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2018/04/18

水面に飛び出した鯉の背びれ

下の写真は、我が家の裏を流れる川の水面を撮ったものである。何の変哲もない画像に見えるが、よくみると左右に 2つ、黒い筋状のものが見えるのがわかる。これらは実は、水中にいる鯉の背びれのようなのである。

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春になって陽気がだいぶ暖かくなり、運動のために土手を散歩していると、あちこちで鯉 (多分、鯉だと思う) がジャンプして水面に落ちる 「バシャッ」 という音が聞こえる。耳を澄ましていると、ほぼ 10〜20秒に 1度ぐらいの頻度で聞こえ、水中に戻る一瞬の姿がちらりと見えたりするので、水の中には結構な数の鯉が生息していると思われる。水が濁っているので、人間の目には見えないだけだ。

一度でいいから鯉のジャンプする姿を写真に撮ってみたいと、iPhone のカメラを構えて待ち受けたが、なかなか撮ることができない。あちこちで  「バシャッ」 という音は聞こえ続けるものの、カメラの視野は限られるし、仮にジャンプする姿が画面で見えたとしても、シャッターを押して写真に収めるのは至難の業だろうと諦めた。

ところが散歩しているうちに、上の写真の光景に気付いた。初めは藁屑か何かが浮いているだと思ったが、どうも様子が違う。藁屑だとしたらどんどん下流に流されて行くはずだが、この 2つの筋は一つところに留まったままなのだ。

近付いてよく見ると、この黒い筋の後ろ (「後ろ」 と言いたくなったのは、下流の方向なので) の水面下で、何やら動く様子がある。これ、多分鯉の尾びれ (尻尾) なのだろう。流れの中で上流方向を向き、ゆっくりと尾びれを動かしているので、ずっと一つ所に留まっていられるようなのである。

「へえ、呑気でいいなあ!」 という言葉が、思わず口をついて出てしまった。まさに春である。

通り過ぎて引き返し、再びこのポイントにさしかかった時には、2つの黒い筋は見えなくなっていた。さすがの呑気な鯉も、退屈して河岸を変えたのかもしれない。こういう時に 「河岸を変える」 というのは、果たして適当かどうかわからないが、ちょっとした趣きとして使ってみた。

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