だったら、左右50%ずつになる筈でしょ?

これはもう、萩原水音子 さんが書いておられることだと思いますよ。以下に引用します。

>チャリ(蔑称)の右側通行に関しては、思うに「守ろうね クルマは左 人は右」という標語が人々の頭脳に刷り込まれているのかもしれませんね。チャリ(蔑称)利用者は、自分を歩行者と同格だと思っていますからね。

これ以上のことは考えられません。「無意識の産物」 だからこそ、先に刷り込まれた歩行者感覚が表に出ちゃうんです。言い換えると、「自分は歩行者じゃなく、『車両』 に乗ってるんだ」 ということに無自覚すぎるってことです。

そして自転車利用者が、自分を歩行者と同格だと思ってはいけないのは、これまでさんざん書いてきたことによります。

>大多数の自転車は、「車両」として教育するよりも、「歩行者」として保護した方が、実態に合ってると思うんだけどなぁ。

だぁからぁ、「これまでさんざん書いてきたことによります」 ってことなんですってばぁ。

昨日の記事に埋め込んだビデオと、本日の記事に載せた写真を、もう一度よぉく見てください。決して 「保護」 なんかされないんです。かえって危険なんですぅ。

仮に 「見通しの悪いカーブだけは、左側を通ること」 なんてルールを作ったとしても、そんなあっち行ったりこっち行ったりしなければならないルールを、誰が実際の走行に適用できますか?

>警察が速度で取り締まるのではなく、物理的に速度の出ない「低速自転車」と、免許が必要な「高速自転車」を別々に作って売れば、実装できそう。

そんな低速自転車を、どうやって作りますか? 時速 6km で自動的にブレーキがかかるとか、急にペダルが重くなるような装置のついた代物ですか?

そんな妙な装置のせいで割高になって、しかも重くて乗りにくくて危険な二輪車を、誰が買いますか?

どうしてもそうしたものが欲しいのなら、セニアカーを買いましょう。ただし、危険は付きものですから、覚悟して乗りましょう。それがいやなら、いっそ歩きましょう。

現在のところ、セニアカーがあまり問題になっていないのは、絶対台数が少ないからということもあるはずです。無闇に増えたら、きっと問題が噴出します。個人的には、あまり増えないほうがいいと思っています。

>上限の方は原付と同じで30km/hでしょうね。やはり免許制度を整備するならば、原付より速くはできないでしょ。あれ?いま自転車趣味の皆さんの困った顔が見えたような…?

仮にそうなったとしても、実際には時速 30km でペダル漕ぎ続けるのは、結構ホネですから、一般的には全然 OK ですよ (^o^)

下り坂などでは楽にそれ以上出ちゃいますけど、実際場面では、アロウアンスの範囲内とされるでしょう。アロウアンスを越えるほどの暴走自転車なら、それはそれで危険ですから、取り締まってもらっても構わないと思います。許可をもらったロードレースとかは別ですが。

ただそれを言ったら、原チャリだって、たいてい時速 50km ぐらいで走ってるし、突き詰めれば、「時速 30km」 という数値の妥当性を検討し直さなければならなくなりますから、警察は多分、そんなところまでは踏み込みませんね。

投稿: tak | 2017/05/20 00:41

萩原水音子 さん:

>あと、おばちゃんは「自分の都合で動く生物」ですから、交通法規どうこうと言っても「馬の耳に念仏」ですね。

おばちゃん的な人たちは、絶対にいなくなることはありませんので、最終的には 「十分に気をつけて走る」 ってことにしかなりません。はぁ〜〜 (ため息)。

投稿: tak | 2017/05/20 00:50

>>上限の方は原付と同じで30km/hでしょうね。やはり免許制度を整備するならば、原付より速くはできないでしょ。あれ?いま自転車趣味の皆さんの困った顔が見えたような…?

>仮にそうなったとしても、実際には時速 30km でペダル漕ぎ続けるのは、結構ホネですから、一般的には全然 OK ですよ (^o^)

同感です。
2,3時間のサイクリングで快調に飛ばせるのは時速26kmぐらいかな、私の場合。
ちょっとの差かも知れませんが、空気抵抗は速度の2乗に比例するので、伸ばすのは大変。
1人で時速30kmを超えて継続できるのは、大学自転車部ぐらいのもんです。
ちょっと調べたら、ツール・ド・フランスの平均速度が時速40㎞みたいです。
制限オーバーだけど、切符切られる速度じゃないですね。

あれ、陸上短距離選手が100m走すると時速30km超えるけどどうなんだろ(笑)
キリが無いですね。

投稿: らむね | 2017/05/20 12:19

らむね さん:

>2,3時間のサイクリングで快調に飛ばせるのは時速26kmぐらいかな、私の場合。

私はトシだから、平均時速 26km だと 3時間持たないです ^^;)

