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2017/12/02

35年のクルマ遍歴でわかったこと

私がこれまで乗ってきたクルマを時系列で書き留めておこうと思う。最初に車を買ったのは 35年前のことで、以後に乗り換えたクルマのそれぞれの画像なんてまともなのを残していないから、以下の写真はすべてネットで拾ったものだ。色も同じのを選んである。

1_2 まず最初に乗ったのは、昭和 47年型のトヨタ 「スプリンター・ハッチバック」 である。これは今の家に引っ越して必要に迫られて買ったのだが、なにしろ家の購入の頭金で有り金を使い果たしていたから、友達の持っていた 8年オチをものすごく安く譲ってもらった。

35年も前のこととて、エアコンも付いていなかったし、高速道路で 115km/h ぐらいのスピードを 30秒ほど持続すると、エンジン・ルームからゴムの焼けるような臭いが漂ってきた。そうするうちに、左ドアのガラスが何もしないのに突然粉々に割れてしまうということがあり、ぎょっとした。

その頃は 10年以上経ったクルマは毎年車検という制度になっていて、修理代も合わせるとハンパじゃなくなってしまう。その上、なんだか身の危険まで感じ始めたので、乗り換え以外の選択肢はなかった。

2 次に乗ったのは往年のベストセラー、マツダの 「ファミリア」 。金がないからこれも中古車だったが、何だか事故車をつかまされてしまったようで、バランスがおかしい。ハンドルを常に左に切り気味にしていないときちんと直進しないので、運転していてかなり疲れた。「何だか嫌な感じだなあ」 と思いながら乗っているうちに、左右確認を怠って横から飛び出してきたクルマにぶつかられるという事故に遭ってしまい、2年足らずで廃車の憂き目にあった。

このクルマに関しては、そもそも選択の失敗としてしか印象に残っていない。

3 次に乗ったのは、日産の初代 「マーチ」 である。買ったのは 80年代半ばだが、この頃は赤いクルマが流行っていたなあ。このクルマ、一説にはジウジアーロのデザインと伝えられるもので、何だか初めてまともなクルマに乗ったような気がした。高速道路を大きなストレスなく走れるというのは、このクルマに乗り換えて初めて経験した。

ただ、買った当初は長女がまだ小さかったからよかったが、すぐに次女が生まれ、犬まで飼ってしまったので、帰郷するときなどはすぐに手狭になった。ロング・ドライブをすると結構疲れたのも、当時のリッターカーの、パワー不足の悲しさである。

4 次に買ったのが、あの頃に流行し始めていた RV (レクリエーショナル・ヴィークル) というやつで、三菱の今はなき 「シャリオ」 だった。2000cc、4WD、3列シートで、妻と 3人の娘、そして犬 1匹、猫 2匹を、何とか載せられた。このクルマでは、しょっちゅう家族でキャンプに出かけていたなあ。

ただ、このクルマまではオートマチックではなく、マニュアルシフトだった。マーチから乗り換える時に 「次はオートマにしたいなあ」 と思っていたが、シャリオの 4WD にはマニュアル仕様しかないというのだった。サスペンションもやたらと硬ったので、ロングドライブは当時の体力任せで乗り切っていたという印象である。

燃費は 8.8km/ℓ ぐらいにしか届かなかったが、あの頃はまだガソリンも安かったし、それほど気にはならなかった。いろいろな点で、今から思えば隔世の感がある。

5_2 3人の娘たちが全員小学生に育って、シャリオでも小さくなってしまったので、次に買ったのはトヨタの 「エスティマ・ルシーダ」 というクルマである。これはエンジンが 2500cc で、私が所有した中では、一番大きなクルマだった。しかも初めてのオートマチック車である。

キャンプにもしょっちゅう出かけたから、もちろん 3列シートの 4WD。ただ、夏の里帰り兼キャンプに出かける時は、これでも手狭で、屋根に取り付けたキャリアにまでどっさり荷物を積んでいた。燃費は平均 6.6km/ℓ と最悪だったが、さすがにトヨタ車で、乗り心地はかなりよかった。1人で遠くまで出かけ、車中泊なんてことも何度かした思い出がある。

6 エスティマ・ルシーダをかなりハードに乗りつぶして買い換えたのは、やはり RV のトヨタ 「イプサム」 というクルマである。娘たちが育って上から順に独自の生活を持ち始め、ファミリー・キャンプにもあまり付き合わなくなったので、2000cc 3列シートだが、3列目のシートはあまり使うことがなかった記憶がある。

