「上りは右側を 下りは左側を」 という案内表示
みうら@素数大富豪という人の tweet に、思わず笑ってしまった (参照)。「朝夕のラッシュ時は 上りは右側を 下りは左側を」 と書いてある駅構内の案内表示板らしきものの写真に、ただ一言、「…ぶつかるよね?」 とコメントしている。
確かにこれだとぶつかるよね。早く言えば、「逆走」 状態になる。右側にこだわるなら、上りも下りも右側通行で、つまりフツーに対面通行すればいい。しかし駅の階段は往々にして 「右側通行」 なんて書いてあっても、それを遵守する人はあまりいない。勝手放題に手近なサイドで上り下りされている。
この案内表示を作った人は、こうした混乱状態を何とかしようとして、この案内表示を作ったんだろう。しかし痛恨なことに、下る人は階段の反対側にいるというごく当たり前のことを忘れたために、こんなことになってしまったわけだ。
まあ、この案内表示は多分、階段の下に貼ってあるのだろうね。これから階段を上ろうとする人に、「右側を上ってくださいよ。反対の左側は上から下ってくる人がいるから」 と言いたいのだろう。
この場合、階段を反対側から下ろうとしている人にはこの表示は見えないわけだから、実際問題として、とりあえず大混乱になることはないだろう。階段の上の方の表示は、上りと下りだけを入れ替えて、「下りは右側を 上りは左側を」 とすればいい。同じ看板だと大変なことになるが。
ただし、より妥当な言葉の使い方をするなら、「右側は上り専用、左側は下り専用」 とでもしておけば、Twitter のお笑いネタにされることもなかった。ただこれも、反対側の表示は右と左を入れ替える必要があるので、実際にはややこしいだけになってしまうが。
こうした表示って、実は案外むずかしいし、こうした表示もやってしまいがちなことだから、私も気をつけなければならない。
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