>ちょっと調べたら、ツール・ド・フランスの平均速度が時速40㎞みたいです。
>制限オーバーだけど、切符切られる速度じゃないですね。

競輪場じゃないですから、そんなにスピード出せるもんじゃありません。しょっちゅう信号で停められて、再加速するのにエネルギー使いますしね。

下り坂で一時的に 40km 越えても、切符切られるほどのものじゃないでしょう。長い下り坂だと危険ですから、かえってスピードをセーブすることになるし。(競技なら別ですが)

投稿: tak | 2017/05/20 21:07

左カーブもそうですし、先の動画にもあった左折直後もそうですよね(緩い左カーブに比べれば速度は落ちているでしょうが)。

あと、これまた先の動画にもありましたが、左側に路駐車両がいる場合。これも怖いですよね。路駐車両の向こう側から、突然、逆走自転車が膨らんでくる。

投稿: 山辺響 | 2017/05/22 14:24

禅堂さんの「大多数の自転車は、「車両」として教育するよりも、「歩行者」として保護した方が、実態に合ってると思うんだけどなぁ。」という意見はけっこう多くの人が持っているのではないかと思います。

しかし、だからといって右側通行にするのは、takさんが指摘されているとおり、全然保護することにならない。

それと、自転車を歩行者扱いすると、本来の歩行者が保護されない(歩道上での自転車対歩行者の事故を助長する)という問題があります(ま、現状まさにそうなっているわけですが)。

奇妙なことに、自転車に本格的に乗る人ほど「自転車に対する規制を厳しくしろ」と思っているんですよね(笑)

投稿: 山辺響 | 2017/05/22 14:33

山辺響 さん:

左折直後も、危ないですね。確かに。
二列並んでくる自転車なんかいると、こちらは停まるほかありません。

>自転車を歩行者扱いすると、本来の歩行者が保護されない

都市部では自転車の対歩行者事故が増えてるようですね。
田舎では、そもそも歩いてる人がいないので、あまり実感されてないようですが。
(100m 先のコンビニに行くにも、クルマで行く社会ですので ^^;)

奇妙なことに、自転車に本格的に乗る人ほど「自転車に対する規制を厳しくしろ」と思っているんですよね(笑)

それは言える。
野放図なことされると、イライラしまくりなので、自然そうなりますね。

投稿: tak | 2017/05/22 17:48

そういえば、ある自転車本に、

「自転車はどんな走り方するか読めないから気をつけよう」とドライバーに思わせておいた方が結果的に安全だから、自転車乗りのなかにルールを守らない奴が混ざっているのもそう悪いことではないかもしれない(だからそう怒るな)。

みたいな話があって、読んでいて「んなわけあるかい!」とツッコんでしまいました(笑)

投稿: 山辺響 | 2017/05/22 18:53

山辺響 さん:

10人いれば、10通りの考え方があるとは言いますが……

投稿: tak | 2017/05/22 23:20

いい加減、このネタを引っ張るのもどうかと思ったのですが、思い出したのでコメントします。

以前海外旅行でオランダに行きました。言わずと知れた自転車先進国です。
観光バスが停車し、バスから降りる私含め日本人客、入り口まで出てきてにこやかに手を振る運転手のおっちゃん、その目の前を通過しかかる10歳くらいの自転車少年。
その時、突然おっちゃんがその少年の自転車後部のフレーム(荷物載せてひもで縛るところ)をガシッとつかみ、二言三言の説教!!
どうやら、自転車走行ゾーンじゃないところを走っているのを注意しているようなのです。

見知らぬ子どもに、正しい交通ルールを、一般人の大人がそこまでして諭す。
現代の日本とのあまりの違いに、愕然とし憧れに近い感情を抱きました。
国を挙げて自転車を推進しているからそうなのか、それがなくてもそんな習慣が続いているのか・・・

まあ、仕事中にやるのは日本では賛否出そうですが(笑)。

投稿: らむね | 2017/05/23 01:11

らむね さん:

うぅむ、いい話だと思いますよ。

確かに、日本人だとクレーム付けそうですが ^^;)

投稿: tak | 2017/05/23 19:45

らむねさんに乗じて私もちょいと(笑)。
以前フランスに旅したときのこと(ツール・ド・フランスを見に行ったのです)、とある街中で自転車に乗った小学校1~2年生の男の子が、曲がるとき、ちゃんと手信号を出してキリッと曲がってましたよ。6~7歳ですよ?公道を自転車で走る以上、責任と義務があるということを子どもながらに自覚しているのですね。かっこよかったなぁ!
日本はだめですね。原発から何から「まぁええやないか。細かいこといわんとき。まぁ大丈夫やろ」の世界ですから。自転車にしても、親からして乗り方が出鱈目ですから。フランスの子どものレベルまであと100年はかかるでせう(おいおい)。

投稿: 萩原水音 | 2017/05/23 21:46

萩原水音 さん:

うぅむ、自分の責任はきちんと自分で取るという意識が徹底してますな。

翻ってこの国では...... ああ、言わんとこ。言うだけ恥ずかしい。

投稿: tak | 2017/05/23 23:07

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