世は低成長どころか 「マイナス成長」 とまでいわれるようになり、エコ意識の高まりもあって燃費がことさら気になるようになった。そうなると、どう乗ってもリッター 10km に届かないというのはかなり不満で、「もう、エンジンが 2000cc のクルマなんて要らないなあ」 と思いながら乗っていた時期である。

7 というわけで、次はコンパクトカー、マツダの 「デミオ」 である。3人の娘たちがそれぞれ自分のクルマを持ち、一時は我が家の狭い駐車場に 4台も停めていたのだから、所詮大きなクルマは持てないという時期だった。

久しぶりでリッターカーのハンドルを握ると、とてもきびきびと動いて気持ちがいい。「小さなクルマって、いいなあ!」 と実感していた。ただ、エンジンが小さいくせに燃費はそれほどでもなく、せいぜい 11〜12km/ℓ 程度なのがちょっと不満だった。

8そのうちに娘たちがそれぞれ独立して駐車スペースの余裕はできたが、それでも大きなクルマに戻ろうという気には到底なれず、次に買い換えたのもリッターカーの、スズキ 「スウィフト」 である。軽自動車主力のメーカーの製品だけあって、ますます軽快な乗り心地で、なかなか気に入った。燃費も 15〜16km/ℓ と、まずまずである。

乗車するのも夫婦 2人だけということが多く、「もう、1500cc 以上のクルマには戻れないね」 と語り合っていた。

9 ところが、「1500cc 以上のクルマには戻れない」 どころではない。娘たちが 「せいぜい 2人しか乗らないのなら、軽自動車にしなさいよ」 と、しきりに薦めるのである。「軽自動車だけは勘弁してくれよ。力はないし、高速でスピード出せないし」 と言っていたが、「お父さん、最近の軽の実力を知らないね。一度騙されたと思って乗ってごらんよ」 とうるさいので、今乗っているのは、ダイハツの軽自動車、「ミラ e:s」 というクルマである。

実際に乗ってみてわかったのだが、本当に最近の軽自動車はすごい。初代マーチなんかよりずっとパワフルだし、燃費は軽く 20km/ℓ 以上で、ロングドライブの時などは、25km/ℓ 以上の数字を叩き出してくれる。ハイブリッド車のプリウスと同レベルの燃費で、維持費はそれよりずっと安いのだから、十分満足だ。

これからもよほどの事情変化がない限り、しばらく軽自動車に乗り続けようと思う。この記事を書いてみて、私はクルマにステイタスなんて要素を全然求めないタイプなのだと、改めてわかった。とにもかくにも、スーツにネクタイ姿で 4ドア・セダンのハンドルを握るという自分の姿を、まったく想像できないのである。

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コメント

いやぁこれは興味深いコンテンツですね。ところで記事中の「ファミリア」と「マーチ」が同じクルマと言っていいほどデザインが酷似していますが、これは当時問題にならなかったのでしょうかね。まあ'80年代はどのクルマもカクカクしたデザインだったので、どうしても似たようなフォルムになってしまうんでしょうかね。私は普通免許を持っていないので(自転車命かよっw)乗せてもらう専門で、ドライバビリティとかには触れられませんが、現在の「ミラe:s」、なんともかわいいデザインですね。ミツバチみたいな触覚を2本付けたくなってしまいます(おいおい)。

投稿: ゲスマリオ博士 | 2017/12/04 09:45

最近はレンタカーしか乗りませんが、ホンダN-BOX(軽)が大のお気に入りです。リアシートを畳むと、前輪を外すだけでロードレーサーを2台積めるのがありがたい(運転席・助手席の2名乗車で)。外から見ると小さく見えるのに中は結構広くて快適です(まぁ夫婦とも身長170cm以下ですが)。

投稿: 山辺響 | 2017/12/04 14:38

ゲスマリオ博士 さん:

まあ、ファミリアとマーチは、大きさが違うので、実物は間違いようがなかったですけど、写真で見ると確かに似てますね。その意味では、当時は大抵のクルマが似ていたようです。

「多様性」 というコンセプトに違和感なく馴染めるようになったのは、実は最近のことなのかもしれませんね。

投稿: tak | 2017/12/04 17:13

山辺響 さん:

本当に最近の軽自動車は、スペース効率がいいです。軽自動車万歳ですわ。

投稿: tak | 2017/12/04 17:14

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